「どうせ無理」なんて、ないんだよ
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とあるイベントに参加させていただいたときに「この本いいよ」って
「感動した」って、「涙が出てくるよ」っていうものですから
題名だけは覚えがあって、でも読んでいなくって、話を聴いていたら
真っ先に読みたくなって、そのイベントの帰りに
池袋のジュンク堂で買い読みました
「どうせ無理・・・」という言葉をこの世からなくす
著者は、北海道の赤平町というところ、夕張とか旭川とか富良野が
近いそうなんですが、そこで町工場を営んでいるそうです
で、つくっているのがリサイクル用パワーショベルにつけるマグネット
それと、田舎でロケットをつくっている
そんなことを、約20人の工場でつくっているそうなんです
えっ、ロケットをつくっているですって
人工衛星は、ホームセンターで売っているものでつくれるんですって
みんな、勝手に限界をつくっているって
頭で分かっていても、現実ってあるじゃないですか
だから、自分で自分をブレーキかけてしまっていて
気がついたら、変に周りの空気をよんで目立たないように行動している
そんなつまらない大人になっていたのかもしれません
いつからか、夢はかなわないものではないかと思いこむようになり
生活とか現実とか、目先の物事だけで判断するような日々を過ごし
頭では仕事は楽しいものだとか、自分で楽しくするものだなんて思いながらも
心の中では、そんなの空想だ現実離れしているあり得ないことだ
なんて自己否定を始めてしまっていて
中には、他人と自分を比較して自分はダメな人間なんだ
知識や技術、語学もダメだしお金もないしみたいな感じで
自分を勝手に本当は根拠のない指標で比べてしまって評価し
何の工夫もせず、どんどんと落ち込んでいってしまうような
ついでに景気も悪いし、外国資本のほうが勢いありそうだし
そんなの、本当はやってみないと分からないんだけど
そう、やってみないと分からない
読んでいると涙するから、電車の中で読むのはタブーだよって
聴いていたものですから、無意識というか何となく覚悟しながら読んでいて
でも、電車の中が一番読んでいて心地がいいものですから
いつもの通りに通勤電車の中で読んでいたのですが
まぁ、おかげさまというか涙をすることはなかったりもして
自分を信じる、このことを辞めたくはないですね
とても苦しい時期なのではないかと思います
日本経済、誰が何と言おうと楽に稼いでいる人は
実際にはいないわけで
売れっ子であろうと会社員であろうとアルバイトであろうと
過去とは比にならないくらいに厳しい環境であるといえます
「ノマドワーキング」や「フリーランス」なんて言葉も登場し
会社に縛られない生き方を提唱する向きもありますが
大事なことは、そんなことではないということなんだと
みんなが工夫してよくしていけば、
会社員だってフリーランスだって、どんな働き方をしていたって、
日本の未来は明るいのだ
そう思うわけなんですよねぇ
今を生きている私たちに使命があるとするならば
今の日本をもっともっと明るくし、チャレンジしていける環境をつくり
凝り固まった大人の頭の中ではなく、
まだまだ柔軟な未来の世を支えてくれる
より大きな可能性をたくさん秘めている子どもたちが、
もっともっといろんな発想で
できる限り無駄な制限をかけることなく、誰もやったことのないことを
漂々と達成していけるような、自由ですばらしい
未来の軌跡をつくってあげること
詰め込み教育、偏差値だけが頭の良さを測るバロメーターなんかじゃないと
そういうことを強烈に感じざるを得ませんでした
子どもだけじゃなく、大人も自分で勝手な論理で限界をつくりがちですが
読書したり、いろんな人に会ったり、勉強したり、パーティに参加したり
常に新しい刺激を受けて、より高みに成長できる人間で
ありつづけていきたいと、そう思いました
「どうせ無理」ではなく、「だったらこうしたら」
お金がなかったら、知恵を出していけばいいじゃないですかね
そうすれば、必ず乗り越えられるから
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【編集後記】
【ゲスト】(順不同)
岩崎夏海 氏⇒『もしドラ 』などの著者、作家さん
仲谷明香 氏⇒AKB48、『非選抜アイドル 』
布川隼汰 氏⇒シブがき隊「フックン」の息子さん
中山和義 氏⇒『大切なことに気づく24の物語』など
喜多川泰 氏⇒学習塾塾長、『NASAより宇宙に近い町工場』勧めた方
あと、仲谷さんと布川さんは若いのに落ち着いていて堂々とされていて
人に見られていることを職業にしている人は違うなぁって
まぁ、そんな印象を持ちました
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