学びは大切なことですからね
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講義形式で話が進んでいくこの著書ですが
教育という問題について、様々な視点から書かれているように思います
私自身、教育にはかなり興味があり
学校だけでなく社会人になっても教育に関する悩みは尽きないのではないかと
考えさせられることもあると思います
だって、簡単なことじゃないじゃないですか
教育って、将来の日本を占う上でもとっても大事なことだと思うのですが
それで、まだまだ議論が足りないように感じる分野ではないかと思います
私は子どもがいるせいか、かなり気になるところで
この著書は、教育に関することで様々な視点から講義をした内容を
まとめているって感じです
どちらかといえば、先生向けに講義された内容なのかなぁって思うこともありますが
教育っていうのは、どんなケースでも出てくると思うので
どなたが読まれてもいいと思う感じです
でも、残念ながら教育されていることと仕事で求められることが違っていて
学生の時には優秀だって言われていても、社会人では評価されないこともあり
教育の難しさがそこにあるのかもしれないなぁって思ったりもします
書かれていたことでそうだよなぁって思ったのが
ある人は100点を獲得しているのですが、他の誰も教えることがない
で、ある人は100点を取る能力はあるのですが、0点の人を教える時間を割かれていたため
80点しか獲得できなかった
でも、0点だった人は教えてもらうことで30点獲得することができた
そんなケースの場合
学生だったら、100点を取った人が成績順では当然上位にくるわけですが
社会人になると、80点の人が0点の人を30点に引き上げたわけですから
その合計は110点になり、ひとりで100点を取った人よりも上位にくる
個人のことばかり考えると100点を目指すことばかりになると思うのですが
職場全体、社会全体のことを考えると
どう考えても、合計は110点になること、そしてもっともっと伸びしろが期待できることを
行うには、後者を選ぶべきなんだろうなぁって感じます
残念ながら、その評価が正当にされているシステムになっているかどうかは
難しいところですが
個性個性って叫ばれるようになって
自分のことばかり考えるようになって
隣人がどんな人なのか分からないなんてことも不思議ではないといいますが
人間は自分のためだけに生きるよりも、誰かのために生きていったほうが
力が出るって、そんなことも聞いたことがあります
日本の教育にいろんな問題点が散乱しているのかもしれませんが
この著書を機会に、改めて見つめなおすいいきっかけになった
そんな内容だったように思います
かなりボリュームのある内容で、読みごたえがあります
様々な視点から教育について、みなさんも考えてみませんでしょうか
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