生後間もない新生児の脳でも、言語の抑揚の変化に反応することがわかった。
慶応大、新生児の脳でも日本語の抑揚の変化に反応することを確認
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/09/21/010/
記事によると
『一般的に右利きの成人では、音楽や言語の抑揚、アクセントなど
メロディを右半球の聴覚野優位に処理し、母音や子音の音韻の違
いを左聴覚野優位に処理する。これは左右半球の「機能側性化」と
呼ばれ、これまでに1歳までにこの左右半球の機能が側性化するこ
とが報告されていたが、7カ月以下の乳児については何も検討され
ていなかった(引用終わり)』
とのこと。
今回の研究により、新生児でも右半球の抑揚処理機能が、かなり
側性化されていることがわかった。これは胎児の時にある程度音が
聞こえているからだそうだ。
また音韻の違いを処理する機能は学習をしながら、1歳頃に構築さ
れるらしい。
「側性化」って言葉は知らなかったなあ。「そくせいか」と読むらしい。
勉強になりました。
ちなみに、特別支援教育の理論と実践という本に、神経細胞の構築
と髄鞘化は右半球から左半球へと進むとか、脳の基本的機能は先に
右半球が担い、機能が分化して左半球が構築される、というようなこと
が書いてあった。
このような、発達の過程も側性化と関係しているのかも…