インナーチャイルドカードセラピスト養成講座を最初にメニューに掲げたとき、
所要時間を10~24時間としていました。
これは大アルカナと呼ばれる22枚のカードを学ぶのに10時間、
小アルカナとコートカードと呼ばれる残りの56枚のカードを学ぶのに
もう14時間。
そういう計算でした。
それでも、1枚1時間、という教え方もあるようですから、
それに比べればずっと短いわけですが、それにしても費用的には
かなりのもの。
それと、デメリットはただ時間の長さだけではありません。
1枚1枚の意味を順番にバラバラに学ぶと、
やはり基本的な意味合いだけでも「覚えるのが大変」という感覚に陥ります。
もちろんカードは丸暗記するものではなく、
「感じるもの」とはどの先生もおっしゃることですが、
そうは言っても基本的な意味はあります。
それに、「感じる力」には個人差があるのです。
1枚のカードを見て、
次から次へイメージやアイディアが、
湯水のように湧いてくる人ばかりではありません。
セラピストであってもそれは然り。
ただの78枚丸暗記は無理。
でも何も覚えず、ただ感じる、だけでも
それはまた万人に通用する方法ではありません。
自分自身の体験の中から、
そんなことを感じていた私は
様々な試行錯誤を始めました。
伝統的もしくは他の種類のタロットカードを学んだのも
その試みのひとつです。
私は、
元々タロット使いではありませんが、
インナーチャイルドカードと出会ってから、
インナーチャイルドカードをより理解するために
いくつかの方法でタロットも学びました。
その中で、
「やはりインナーチャイルドカードはタロットカードである」
ということを感じました。
少しタロットカードを習ったことのある方ならご存知と思いますが、
タロットカードというのは1枚1枚の意味を丸暗記しては読めるように
ならない、と言われています。
じゃあどうするか?
タロットカードにはストーリーがあるのです。
インナーチャイルドカードもまた然り。
それを最終確認するかのように
私は2011年10月、
インナーチャイルドカード創始者のイーシャ・ラーナーさんの
インナーチャイルドカードワークショップに参加しました。
4日間の講座で感じたこと、
それは 「体系化して教えてもらえばすっと頭に入るよね!」ということ。
「1枚1枚バラバラに見ていく」のではなく、
「体系化して見ていく」ということ。
体系化が
短い時間で、スッキリと頭に入れる鍵です。