R保育園での出来事
本日は、R保育園での音楽指導の日である。
いつも楽しみにしている。ここは、来るたびに感動させてくれるからである。
私を奮い立たせてくれるのである。可能性に満ちあふれた子供たちが、目の前でどんどん新しい可能性を求めさせてくれているのである。
今日はこんなことがあった <その1>
年中さんのクラスでリトミックをやっているときである。私が「5人組になって手をつないでください。」というと、子供たちはてんでに5人組になろうとしています。二人組みになって手をつないでいる女の子に、「あそこのグループは四人だから一人どちらかが行ったら5人になれるよ。」
すると、その女の子が「○○ちゃんが行ったら、△△ちゃんが一人になるけーだめ!」
私は、言葉に困りました。「すげー!この子、ちゃんと人のことが考えられる子に育っている。」
普通、このぐらいの年代の子供だったら、自分のことで精一杯で、他人のことは後回し、もしくは考えないかである。すげー! で、私はどうしたかというと、その女の子に「そうだね。二人がばらばらにならないで、五人組を作るように探してみて・・・・・」結局、この女の子は四人組で終了しました。「残念だったね。」と声をかけると、「ウン!」といって笑顔でうなづいてくれました。
「次は頑張って先に見つけてよ!」「ウン!」 とまあ、こんなことがございました。
今日はこんなことがあった<その2>
年長さんのクラスでの出来事でした。
「年長さん。年中さんに教えてあげてください。」と私が言うと年長さんの半分ぐらいの子供たちが
「え~!」と言いました。 カチン!!
「いいよ、教えてくれなくて」って言うと、「教えてあげる」という。
子供の真骨頂である!
私は頑として、「結構です。教えてくれなくても・・・・・」このとき私はこの年長さんたちに、売り言葉に買い言葉ではないが、心にもない言葉が「え~??」って言ってしまった。何も深く考えていなかったのに、・・・・と言う事だろうと思う。
私たちも良くあることだ。「注意しなきゃ!」 しばらくたって、私は子供たちに「さぁ、今から楽しく楽器を叩きますよ。一緒に楽しくやりますか?」「はーい!」と子供らしく手を上げてにこにこと・・・
私はつかさず「え~???」すると子供たちは「やる、やる、やる。」と必死に訴えます。
ここで、子供たちに「え~??」の説明をしながら、教えました。
すると子供たちは素直に「ウン。わかった。」 これにて一件落着!
今日はこんなことがあった<その3>
年長さんの女の子で、いつも落ち着きがなく、集中力がかけている子が、いつもよりも目をぎらぎらさせている。 {あれ~?? どうしたのかな} と思いつつ、最後までこの子は集中力を保ち、目をぎらぎらさせて、一生懸命だった。
びっくりした。というよりもどうしたのだろう??と気になった。
終了後、先生たちとの雑談の中で彼女のことを話したら、家庭に少し問題が発生したらしい。
彼女は、必死で強く、良い子になろうとしていたのではないだろうか?けなげだね・・・??
本当の子供の心はよくわからないけれど、「子供なりに必死で考えている」「子供の世界の中で・・・・」「大人たちの勝手で、子供たちの世界を壊してしまっているのではないだろうか」
少し、考えさせられた。
こんな、子供たちとのやり取りがすっごく勉強になり、大人という汚れた人「汚人」にならないように
、子供たちにいつも教えられている今日この頃でした。