・・・いきなりPCの故障で更新頻度が空いたなあ。
そもそもデロイと聞いてピンとくる方は余程の事情通です。
デロイは1943年東芝で初号機が完成した(おそらくアジア初の)直流3000V・標準軌の電気機関車です。
この機関車は朝鮮総督府鉄道局(当時の鮮鉄局)の名称規則に従って、
デ ロ イ
(電気機関車のデ) (動輪六軸のロ) (一番目の車両のイ)
と名づけられました。
鮮鉄局に導入されたのはデロイ(東芝、三菱)とデロニ(日立)の二形式のみです。
デロイを同時期の鉄道省の最新鋭電機 EF12と比較してみましょう。
形式: デロイ(1943年)
全長: 19,500mm
電気方式:直流 3,000V
定格出力:2,250kW
回生ブレーキ装備
総括制御可能
(出典:鉄道ピクトリアル 1969/8月号)
形式: EF12(1941年)
全長: 17,500mm
電気方式:直流 1,500V
定格出力:1,600kW
(出典:Wikipedia)
デロイはEF12を一回り大きくしたような外観ながら、恐るべき性能を持っていたことが判ります。
続きはまた!