昨年秋に購入した ”WACHSEN Reise” なんですけど
ポタリング (pottering) 2011-10-21 (別窓で開きます)
日ごろの足として活躍中ですが・・・
パンクしました ( ̄_ ̄ i)
まぁ良くある事なんでわざわざブログに書くほどの事じゃないんですけど
自転車の記事は時々書いていて
興味を持ってくださる方もいらっしゃるみたいですし
影響されてツーリングなんて計画されているかも知れません
街中でパンクすれば押して自転車屋さんに持ち込めば良いんですけど
ツーリングとなるとどこに自転車屋さんがあるか解らない事もありますし
山の中なんて言えば・・・ (´・ω・`) 絶望っす
じゃぁどうするか? α(・_・) 直せる人とだけ走る
んにゃ、単独だったらどうする? (?_?) JAFって自転車やってたっけ?
パンクやタイヤ交換は覚えておいて
損は無いので全行程をお見せしちゃいましょう (^O^)/
まずスポーツタイプの自転車のブレーキはリムを挟みこむので
解放しておかないとパンク修理やタイヤ交換ができないんですね
古いタイプだと ”カンティ(カンチ)ブレーキ” って言うタイプが使われていましたけど
最近はロードなら ”キャリパーブレーキ” が主流でそれ以外だと ”V(ブイ)ブレーキ” でしょうね
私の ”WACHSEN Reise” と ”WACHSEN Angriff” も Vブレーキ ですけど
この3種類のブレーキは主にスポーツタイプなので強力で素早い反応を求めるため
すごく隙間が狭くてパンク修理の時にタイヤチューブが引き出せないんですね
キャリパーブレーキならワイヤーを ”クイックリリースレバー” で簡単に外せますけど、カンティブレーキは
これからお見せする Vブレーキ の要領でアームを絞ってドラム(ワイヤーエンドの留め具=金属の固まり)を外します
Reise にはカゴが付いていてよく見えないので Angriff で説明しますね
ゴムのカバーからストッパーを剥いてアームを手で寄せて絞ります
撮影の関係で作業していますので実際にはやりやすい位置で作業してくださいね
(通常は反対側から手を入れますからね)
Vブレーキのクイックリリース部は C の字型の切り欠きになっていて
リード管のストッパー部は引っかかるけど切りかけの狭い隙間からワイヤーが抜ける形なんですね
アームを絞ってリード管を持ちあげます
カンティブレーキならこれでリリース部のドラムが動かせるはずですので引き抜きます
Vブレーキの場合はこれで手を離せばOK
解放されましたね
シティサイクルなどは比較的ブレーキシューの隙間が開いていますので
シューを片側に寄せて、隙間を広くしておいてその隙間を通します
バルブを抜いて空気を抜き、ロックナットをゆるめます(取ってしまっても良い)
タイヤレバーをバルブから2本目か3本目のスポークの辺りに差し込みます
タイヤレバーを起して反対側のフック部をスポークに掛けます
スポークは交互に左右に交差していますので
反対側には遠くて掛けられませんからね (;^_^A 近い側を選んでね
バルブの反対側のやはり2本目か3本目にタイヤレバーを同じように掛けます
もう1本のタイヤレバーでバルブから遠ざかるように5cmくらいづつ起していきます
2本しかない場合にはタイヤが半分抜けた状態を維持して1本を抜き取り
バルブを遠ざかるように外していきますが、レバーの刺してある方を起さないと
ビード部が戻ってしまうので注意ですよ
α(・_・) ビード部って言うのはタイヤの部分名称で
路面と接する部分を ”トレッド面” とか ”トレッド部” って言うんですけど
タイヤの脇の部分を ”サイドウォール” って言うんですね
サイドウォールの端のリムに収まる部分を ”ビード部” って言います
慣れてくるとタイヤレバー1本でも出来るようになりますよ ( ̄ー ̄; お勧めはしませんが
タイヤが1/3ほど外れてくるとレバーを差したままずらせば
簡単にタイヤが外れます(チューブを傷つけないように注意)
チューブをリムに止めているロックナットを完全に取り、チューブを引き出し
バルブだけ取りつけます
自転車に使われるバルブは3種類あるんですけど、写真のものは
”DunlopValve(=ダンロップバルブ)” と呼ばれ ”EnglishValve(=英式バルブ)” とも呼ばれますけど
日本では一般的な自転車に使われていて、中には ”SchraderValve(=シュレーダーバルブ)” って言って
自動車やオートバイと同じバルブのものもありますけど ”AmericanValve(=米式)” と呼ばれています
ロードレーサーなどはタイヤチューブも違っていて
バルブも ”PrestaValve(=プレスタバルブ)” って言う高圧向けのバルブが使われていますが
”FrenchValve(=フレンチバルブ=仏式)” と呼ばれています
私が ”WACHSEN Reise” と ”WACHSEN Angriff” を選んだ理由のひとつでもあるんですけど
一般的なバルブを使っているのでどこでも修理が簡単だからでもあるんですね
難しいわけではないんですけど出先で部品が手に入りやすくて
空気入れもどこでも売られているからなんですね α(・_・)
空気入れで空気を入れ倍くらいの太さまでふくらませて
水に浸けて空気の漏れている個所を確認します
見つけた穴に爪楊枝を刺します
あ! これは私のやり方で目印なんですね
マッチ棒でも小さな木の枝でも何でも良いんですけど
見失わないためと、他の穴を続けて探すためなんですね
穴は1ヶ所とは限りませんから
1つ見つけたらもう1~2周水に浸けて空気の漏れが無い事を確認します
で、忘れがちなんですけど
タイヤの内側に穴を空けた犯人が刺さって残っている事がありますので
バルブをバルブの穴の辺りに当ててみて、特に穴の開いた辺りの
内側を探ってみます
ガラスなど手を切りやすい物の時もありますから
素手でなく軍手をはめる事をお勧めします
全部の穴を確認して
タイヤ内部に原因が残っていない事を確認したら穴をふさぎます
セットにヤスリがあればヤスリで、なければ軽石や表面の粗い石
それも無ければ路面やコンクリート面でも良いですから穴の周辺をこすって荒らし(キズを付け)ます
これは表面にキズを付けてゴム糊の接着を良くするためなんですね
ヤスリで荒したらパッチを用意して大きさを確認します
パッチより広い面を荒らしてあればウエスなどでキレイにしてゴム糊を薄く塗ります
(濡れた感じの部分が糊を塗った部分)
ゴム糊を塗ったら位置が判らなくならないように穴の真下に指を置いておきます
白いマジックでマークしておくのも良いですね
ごく薄く塗って乾いてきたらもう1度薄く塗ります
表面が濡れたような感じになる程度でOKです
パッチの台紙を剥がします
(台紙を剥がした面は触らないようにね=接着が弱くなる)
え! ゴム糊が乾いちゃうって? 良いんです
完全乾いたようでも半乾きですし、乾かしてからパッチを貼るんですね
チューブを伸ばして穴の位置を確認してから
台紙を剥がした側を張ります
セットにローラーがあればローラーに腕全体の重さのせてローラーを掛けます
ローラーが無ければ何か固い物を押しつけて密着させます
木槌やプラスチックハンマーで叩く方法もありますけど、密着面に残った空気を全部抜きたいんですね
はい、パッチが貼れましたね、フィルムは勝手に剥がれちゃいますからね
縁までがきちんと貼れているか確認してくださいね
密着出来ているようならもう一度空気を入れて水に浸けて
確実に漏れが止まっているかを確認します
(膨らませ過ぎると剥がれる場合もありますから、2倍までにしておきます)
組み上がってから空気が漏れていたら、もう1度やり直しですからね ( ̄ー ̄;
漏れが直っていればタイヤを組みます
まず、バルブを外し
バルブステム(バルブ=虫、を差し込んでいるパイプ)を ”リム” の内側から差し込みます
タイヤの内側にチューブを入れます
ロックナットをはめずに(途中までなら入れても良い)バルブだけ付けます
軽く空気を入れてよじれを直します
(チューブに入れる空気は軽く膨らむ程度です)
ロックナットを最後まで締めずに、1cmくらい残してはめます
バルブから90度の位置のあたりから遠ざかる方へ
タイヤをはめていきます
バルブの部分に来たらバルブステムを押し込んでビードを入れます
最後の方の90度くらいはタイヤレバーで組み入れていきますが、2本を交互に入れると楽です
(写真は右の黄色を入れて、左の青を入れるところ)
最後まで組入れたら軽く空気を入れて ”トレッド面” を手のひらで(軍手をしましょうね)叩くようにして
中のチューブのよじれを直します
もう一度バルブを外して空気を抜いてロックナットを完全に締めてバルブを組み入れて空気を入れます
ブレーキを解放した逆順で組みます
アームを絞ってクイックリリース部の切り欠きにワイヤーを通します
ワイヤーが通ったらストッパーを穴に通します
写真のようにストッパーが穴に通っていないと
ワイヤーを引っ張ってブレーキがかかっていますからきちんと確認しましょうね
で、剥いたゴムカバーを差し込んでおきましょうね
最後に空気を規定圧まで入れるんですけど
タイヤのサイドウォールに規定圧が書いてあるんですね
写真では
” 350 - 525 kpa (50 - 75 PSI / 3.50 - 5.25 kg/cm2 ) ”
って書いてありますけど圧力単位が違いますけど
全部同じ意味、同じ圧力なんですね
”kpa” は ”キロパスカル” って言ってSI単位系の圧力単位なんですけど・・・
α(・_・) 圧力は元の専門分野なんですけど、簡単に説明すると
圧力って言うのは面積当たりにかかる力を表すので
業種などで使う面積や力が違うので種類がものすごく多い単位なんですね
元々メートル法って言うのはヨーロッパで単位がたくさん生まれてしまって
しかも同じ名の単位が多いので取引が困難になってしまったんですね
解りやすく言うと
Aのお店では1kgで¥100- って言うじゃが芋は3個で¥100- ですけど
Bでは100kgで¥50- って言うじゃが芋が5個で¥165- で・・・ (?_?) どっちが安いの?
これが単位の氾濫と言う状態なんですけど
今から200年前のヨーロッパがこんな状態どころか同じ単位名が50もあったそうです
これじゃぁ買う人も大変だ!
ってんで国際貿易のためにも世界統一の単位を作ろう!
って立ち上がったのがフランスで
パリ学士院が中心になって、地球と水を基にして生まれたのが ”メートル法” なんだね
その後、様々な工業が発達して複雑になった単位を再整理したのが ”SI単位” なんですけど
慣れ親しんだ単位から急に変わると事故につながる事もあるので参考に書かれています
ゲージ(圧力計)付きの空気入れだとこの3種類か
kpa と kg/cm2 の2種類が書かれていますから SI単位の kpa で読みましょうね
ツーリング先で急な修理が必要になっても良いようにこんな工具類をいつも持っています
左上の平べったい板はマルチレンチって言って、これは購入した時の自転車に
付いてきたものなんですけど便利なので一緒に持っています (;^_^A 買うと高いんだ
空気入れはサイクルショップに行くと高性能な小型のものがいろいろありますが
小さくてなかなか空気が入らないんですね
ロードサイクラーにも愛用者が多いのがこれ
軽量で安いんだけどよく入るんだよね o(〃^▽^〃)o ホームセンターにも売ってるぞ
私が使っているのと同じパンク修理セット
意外と使うのが六角レンチの5mmと6mm
それにマイナスとプラスの大小ドライバーが一緒になったポケットレンチ
欲を言えば小型のプライヤーも持てば、まぁ万全かな
とは言え、出先の修理は応急処置的な修理が多いので帰ったら、しっかりと修理するか
自転車屋さんに持っていって
修理内容を伝えて点検してもらうのがベストですね
アウトドアやソロツーリングって言うのは場合によっては頼れるのは自分だけ
って言う怖さもあるんだけど
今持っているものや使えそうなものを探して切りぬけるって言うのも
楽しみのひとつでもあるんですね
出来れば慣れた先輩に指導を受けながら、ひとつひとつ経験して向上してくださいね
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日ごろの足として活躍中ですが・・・
パンクしました ( ̄_ ̄ i)
まぁ良くある事なんでわざわざブログに書くほどの事じゃないんですけど
自転車の記事は時々書いていて
興味を持ってくださる方もいらっしゃるみたいですし
影響されてツーリングなんて計画されているかも知れません
街中でパンクすれば押して自転車屋さんに持ち込めば良いんですけど
ツーリングとなるとどこに自転車屋さんがあるか解らない事もありますし
山の中なんて言えば・・・ (´・ω・`) 絶望っす
じゃぁどうするか? α(・_・) 直せる人とだけ走る
んにゃ、単独だったらどうする? (?_?) JAFって自転車やってたっけ?
パンクやタイヤ交換は覚えておいて
損は無いので全行程をお見せしちゃいましょう (^O^)/
まずスポーツタイプの自転車のブレーキはリムを挟みこむので
解放しておかないとパンク修理やタイヤ交換ができないんですね
古いタイプだと ”カンティ(カンチ)ブレーキ” って言うタイプが使われていましたけど
最近はロードなら ”キャリパーブレーキ” が主流でそれ以外だと ”V(ブイ)ブレーキ” でしょうね
私の ”WACHSEN Reise” と ”WACHSEN Angriff” も Vブレーキ ですけど
この3種類のブレーキは主にスポーツタイプなので強力で素早い反応を求めるため
すごく隙間が狭くてパンク修理の時にタイヤチューブが引き出せないんですね
キャリパーブレーキならワイヤーを ”クイックリリースレバー” で簡単に外せますけど、カンティブレーキは
これからお見せする Vブレーキ の要領でアームを絞ってドラム(ワイヤーエンドの留め具=金属の固まり)を外します
Reise にはカゴが付いていてよく見えないので Angriff で説明しますね
ゴムのカバーからストッパーを剥いてアームを手で寄せて絞ります
撮影の関係で作業していますので実際にはやりやすい位置で作業してくださいね
(通常は反対側から手を入れますからね)
Vブレーキのクイックリリース部は C の字型の切り欠きになっていて
リード管のストッパー部は引っかかるけど切りかけの狭い隙間からワイヤーが抜ける形なんですね
アームを絞ってリード管を持ちあげます
カンティブレーキならこれでリリース部のドラムが動かせるはずですので引き抜きます
Vブレーキの場合はこれで手を離せばOK
解放されましたね
シティサイクルなどは比較的ブレーキシューの隙間が開いていますので
シューを片側に寄せて、隙間を広くしておいてその隙間を通します
バルブを抜いて空気を抜き、ロックナットをゆるめます(取ってしまっても良い)
タイヤレバーをバルブから2本目か3本目のスポークの辺りに差し込みます
タイヤレバーを起して反対側のフック部をスポークに掛けます
スポークは交互に左右に交差していますので
反対側には遠くて掛けられませんからね (;^_^A 近い側を選んでね
バルブの反対側のやはり2本目か3本目にタイヤレバーを同じように掛けます
もう1本のタイヤレバーでバルブから遠ざかるように5cmくらいづつ起していきます
2本しかない場合にはタイヤが半分抜けた状態を維持して1本を抜き取り
バルブを遠ざかるように外していきますが、レバーの刺してある方を起さないと
ビード部が戻ってしまうので注意ですよ
α(・_・) ビード部って言うのはタイヤの部分名称で
路面と接する部分を ”トレッド面” とか ”トレッド部” って言うんですけど
タイヤの脇の部分を ”サイドウォール” って言うんですね
サイドウォールの端のリムに収まる部分を ”ビード部” って言います
慣れてくるとタイヤレバー1本でも出来るようになりますよ ( ̄ー ̄; お勧めはしませんが
タイヤが1/3ほど外れてくるとレバーを差したままずらせば
簡単にタイヤが外れます(チューブを傷つけないように注意)
チューブをリムに止めているロックナットを完全に取り、チューブを引き出し
バルブだけ取りつけます
自転車に使われるバルブは3種類あるんですけど、写真のものは
”DunlopValve(=ダンロップバルブ)” と呼ばれ ”EnglishValve(=英式バルブ)” とも呼ばれますけど
日本では一般的な自転車に使われていて、中には ”SchraderValve(=シュレーダーバルブ)” って言って
自動車やオートバイと同じバルブのものもありますけど ”AmericanValve(=米式)” と呼ばれています
ロードレーサーなどはタイヤチューブも違っていて
バルブも ”PrestaValve(=プレスタバルブ)” って言う高圧向けのバルブが使われていますが
”FrenchValve(=フレンチバルブ=仏式)” と呼ばれています
私が ”WACHSEN Reise” と ”WACHSEN Angriff” を選んだ理由のひとつでもあるんですけど
一般的なバルブを使っているのでどこでも修理が簡単だからでもあるんですね
難しいわけではないんですけど出先で部品が手に入りやすくて
空気入れもどこでも売られているからなんですね α(・_・)
空気入れで空気を入れ倍くらいの太さまでふくらませて
水に浸けて空気の漏れている個所を確認します
見つけた穴に爪楊枝を刺します
あ! これは私のやり方で目印なんですね
マッチ棒でも小さな木の枝でも何でも良いんですけど
見失わないためと、他の穴を続けて探すためなんですね
穴は1ヶ所とは限りませんから
1つ見つけたらもう1~2周水に浸けて空気の漏れが無い事を確認します
で、忘れがちなんですけど
タイヤの内側に穴を空けた犯人が刺さって残っている事がありますので
バルブをバルブの穴の辺りに当ててみて、特に穴の開いた辺りの
内側を探ってみます
ガラスなど手を切りやすい物の時もありますから
素手でなく軍手をはめる事をお勧めします
全部の穴を確認して
タイヤ内部に原因が残っていない事を確認したら穴をふさぎます
セットにヤスリがあればヤスリで、なければ軽石や表面の粗い石
それも無ければ路面やコンクリート面でも良いですから穴の周辺をこすって荒らし(キズを付け)ます
これは表面にキズを付けてゴム糊の接着を良くするためなんですね
ヤスリで荒したらパッチを用意して大きさを確認します
パッチより広い面を荒らしてあればウエスなどでキレイにしてゴム糊を薄く塗ります
(濡れた感じの部分が糊を塗った部分)
ゴム糊を塗ったら位置が判らなくならないように穴の真下に指を置いておきます
白いマジックでマークしておくのも良いですね
ごく薄く塗って乾いてきたらもう1度薄く塗ります
表面が濡れたような感じになる程度でOKです
パッチの台紙を剥がします
(台紙を剥がした面は触らないようにね=接着が弱くなる)
え! ゴム糊が乾いちゃうって? 良いんです
完全乾いたようでも半乾きですし、乾かしてからパッチを貼るんですね
チューブを伸ばして穴の位置を確認してから
台紙を剥がした側を張ります
セットにローラーがあればローラーに腕全体の重さのせてローラーを掛けます
ローラーが無ければ何か固い物を押しつけて密着させます
木槌やプラスチックハンマーで叩く方法もありますけど、密着面に残った空気を全部抜きたいんですね
はい、パッチが貼れましたね、フィルムは勝手に剥がれちゃいますからね
縁までがきちんと貼れているか確認してくださいね
密着出来ているようならもう一度空気を入れて水に浸けて
確実に漏れが止まっているかを確認します
(膨らませ過ぎると剥がれる場合もありますから、2倍までにしておきます)
組み上がってから空気が漏れていたら、もう1度やり直しですからね ( ̄ー ̄;
漏れが直っていればタイヤを組みます
まず、バルブを外し
バルブステム(バルブ=虫、を差し込んでいるパイプ)を ”リム” の内側から差し込みます
タイヤの内側にチューブを入れます
ロックナットをはめずに(途中までなら入れても良い)バルブだけ付けます
軽く空気を入れてよじれを直します
(チューブに入れる空気は軽く膨らむ程度です)
ロックナットを最後まで締めずに、1cmくらい残してはめます
バルブから90度の位置のあたりから遠ざかる方へ
タイヤをはめていきます
バルブの部分に来たらバルブステムを押し込んでビードを入れます
最後の方の90度くらいはタイヤレバーで組み入れていきますが、2本を交互に入れると楽です
(写真は右の黄色を入れて、左の青を入れるところ)
最後まで組入れたら軽く空気を入れて ”トレッド面” を手のひらで(軍手をしましょうね)叩くようにして
中のチューブのよじれを直します
もう一度バルブを外して空気を抜いてロックナットを完全に締めてバルブを組み入れて空気を入れます
ブレーキを解放した逆順で組みます
アームを絞ってクイックリリース部の切り欠きにワイヤーを通します
ワイヤーが通ったらストッパーを穴に通します
写真のようにストッパーが穴に通っていないと
ワイヤーを引っ張ってブレーキがかかっていますからきちんと確認しましょうね
で、剥いたゴムカバーを差し込んでおきましょうね
最後に空気を規定圧まで入れるんですけど
タイヤのサイドウォールに規定圧が書いてあるんですね
写真では
” 350 - 525 kpa (50 - 75 PSI / 3.50 - 5.25 kg/cm2 ) ”
って書いてありますけど圧力単位が違いますけど
全部同じ意味、同じ圧力なんですね
”kpa” は ”キロパスカル” って言ってSI単位系の圧力単位なんですけど・・・
α(・_・) 圧力は元の専門分野なんですけど、簡単に説明すると
圧力って言うのは面積当たりにかかる力を表すので
業種などで使う面積や力が違うので種類がものすごく多い単位なんですね
元々メートル法って言うのはヨーロッパで単位がたくさん生まれてしまって
しかも同じ名の単位が多いので取引が困難になってしまったんですね
解りやすく言うと
Aのお店では1kgで¥100- って言うじゃが芋は3個で¥100- ですけど
Bでは100kgで¥50- って言うじゃが芋が5個で¥165- で・・・ (?_?) どっちが安いの?
これが単位の氾濫と言う状態なんですけど
今から200年前のヨーロッパがこんな状態どころか同じ単位名が50もあったそうです
これじゃぁ買う人も大変だ!
ってんで国際貿易のためにも世界統一の単位を作ろう!
って立ち上がったのがフランスで
パリ学士院が中心になって、地球と水を基にして生まれたのが ”メートル法” なんだね
その後、様々な工業が発達して複雑になった単位を再整理したのが ”SI単位” なんですけど
慣れ親しんだ単位から急に変わると事故につながる事もあるので参考に書かれています
ゲージ(圧力計)付きの空気入れだとこの3種類か
kpa と kg/cm2 の2種類が書かれていますから SI単位の kpa で読みましょうね
ツーリング先で急な修理が必要になっても良いようにこんな工具類をいつも持っています
左上の平べったい板はマルチレンチって言って、これは購入した時の自転車に
付いてきたものなんですけど便利なので一緒に持っています (;^_^A 買うと高いんだ
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小さくてなかなか空気が入らないんですね
ロードサイクラーにも愛用者が多いのがこれ
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軽量で安いんだけどよく入るんだよね o(〃^▽^〃)o ホームセンターにも売ってるぞ
私が使っているのと同じパンク修理セット
サギサカ 自転車用DXパンク修理セット |
意外と使うのが六角レンチの5mmと6mm
それにマイナスとプラスの大小ドライバーが一緒になったポケットレンチ
軽量・コンパクトな携帯ツールフォールディング六角棒レンチ 6本組 ドライバー付 |
欲を言えば小型のプライヤーも持てば、まぁ万全かな
とは言え、出先の修理は応急処置的な修理が多いので帰ったら、しっかりと修理するか
自転車屋さんに持っていって
修理内容を伝えて点検してもらうのがベストですね
アウトドアやソロツーリングって言うのは場合によっては頼れるのは自分だけ
って言う怖さもあるんだけど
今持っているものや使えそうなものを探して切りぬけるって言うのも
楽しみのひとつでもあるんですね
出来れば慣れた先輩に指導を受けながら、ひとつひとつ経験して向上してくださいね
風評被害をなくしましょう 地震速報
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