今年のうなぎ第3弾!!

だいたいなんで ”土用の丑の日” にはうなぎなんだよ?
って言うのはたいてい知っていますよね

この日には ”う” の付く食べ物をいただくと夏負けしないって言われていたからなんだけど
”日本のダヴィンチ” とも呼ばれる ”平賀源内” さんが商売のうまくいかない
うなぎ屋さんに相談されて ”本日丑の日なり” って言う看板を書いた事からなんだそうだよね

まぁこりゃぁ有名な話だけど
”土用の丑の日” って何? ってなると・・・

中国に生まれた ”陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)” と言う思想には
”木火土金水(もっかどこんすい)” の5種類の気(エネルギー)でこの世は構成されているという考えで

春は木(植物)が盛んに伸びる季節
夏は火のように暑い季節
秋は金属のように冷えてゆく季節
冬は水のように冷えきって停滞する季節

ですから、各季節は春=木、夏=火、秋=金、冬=水の気が支配すると考えるんですけど
土はと言うと各季節の始まりに支配すると考えるんですね

ですから立春・立夏・立秋・立冬の前日から約18日を
”土旺用事(どおうようじ)” と呼んで、略して ”土用(どよう)” なんですね

なんで18日かって言うと1年を360日、5種類で割ると72になりますね
これを均等に4つの季節に配すると18になるってわけですね

十二支は元々は12進法の記号のようなもので
字が読めない農民などでも判るようにと動物で表されたんだそうですが

土用の期間中の丑の日が土用の丑の日ですから
18日間に12種類が巡るので2回ある事があるんですね

土用が過ぎればもう次の季節が始まるので、死にゆく季節を土に帰し円滑に
新しい季節を迎えるために配していると言う考え方なんですね

季節って言うのは立秋を迎えて突然秋になるわけではないですね
まるで太陽が徐々に昇るように日ごとに深まり

ピークを迎え真上に太陽が来れば
あとは傾き、徐々に今日の太陽は死んでゆく

これを自然の摂理とする思想でもあるんですね

人もこの摂理に則す事が健康的な人間社会と考え

親がエネルギッシュに働き、子が徐々に育ち
成人を迎えた頃に家督を継いでも

親がバックアップしながら徐々に力を付け一人前になり、親は年老いてゆく・・・
隠居制度と言うものもこの考えから出来ていて

ひとつの目標を果たしたり、時期が来たと思える頃に子に家督を継ぎ、
親は相談役的に存在する替りに収益の何%かを親に支払う制度なんですね

なんか話しが横道に反れちゃいましたけど、暑い夏
ご年配の方のように胃や腸が弱って来た方でも

美味しくうなぎをいただいて欲しいな
って考えてみました

こんな感じ ↓


おそばは消化の負担にならないですし
山芋が生で食べられるのはでんぷんの一部がデキストリン化していて

糖に変化しやすく分解酵素であるアミラーゼを豊富に含んでいるからなんですけど
ネバネバには消化を助ける働きのあるムチンがたくさん含まれているからなんですね

使った材料は
うなぎ長焼き 1/3(50g)・長芋 150g(10cmくらい)・ミツバ 少量1把・しょうゆ 小さじ1・
顆粒かつおダシ 小さじ1/4・顆粒こんぶダシ 小さじ1/4

長芋は皮を剥いておろし金でおろします

おろした長芋にしょうゆと顆粒ダシを加え良く混ぜます

うなぎは1cmくらいに刻んで電子レンジで2分温めます
(弱火でフライパンで温めても良い)


キッチンペーパーなどで出てきた油を吸い取ります


茹でたそばを盛り、さっと茹でたミツバとうなぎをのせます


この上に長芋をかけて・・・ о(ж>▽<)y ☆ いっただきまぁ~す

え!
山かけととろろはどう違うかって?

上にかけるのが ”山かけ” で、別の器で出すのが ”とろろ” ですよ
(具が入っていても上にかけなければ、とろろです)

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