あけまして
 おめでとうございます

皆々様のご健康と
 ご多幸をお祈り致します



          ごん 年男っす




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新年早々のお酒の飲み過ぎはご注意を!
と言いますのは、このブログは私の慢性膵炎の激痛の始まりからの様なものですが、
それ以前の予兆と言った事は触れていませんでした。

このブログの目的は4つあり、その一つは
膵炎でない方には私を反面教師として見ていただきたいんです。


そこで、私自身の再確認の意味も含め、膵炎って何?みたいな事や、
私自身の過去の予兆や、現在かかえている爆弾=仮性嚢胞のお話を
させていただきます。


膵炎と一口に言っても急性・重症急性・アルコール性慢性・非アルコール性慢性
に分かれますが実際はもっと分類が多く専門的になりますので・・・
ってか自分も良く解らん・・・  (;^_^A

まぁ大きく分けるとが急性と慢性あって、それぞれに
アルコール性と非アルコール性があります。
急性と慢性の違いは膵臓の中央を通る管(膵管)の状態の違いです

ごんのブログ(慢性膵炎日記)


共通しているのは痛みの特徴で、ミゾオチから左側の背中(腎臓の辺り)に
突き抜けるような激痛で例えようがない痛さです。

死亡率も10~50%以上と範囲が広いのは膵炎の種類が多いせいで、急性の
方が死亡率は高いようです。

また、経済的にも、難病指定(補助は重度急性のみ)されていますので、医療
保険の加入も不利になります。



膵臓と言うのはブドウのような形とかオタマジャクシみたいなと表現されていますが、
私は大ぶりな ”笹身” って思います (ササ美 って名前つけよかな)

大きさも長さ15cm、幅5cm、厚さ2cm、重さ100gですし、
本当にバカでかい笹身だ(笹身は約50g)


で、どこに位置しているかと言うと下の ① 図の矢印のところの緑色の部分だ、ちょうど胃と背骨に
挟まれた感じで、先端の1/3位が左の腎臓に触れている感じです。

② 図は正面側から見た3Dですが部位の名称が書かれていますが、ちょうど右側の細くなった
  部分を膵尾部(すいびぶ)と言いますがこの辺りが腎臓に触れている感じです。

          ①                           ②
ごんのブログ(慢性膵炎日記) ごんのブログ(慢性膵炎日記)

私の場合膵炎になって膵臓が腫れあがった状態でしたので、イメージですが ② 図のように
背骨に支えられながら胃を押し出す感じで徐々に食事量が減り続けました。
(内視鏡では背中側に、こぶし大のコブのように膨らんで見えた)

          
ごんのブログ(慢性膵炎日記)

膵炎で痛みが出ると丁度、左の腎臓の辺りも痛むのですが位置が近いのと、この位置は
神経も集中しているためで、特に膵頭部(すいとうぶ)は大きな血管にも囲まれています。


では膵嚢胞(すいのうほう)ってなんだ? と言うと膵炎と言うのは、胃液に勝るとも劣らぬ
消化液である膵液で膵臓自体を消化してまう病気だが、損傷は回復する事はなく、数日
間の絶食で膵臓を休ませ、腫れを引かせるしかない。

で、腫れが引いたあとは、と言うと膵液が流れにくくなった膵臓をなだめすかしながら生活
するしかないのだが、また過労させると激痛がはじまる。

こんな事を繰り返すと、行き場の無くなった膵液が逃げ場を求めて膵臓の周囲へ滲み出る
滲み出た膵液は、膵臓の外側の膜の間に溜まり膨らみ続けて出来た膵液のつまった袋。
(文献等では外傷性が多いとのことで何らかのダメージから、と表現されているものが多い)

私の場合は最初のCTの時はなかったのですが入院後のエコーで分かったので
3週間足らずのあいだに 13×8cm の嚢胞が出来てしまったので主治医が
『あれっ! できちゃったのか?』 と血相を変えました


膵臓・胃・肝臓は団子三兄弟(古っ)のように並んでいますがそれが ④ 図です
⑤ 図は私の嚢胞のイメージですが緑色の丸がそれです。

         ④                                ⑤

ごんのブログ(慢性膵炎日記)


ごんのブログ(慢性膵炎日記)


胃がすっぽりと隠れていますが、実際は胃がこのくらいの袋に後から押しつぶされている
状態っだたので、食事もまともにできなくなっていました。

1日でだいたい通常の1食分です。
以前から段々と食べる量は減り、最初に診断を受けた頃は頬がこけるだけではなくて目も
窪んで、瞬きするたびに違和感があった位ですが、更に痩せ続けているのに、お腹ばかり
出てくる感じでした(お腹に水が溜まる、復水も起きていた)。

膵炎になると体重が減少すると言われますが、この場合は消化不良による吸収不足が続き、
体重が落ちるので私の場合とは違い、1日で1食分の量も食べられず急激に痩せたのです。

私のプロフィール画像は入院前の頬がこけたイメージで、ルームで画像をポイントするとまだ、
元気だった頃の写真(写りもツクリは悪いですが・・・)がご覧いただけます
(最近はだいぶ戻ってきました)


手術では嚢胞に溜まった膵液を胃に逃がすため、ミゾオチから臍の下近くまで切り、
器具で胃の下の方と、この嚢胞を繋ぎましたが・・・

これは 13×8㎝ の大きい方の話、
⑤ 図をもう一度ご覧ください
緑色の丸にの左下にもう一つ小さい青色の丸がありますね

これが、まだ残っている嚢胞で4cmの直径だそうです
6cmになると破裂の危険性が出てくると説明を受けていましたが
2つとも2~3週間で出来た嚢胞ですので、いつ6cmを超えるかは分かりません。

しかも、位置が非常に問題です。
十二指腸のすぐそばですので膵臓の頭の辺り膵頭部(すいとうぶ)と呼ばれる位置です。
この位置は神経と血管が多く手術の難しい位置と言われています。

退院前の説明の時に
G「残った嚢胞が大きくなってしまったら?」
N『・・・・・ 難しいです』

それだけを言われました。


30歳くらいから、深酒した翌朝に、左腎臓の辺りに鈍い痛みを
時々感じる事がありました。

昼過ぎ頃には痛みが無くなるので気にせずに同じような生活を続け
10年近く経った頃から、胃の辺りにキリキリとした痛みが半年に1度
位のペースで起きることがありましたが市販の胃薬を飲むとじきにおさまっていました

何も改めることなく5年ほどすると、定期的に下痢と便秘を繰り返す事が
多くなり、下痢と言っても、お腹を壊した時の様な独特な臭いの下痢ではなく
飲み過ぎたかな? くらいですませていました

この頃から排便後の便器(水)に油が浮いていることがありました


きっと、これが私の予兆です
そして、数年後、今の私になったのです
たぶんこの頃に病院に行っても膵炎とは診断されていなかったと思います

それくらい初期の診断は難しいそうです。
私の予兆で心当たりがあったなら、病院へ行く以上に(もちろん相談もしてください)節制してください

不要な高脂質食を控え、飲酒も控えてください。
(ダイエットとは本来、正常な食事の意味で、日本ではダイエットコントロールを指しています)


最近、膵炎が増えているそうです
しかし、決定的な治療法はまだありません

食事制限でなだめすかして生涯付き合う以外ありません
いつまた痛みだすかと言う恐怖とも付き合い続けます
痛みの夢で起きてしまう人もいるくらいです

気付かずに進行し、膵がんに進む事もあります
膵がんはがんの王道と呼ばれ、近年多くの有名人も亡くなっています


膵炎の事を調べれば調べるほど情報が少なく、情報を求めている方が
多い事を知りました。

数名の方が2005年頃から自分や家族の経過や食事内容などを
ブログに記していました。

名を上げれば
「慢性膵炎な私の毎日2」 「さそりのらびりんす~たわごと~」 「低脂質なごはん生活」 
「膵炎完治計画」 「膵炎ごはん」 この辺りが大変参考になりましたが、
特に「慢性膵炎な私の毎日2」のカオルさんは草分け的で色々と活動しているようです
(膵臓(すいぞう) @ ウィキ もブログではありませんが参考になりました。)

2チャンネルでも膵炎患者で賑わっていますし、情報を求めて書き込む方も多かったですが
あそこ(2チャン)は独特な世界なのでお勧めではありませんが・・・


このブログの目的は4つあると書きました
1つは最初に書きました、私を反面教師として欲しいこと
1つは私も情報を求めていますので、情報交換に生かしたい
1つは自分自身の記録ですが、ブログは公開日記ですので

最後は、最大の目的の自分への戒めです
モニター越しに見える食器棚に最後に呑んだ時のボトルが残っています
それを見ながら自分を戒めています

誰かが読んでくれているブログを書きながら
ですから、皆さんに助けていただいているのです。


どうかこれからもよろしく
お願いいたします

そして皆さん、どうかご自愛くださいませ。