飛びヘッドとして長年高い評価を得てきた
KAMUI-PRO(カムイプロ)。
ヘッドを完全密閉して窒素ガスを高圧で封入し、反発係数をルールギリギリまで抑えるという同社独自の技術を進化させ、カムイ史上最高性能を謳うのが
TP-XI(イレブン)nitrogen。
ヘッド内部を2部屋構造にし、フェイス側の部屋に窒素ガスを充填する事で飛び系βチタンの肉薄フェイスの反発係数をルール内に収める効果を最大限に出しています。
フェイス面は溝が無く浅いレーザー彫刻のみのIP加工サテン仕上げ。
ガスと発泡剤を充填した物(ソールラインがシルバー)とガスのみ充填(ソールラインが赤)の2種類あり、ガス+発泡剤タイプをラウンドで使ってみましたが、打球音があまり金属的で無く大人しい音で、柔らかく球が乗る感覚の打球感はDAT55Gの薄板ならではかと思います。
カーボンクラウンで深低重心にすることで掴まりも適度で、扱い易い使用者を選ばないヘッドという印象です。
体積は445ccでフェイス高のあるカムイらしいゲンコツ型なので、アドレスではやや小振りな印象ですが均整の取れた構えやすいアドレスビューです。
シャフトはフジクラの新製品
24ベンタスブルーの6-S。
ベンタスブルー
↓
ベンタスブラック
↓
両方の良いとこ取りのTRブルー
という系譜から更にTRブルーとベンタスブルーの良いとこ取り(byフジクラ社員による説明)だそうです。
実際に使って見て、TRブルーも好きな私ですが、なるほどもう少し楽で普通に摑まえられるなという印象です。
使う方の持ち球が素直に出て逆球が出にくいんじゃないかと思います。
ヘッド価格はガスのみが80000円+税、ガス+発泡剤が83000円+税。
24ベンタスブルーの価格は他のベンタスモデル同様50000円+税。
ぜひ一度試打してみて下さい!