専門バカ(=業界バカ、井の中の蛙)にならぬこと
10年前に今の工房店を開くとき心に決めたこと
それは「専門家バカ」にならない。ということでした。
当ゴルフピットは作って並べて売っているクラブは1本たりとてなく、
お客様お持込みのクラブの調整や各パーツを一から選んで作らせていただく完全な「工房」。
クラブメイキングの専門店です。
どの業界にも必ずあって、そこに行って苦々しい経験をされた方は多いと思うんですが、
専門用語しか使わなかったり、「こんなことも分かってないの?こんなことくらいは分かってるんでしょ?」的にコンセンサスがない客には上から目線で応対する店。
そんなことくらい分かってる専門家なら最初からテメェの店になんか来ねぇんだよ!
と言い返したくなるような、客がなんだか惨めな思いをする店。
難解な専門的な事を誰にでも理解できるように説明できるのが専門家で、お客様を大事にするってそういうことが第一歩だと。
当工房は「ゴルファーのためのクラブ専門店」です。
ゴルファーという定義にスキルレベルはありません。
ルールとマナー(自分以外の人や物に対し、自分よりそれらを優先して心配りをすること)を重んじ、自分に与えられた環境のなかで真剣に「ゴルフ(プレーだけに限らない)」を楽しむ人。
僕はゴルファーをこう定義付けます。
ですから、プロだろうが片手シングルだろうが、この定義に当てはまらない人のオーダーは受けません。
僕自身もお客様から「工房だか専門店だか知らんけど、客を大事にせぇへん店は商売人失格やろ。お前みたいなもんに誰が頼むか!」
と言われないよう自らを顧み続けます。
因みに、よく申し上げることは、私どものようなクラブ専門店が最も貢献できるのはプロや上級者ではなく、
これからゴルフを始める方、始めて間もない方、上達を真剣に目指して仕切り直しをしたい方。
そういう方々にこそ私どもの知識・経験・技術はお役にたてると思っています。
ウチは建物の2階にあるので階段はしんどいですが敷居は低~いですから、是非ご相談にお越しください。
正しいスイングで正しい球を打つ、のにクラブの側で解決しておかなければならない問題はクラブで解決すべきです。
それを人間の側で解決しようとすると「モノサシ」が無くなるので人間は迷いの森に無駄に彷徨うばかりになります。
正しくフィッティングされたクラブをモノサシにするからこそ正しいスイングが得られ、正しいショットが得られる。と僕は信じています。