しも、シモ、SIMO・・・・・・ <下北サンデーズを語る 壱> | 炸熱~歌キチ、愛をうたう~

しも、シモ、SIMO・・・・・・ <下北サンデーズを語る 壱>

しも、シモ、SIMO、下北沢。


下北沢といえば劇場。


南口を出ると目の前に見える駅前劇場OFFOFFシアター

雑貨屋のあるビルの4階にある空間リバティ

もっとも有名な本多劇場

そこを越えると少し先に「劇」小劇場

さらに進んで大通りを左折直進すると左手に北沢タウンホール

その先にザ・スズナリ


どの劇場にも芝居やダンス公演を観に行ったことがある。


うち「劇」小劇場とザ・スズナリは、かつて私も舞台に立ったことがある。


そんな下北沢を舞台に物語は進む。


大好きな堤幸彦監督の待望の新作ドラマ「下北サンデーズ」


下北サンデーズ

「池袋ウエストゲートパーク」に次ぐ石田衣良原作。


脚本は元ハイレグジーザスの河原雅彦。


河原雅彦


堤監督とは「ピカ☆ンチ」で仕事済み。

話題作「ハチミツとクローバー」の脚本も彼が手がける。

実に楽しい作品である。


上戸彩asゆいかが大学の入学式にゲリラ・パフォーマンスをしに来た劇団「下北サンデーズ」

の舞台を観てしまった、観させられた?ことから彼女が舞台というものにハマッテ行くお話。


ゆいか   ゆいか


テンポのいい会話と楽しい映像で飽きさせない。


バイ・プレーヤーに半海一晃(「ハンドク」「愛なんていらねえよ、夏」)、


半海一晃


信川清順(「バンパイヤホスト」「アキハバラ@DEEP」)など私が好きな役者も名前を連ねる。


信川清順


ナイロン100℃のケラさんも顔を出してましたね。


小劇場の劇団員のノルマの恐怖とか

貧乏暮らしでパンの耳とラーメンの替え玉50円が主食とか耳の痛い話には説得力がある。


特に古田新太as稽古場を貸している男の「お前らはクズだ」の一言に対し

ゆいかの「形ではない情熱が伝わってきて感動した」という劇団を弁護する台詞に

夢に賭ける若者を応援する作り手の思いを感じた。

ありきたりの言葉かもしれないけど


一度しかない人生、悔いのないように生きてみてはどうだろうか


そんなメッセージが込められたドラマだと思う。


ゆいか


舞台をやりながら生きて行くのは想像以上に辛いということを

身をもってよく知っているだけに

この作品の登場人物たちに非常に親近感を覚え、えらく共感してしまった。


堤監督自身も、「久々の連ドラに力入りすぎて失敗するかも・・・」

と言っておられましたが、是非いい意味で失敗してほしいと思う。

思う存分弾けてください!

期待しております。


毎週木曜、目が離せないドラマが一つ出来た。

早くも来週が楽しみである。


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