葉県 72歳 女性
席とってくれた優しい少年」とはまた違ったお話。
始発電車にて。男子高校生の隣が空いていたので座ろうとした。
すると「友達が来ます」とカバンを置かれてしまった。

別に座れた席から彼が見えた。
見るともなしに見ていても、友達は来ず。
その間にも断られている人がいた。

しかし、ひとりの若くて美人の女性が座ろうとしたとき、
彼は上目遣いに見上げ、カバンを膝に戻した。


車というのは不思議なもので、見知らぬ人とあれだけ近くにいても
特に違和感を感じない空間というのは、盛況のライブハウスとか以外には思いつかない。

この話に登場する彼は、その状況に気付き、どこかで“有効活用”したいという想いが
こういった行動に出たのかもしれない。

お年寄りに席を優先して譲るべきだが、出来れば美人の隣が良いというのは、
なかなか否定できない哀しい事実でありまして。コホンコホン

なりふり構わず、席に座ろうと必死になっている大人と彼、
どちらかというと彼の方が、まだ笑い話に出来るだけ良いような気もする。