京都 30歳 女性
妊娠中、電車に乗った。
座席にいる人たちは、彼女には気付かない。その時、ある視線を感じた。
隣に立っていた小学校高学年くらいの少年だった。
少年は落ち着きがなく、周りをきょろきょろとしている。

そして、大きな駅で乗客が降りると、少年は遠く離れた席にとんで行き、
ランドセルを置くと、彼女の元へ戻り、「こちらに座ってください」と言った。

突然のことで彼女は「ありがとう」としか言えなかった。
少年は気恥ずかしそうに、すぐに遠くに行ってしまった。


の少年の行動は、尊敬に値する。
子どもにこんな行動をされたら、大人たちは何も言えない。

この少年の優しさを「荒削り」と見るか「本質」と見るか。

彼女の「ありがとう」の感謝の言葉は、
少年にとって大きな大きなチカラになることだろう。

見習いたいものですね。
少年、ありがとう。