『光と影ストーリー』をお送りします。
2歳の時両親が離婚
複雑な家庭環境で育つ
母親は店を経営していたので
幼少期はほとんど兄と過ごしていた
保育園のお迎えに来るのも2コ上の兄だった
母の彼氏が家に住みついていたのもあり
この辺りからすでに
逆次がスタートしていた
お酒を飲むと豹変する母彼
飲んだ翌朝は吐いた暴言も振るった暴力も覚えていないDVの典型
母も止めに入るものの男性の力に叶う訳もなく・・・
大っ嫌いでたまらなかった
DV彼氏も、別れないで付き合っている母親も
15~20までは
バイトや水商売、店を任されたりしながら
散々好き勝手遊び呆ける
世の中の汚い部分も
人間の終わりなき欲求も
早い頃から見てきた
親にも迷惑かけまくった時代
悪いなんて思わなかった
この間
何でも経験した
早く大人になりたいといつも背伸びをしていた
若くてピチピチ中身は関係なく
それだけで人が寄ってくる
16歳で靴を8足と大きな荷物を抱えて意気揚々と家出をした
1ヶ月友達のとこへ行ったり街でオールしたりフラフラする
当時飼っていた柴犬と秋田犬のハーフ『ボス』
帰って来ないなら保健所にやるからと母親に脅され
家に戻る
頭の天辺からつま先まで
派手に自分を着飾り
今思えば
「ここに居るんだよ~」
こっちを見てという
承認欲求だったのかもしれない
自分の存在価値をいつもどこかへ求めていた
何をしても満たされない
派手に遊んでも楽しいのはその時だけで
朝帰りに疲れる日々
必死に自分と自分の居場所を探していた・・
2000年の20歳 成人式
社会現象となっていたギャル全盛期
目立っていた為、神奈川新聞に掲載される
全く自分など大切に出来ていない時代だった
いつも誰かのせいにして
環境のせいにして
正当化を繰り返す自分に
飽き飽きとしながらも
具体的にどうしたら良いのかも分からなかった
「分からない」という
簡単で都合の良い言葉を使ってはその場をやりすごしていた
選べるという大人になったのに
決断する事への責任逃れ
その方が楽だからね
続~