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□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2016年7月23日 第1574号 )

            
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


☆☆怒 り を も っ て 自 分 の 目 標 に 向 か っ て い る 人 間 は し つ こ く て 強 い。☆☆
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☆☆偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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目次
◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 564」
◎奥山篤信用の映画批評113『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』 原題:Where To Invade Next(2015年)________________________________________
◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 564」
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列強がシナ大陸の不誠実さに翻弄された理由は、彼らも大陸国家の一員(英国を除く)だから、シナの軍閥と大同小異の考えが根っこにあったからだと思われる。
「四方の海皆同胞」と言う日本精神が理解できなかったのは、彼らもシナ同様海洋国家の特性を理解できない“後進国”並みの精神構造だったからではなかったのか?
そのような“大陸国家”の一員と言う性格が、列強がシナに親近感?を持たせたとしてもおかしくはなかった。そして海洋国・日本には反感を募らせていくのである。
≪さらにまた旧満洲政府は新鉄道建設のために、アメリカからかなりの量の鉄道資材を購入していた。日本は、これらの鉄道の建設は一九〇五年協定の違反である、という理由で抗議していた。何故ならばこの協定で中国は、南満洲鉄道に並行して走る鉄道も競合する鉄道も建設しない、という義務を負っていたからである。この日本の抗議のおかげで鉄道建設作業が中断した時、利害関係を持つアメリカ人たちは門戸開放原則に対する侵害であるとして日本を非難した。そしてその非難の声はアメリカのいくつかの団体で今なお強烈である。
 そしてそれにもかかわらず、この問題に首を突っ込んで子細に調べてみれば、この種の貿易は健全なものでもなければ望ましいものでもない、ということが誰にでも分かるのである。これらのアメリカ製の鉄道資村を買い付けた旧奉天政府は、日本からの借款の支払いに充てるためにとっておくべきだったお金でそれらの資材に対する支払いを済ませたが、旧奉天政府が数百マイルの鉄道を建設できたのはまさにこの日本からの借款のおかげなのである。奉天政府の人々はこの日本が融資している鉄道からの売上金を流用して、並行して走る鉄道建設のために使い、その目的のためにアメリカから鉄道資材を買い付けた。アメリカの立場から見ればこの取引は合法的であり、かつ正当化出来るものであった。だが奉天政府の人々にとってはこの取引は彼らに関する限りでは汚れたものであり、利息及び投下資金という形で日本人に払い戻すべきお金を日本人から奪っているのだ、ということが非常に良く分かっていた。実際彼らは日本から借りた鉄道借款の支払いに充てるべきお金をただの一セントも払わなかった≫
この様なシナ大陸の不誠実な態度は、大陸国家の一員である列強さえも見抜けなかったのだから、海洋国家で“四方の海皆同胞”“和を持って貴しとなす国柄”である新興国・日本に理解できるはずがなかった。こうして列強の一員として、世界の大国の仲間入りを果たしたばかりの日本が、事前準備も不十分なまま“暗黒大陸・支那”にのめり込んでいくのである。
≪だが満洲国が再出発するために要する期間はそれほど長くはかからないだろう。満洲国の貿易が正常かつ健全に行われれば、それに続いて再建と成長と発展の時間がたちまち訪れるだろう。
 そして日本が満洲を支配することによって西洋列強諸国が利益を得るのは、ただ貿易だけに限ったことではない。例えばその路線の半分が満洲を走っている北京・奉天鉄道を考えてみるがよい。それはイギリスの技術者とイギリスの資材で建設された。五百万ポンドの全額に及ぶ借款はイギリスの機関である香港上海銀行が調達した。この借款は鉄道とその売上金を担保にしていた。
 この借款協定の下で、主要な技術者、会計係そして鉄道職員の主な部分をイギリス人が占めていた。この鉄道は最初から非常に儲かった。初めて運行を開始した一九〇三年、純益は四‰だった。一九〇六年には利益は二〇%になった!≫
ここにも、新興国・日本が、列強と言う帝国主義・植民地主義方式に代表される“経済活動”についていけなかった事がうかがえる。
 いわば地方経済が主流であった日本が、一機に巨大な「国際経済」の荒海に投げ出されたのだから…。その手法と言い、巨額の資金調達法と言い、すべてが目新しいものだったのではないか?しかし、流動するアジア情勢は、そのような“格差”がある活動に慣れる期間を日本に与えてはくれなかった。
≪だが軍閥の悪政が始まるとこのバラ色の状態は突然変わってしまった。繰り返し起こる内戦で戦う部隊を輸送するために、鉄道は絶えず無料で使用された。線路も車両も乱用され過ぎたために、鉄道はずっと長い間一般国民が安全に旅行出来る手段ではなくなってしまっていたのである。
 さらに悪いことにこの鉄道の売上金を張が着服し続けた。彼はイギリスの投資家の度重なる抗議に対しても一顧だに与えなかった。イギリスの権益を守るべき立場にあったイギリスの技術者と会計係は軍閥に脅されて服従してしまい、結局何も出来なかった。十年以上もの間、イギリスの借款に対して返済されるべき金はほとんど支払われなかった。
満洲国の新国家は日本の忠告に従いつつ、この鉄道の満洲にかかっている部分の過去の利息を全てイギリスの投資家に支払った。それ以後満洲国は借款の返済に充てるべき必要な全額をきちんと払い続けている。
 それに対してこの鉄道の中国側にかかっている山海関と北京の間の部分は、債務不履行の状態がずっと続いている。もしも現在の戦闘の結果として日本に友好的な中国の新しい政権が北支に設立されれば、この鉄道が再び活気を取り戻し、イギリスの投資に対する利息の支払いを始めるであろうことは全く疑う余地が無い。この鉄道の沿線に位置しているイギリス企業の開?炭坑は何年もの間大損をし続けている。北京に新しいきちんとした政府が出現する可能性が有れば、この企業もまた再び採算のとれる基盤を回復するであろう≫
徐々にではあったが、紳士的開拓事業が成功し始めていたのは満州であった。そこでは「和を持って貴しとなす」日本精神が理解され始めていたのであり、それは国策の「五族協和」と言うスローガンに集約されていた。(元空将)
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◎奥山篤信用の映画批評113『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』 原題:Where To Invade Next(2015年)________________________________________ 

~人類の進化の動向は米国ではなく、欧州にある。それは歴史に培われた民度と言えるだろう~

人騒がせで徹底的反権力のマイケル・ムーアの作品だ。とにかく徹底的な共和党嫌いに徹しており、とりわけブッシュ・ジュニアが嫌いで
『華氏911』 - Fahrenheit 9/11 (2004年)では2004年ブッシュの大統領の再選を阻止する目的で公開された。カンヌ国際映画祭での最高賞パルム・ドールを受賞したがブッシュは再選された。
『シッコ』 - Sicko (2007年)では米国の「医療問題」をテーマにした映画を制作。米国内医療業界の大手各社は、突撃取材に厳戒体制を取ったほどである。2007年カンヌ国際映画祭の特別招待作品。
『キャピタリズム~マネーは踊る~』 - Capitalism: A Love Story(2009年)では世界金融恐慌を取り上げた。
最近では内部告発サイトウィキリークスを「秘密裏に血税を使った国家犯罪をあばく仕事」と称賛した。
従来のムーアの薄っぺらい小市民的な反権力映画にはうんざりだったが、この映画は社会問題の本質を浮き彫りにしながら楽しめる作品だ。アメリカは第二次大戦後やってきた戦争に勝ったことがない、金ばかりを浪費して、結局その対価を得ていない。イラクを混乱させて石油すら得ることなくバカ丸出しだとの観点より

~なんの武器も持たず、自ら単独で欧州に出かけ(=侵略)そこで欧州の良さを戦利品として獲得して持ち帰る~

との意気込みで欧州の国々に行き、素晴らしいシステムを聴取し感謝の気持ちで星条旗を立てさせてもらう平和の侵略者気取りだ。
ムーアが侵略する国はイタリアから始まりフランス、フィンランド、スロヴェニア、ドイツ、ノールウエイ、チュニジア、アイスランドと続く。

イタリア:セックス愛好国だから4週間有給休暇を二人でバカンスを楽しみ、<出来ちゃっても>まださらに年末一月の休暇まである。合計8週間 アメリカでは有給休暇など原則的にない。イタリアの経営者は労働者が気持ち良く働いてくれたら業績も上がると奨励する。
フランス:なんと街で最も美味しいのは小学校の給食。前菜から始まり毎日変わる素晴らしい味のメイン、しかも皿は割れる瀬戸物製でプラスティックや紙ではない。それに美味しいのだ。この贅沢な昼食で子供たちは食事中の会話を含めたマナーを習得するのだ。
フィンランド:世界一の教育レベル、この方針は<子供達が自分で幸せを見出す自主的な活動>いわば放任教育だ。宿題ゼロ、公立学校のみ、格差のある家庭の子供達が混ざり合いお互いの立場を尊重し合う教育、そしてどこの都市に行っても金太郎飴の教育なので、学校に格差がない。まさに自由放任主義だ!日本の左翼は自由放任を日教組が取り入れ知能低下を招いた。全く真逆の結果である。原因は自由放任教育を最大限に生かすだけの家庭環境を含め日本の民度のレベルが低すぎるのだ!
ノールウエイ:犯罪人の刑務所が島にあり、まるで鍵もなく普通のアパートでテレビ、食物、トレーニングなど普通の市民でも羨ましいような待遇である。2011年7月ノルウェーの首都オスロ政府庁舎爆破事件とウトヤ島銃乱射事件で合計77人が死亡で世界最大の短時間大量殺人事件だ。その犯人であるキリスト教原理主義者のアンネシュ・ブレイヴィークは懲役たった21年それで10年模範なら出獄できる。被害者の父は一切犯人を憎悪せずそれでいいとコメントする。まるでキリスト教の教えのように!アメリカの刑務所だったら刑務官の囚人殴る蹴るリンチ、囚人同士の強姦その他暴力などムーアも仰天の囚人対偶である!ちなみにムーアは熱狂的カトリック信者である!

ムーアは最後に、元々アメリカの合衆国憲法にある建国精神とは、欧州を先取りしていたのだと語る!まさに建国の精神から程遠く乖離した現代のアメリカの現実、さらに潜在化して一層過激になる人種差別、格差社会など、その堕落ぶりに嘆くことしきりだ!日本は残念ながら建国精神を離れたアメリカのモノマネのみ、欧州にこそ道標があるのではないかと考える。
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