今まではできないと思っていたことが、実は簡単にできるということが分かって何だこりゃという場面に遭遇しました。それはUSBメモリ起動ができないと思っていたオールドPCがなんとできてしまったことです。単なる思い込みがこんなに恐ろしいことだと知らされましたので、備忘録として簡単にメモします。

我が家にある四台のオールドPCを調べたところ、半分の二台がUSBメモリ起動ができるという結果になりましたので、こりゃ儲けものということで、いままでの自分の無知を顧みずにここに晒すこととします。

調べたのはこの四台です。

1.  Fujitu FMV-830NA/L          2004年     OK
2.  IBM ThinkPad-X24             2002年   OK
3.  Toshiba Satellite-T11         2004年   NG
4.  Fujitu FMV-820NUB           2004年     NG

例として Fujitu FMV-830NA/L のケースについて経緯を書き連ねてみますが、何せBIOS画面ですのでスクリーンショットがとれませんので、見にくいデジカメ写真で失礼します。

最初は通常のBIOS画面です。まだUSBメモリは影も形もありません。


HDDドライブの詳細を表示させますと、内蔵HDDが見えます。


USBメモリを挿して起動させたBIOS画面です。HDDドライブの下にUSBメモリが現れました。ここがポイントです。



USBメモリをHDDより優先順位を上位に変更します。方法は機種によりマチマチです。




設定を保存してオッケーとすると、何とUSBメモリを読みにいき、LEDランプがピカピカ点滅しています。



USBメモリがホームポジションとなり、起動確認できました。


何といいますか最初からUSBメモリ起動の項目があるものだとの思い込みが、今までの失敗の原因でした。USBメモリを挿さなければ認識されないということは、当たり前と言えば当たり前のことのようですが、シックリこないですね。


これが使用した256MのUSBメモリで、これでも個人保存フアィルが114Mも確保できました。大きなファイルを保存しなければ、キャッシュとダウンロード先をtmpに指定することで使用できますので、机の隅にでも転がっていましたら緊急脱出用に活用できるかもしれません。


色々やってみましたが、よく考えると我が家のオールドPCはパピー専用マシンばかりで、USBメモリ起動は全然必要性がないことに気づきました。Windowsとの共存等の高度な使用方法とはまったく無縁の環境で、持ち主と同様の単純明解な構造になっていました。


そこで無理やり一句、


  子犬チャン内にも外にも義理をたて