母の日に感動するお話♪ | 青年僧侶のシャカリキ奮闘記

青年僧侶のシャカリキ奮闘記

京都市にある日蓮宗・護国寺の僧侶です。
日々の活動を綴ってます!

本日は母の日ですね!

 

母の日は、母親に感謝を伝える日キラキララブラブ

 

そこで、こんなお話しを紹介します。

 

数日前に、とある檀家さんからお寺に一通の封筒が届きました。

 

その中身は、飲食店で使える食事券上差し

 

住職も私も、食事券を送って下された意味が分からず、

 

突然どうしたのかな!?

 

と思っていました。

 ちょうど翌日、その檀家さんの家に、

 

お経を読みに行きましたので、

 

食事券の御礼を申しあげお話しをうかがいましたところ・・・・。

 

「母親が生きている間には、親孝行らしいことを何もしてあげられませんでした…。だからせめて感謝の気持ちを伝えたくて、お寺に食事券をお送りしたのです。」

 

との事でしたえーん

 

そのことをお寺に帰って住職に伝えた所、

 

「その御供養、ありがたくお受けしましょう」

 

と、母親と一緒に食事に出かけて行かれました(。-人-。)

 その檀家さんの仏壇には、

 

お母さんいつもありがとうルンルン

 

と書かれたマスコットが置かれてあり、

 

母親を思う気持ちが熱く伝わって参りましたラブラブ

 

日蓮大聖人は、『十王讃歎鈔』というお手紙の中に、

 

孝養に三種あり。衣食を施すを下品とし、父母の意に違はざるを中品とし、功徳を回向するを上品とす。存生の父母にだに尚功徳を回向するを上品とす。況や亡親にをいてをや。

 

と書かれておりますが、

 

親に対して、食事や着る物をプレゼントすることや、

 

親の言う事を守るよりも、

 

親にありがとうと感謝を伝えることこそが一番の親孝行であり、

 

存命の両親にでさえそうなのでありますから、

 

亡くなられた両親には言うまでもありません!

 

と私たちにお教えになられております!!

 

・・

・・・

 

功徳を回向するを上品とする

 

このお言葉の通り、

 

お寺に食事券をお送り頂き、

 

お母様に供養をなされた檀家さん。

 

きっと、檀家さんの思いはお母様に届いていることでしょう(。-人-。)

 

あらためて親孝行とは何なのかお教え頂いた出来事だったのでした音符

 

 

      日蓮宗 了光山護国寺  ~山科檀林旧跡~ 

               

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