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大東亜戦争後、戦勝国による一方的な裁判が行われた。いわゆる東京裁判だ。
僕が知らなかったのは、戦犯にされた人々の処刑が行われた巣鴨プリズン跡地に池袋サンシャインシティがあるという事実だ。展望台から見る夜景はとてもきれいでよく見込みありと思われた女性と行ったなあ。と全く的外れな事を考えてしまった。
それはさておき。
米軍の依頼により著者で僧の花山氏が処刑までの間、戦犯の方々の心を癒すため仏教の教えを説いたり、仏教の本を差し入れたりしていたと言う。誰だって死というものは恐ろしい。しかし、仏教を学ぶうちに戦犯とされた方々は心が清められ心静かに死を受け入れて行ったと言う。
戦時中は仏教など見向きもしなかった軍人たちが、みな口を揃えて宗教は大事だ、と仏の道を説いた著者の花山氏に感謝して、処刑台の露と消えていった。
限りある命、死と向き合ってこそ、いままで生かされてきた事に気付き感謝の念が沸き起こる。
宗教観の薄い日本人と言われるが、何か手を合わせずにはいられない瞬間があるはずだ。
世界はなにやら利己主義的な風潮だが、我々日本人は改めて先人たちが作り上げて来た宗教概念を見直す時期にあるのかもしれない。


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