7年前に準備していた技術を使って新MacBookのトラックパッドを作った | GoGo! Machead!

7年前に準備していた技術を使って新MacBookのトラックパッドを作った

Tech Crunchより
http://jp.techcrunch.com/2015/03/11/20150311apples-new-macbooks-trackpad-does-not-move/

3月9日に発表された新MacBookのトラックパッドはクリックをすると、
指にトラックパッドを押した感触を得られるが、実際は物理的に何も動いていないとの事。

これは新MacBookのトラックパッドの裏にある振動モーターの震えと
スピーカーからの音による疑似の触覚効果によるものです。

このような触覚効果を搭載しなくても本体の厚みを1~2mm増やして、
物理的に動く事ができるトラックパッドを搭載したほうが低コストで同様の効果を得られるので、
Apple以外のPCメーカーはそのような選択をするでしょう。

しかし、Appleにとって、薄さというデザインは他社との大きな差別化で、
プレミアムな価格設定ができる要素となるため、敢えて触覚効果の機能を搭載した
と見るべきでしょう。

また、トラックパッドの物理的な動きがない事で関節痛や神経痛に悩むユーザーに対して、
痛みを軽減する効果も期待できるため、見た目だけでない利点があるようです。

ちなみに振動モーターによる触覚効果は、このブログの記事で7年前に取り上げています。

7年前に触覚効果の記述を持つImmersion社のCEOに元Appleの幹部だった
クレント・リチャードソンが就任した時に、Appleが同社と技術採用の交渉を行っている
という噂が出ている事を紹介しました。

その後、昨年に触覚効果をiPhone 6に採用するという噂も出た際にも
このブログの記事で紹介しています。

8年前も昨年もiPhoneに触覚効果を搭載すると予想していましたが、
実際にはMacBookで最初に採用される結果となりました。

今回のMacBookで良い評価を得られれば、次はiPhoneにも搭載される可能性がありますね。

Appleが8年も前に今回の技術を見つけて検討していた事を考えると、
かなり先の未来を見据えて、どんな製品を作りたいかを準備していたと予想できます。

これから他社がAppleが作るような製品を今から作ろうと考えても、
追いつくには相当な時間と努力が必要だと認識させられる例なのかもしれませんね。


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