携帯事業者が子会社を作って自社ネットワークをMVNOで売る意味ってある? | GoGo! Machead!

携帯事業者が子会社を作って自社ネットワークをMVNOで売る意味ってある?

ITmediaニュースより
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1412/11/news133.html

KDDIの100%子会社であるKDDIバリューイネーブラーがauのLTE網を使った
MVNOサービス「UQ mobile」を18日に始めると発表しました。

UQ mobileは月額980円(税別)で月2GBまで利用できるデータプランから、
送受信速度が300kbps制限の状態でデータ容量無制限+従量制音声通話がセットの
料金プランを取り揃えて、月額料金が安い携帯電話事業者として契約数を伸ばすようです。

既にSIMフリーの端末を持っている場合は月額料金のみで利用可能となりますが、
端末を持っていない、新規購入するユーザー向けに一部の端末で端末代金を24回の分割で
支払う事ができる「端末購入アシスト」も開始します。

また、オプションとして、メールアドレスや端末修理代や盗難・紛失時に補填をする
「端末保証サービス」を提供します。

これだけ見れば、他社のMVNOサービスと遜色がありません。
KDDIはauという自社のネットワークを持った携帯電話事業者が存在しており、
KDDI自身が子会社を作ってMVNOサービスを行う理由は何でしょうか?

これに対して、KDDIは「MVNO市場でau陣営が埋没しない」事が理由と語っています。

現在のMVNO事業者が借りている携帯電話のネットワークはケイ・オプティコムを除き、
全てがドコモのネットワークを利用しています。

KDDIとして、MVNO事業者がドコモのネットワークを選ぶ事を好ましくないのはわかります。

ただ、それに対する対抗策として子会社を作って自社のネットワークをMVNOするのは
目的に対する手段をはき違えているような気がします。

多くのMVNO事業者にKDDIのネットワークを選んで欲しいなら、
ドコモよりも有利な条件をMVNO事業者へ提供して、サービス内容の競争をするべきだと
私は思います。

NTTが株主の会社でIIJがドコモのネットワークを使ってMVNO事業を行っていますが、
KDDIバリューイネーブラーほど親の色は濃くありませんし、目的の戦略はUQ mobileとは
全く違うでしょう。

安い月額料金を提供したいなら、auから提供したほうがユーザーも分かりやすいはず。
しかも、携帯ショップによってはMNPならMVNOよりも安い料金だったりするのですから、
無理して、KDDIがMVNOを行う必要はないと感じているのですが違うのでしょうか?

ちなみにUQ mobileでもケイ・オプティコムと同様にiOS 8.0以降がインストールされた
iPhoneはauのネットワークを利用できないようになっているとの事。

KDDIはauのネットワークでMVNOを広げたいなら、
この問題を解決する事から始めたほうが、多くのユーザーを獲得できると思いますね。


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