AppleがGT Advancedの破産申請に関する問題で和解をした | GoGo! Machead!

AppleがGT Advancedの破産申請に関する問題で和解をした

CNET Japanより
http://japan.cnet.com/news/business/35055618/

iPhoneとiPadのカメラレンズとTouch IDのセンサで採用されているサファイアガラスの
製造をしていたGT Advancedが破産申請をした件で債務者であるAppleとの和解が成立しました。

Appleは同社製品向けにサファイアガラスの部品を提供するための出資として、
4億3900万ドルを融資しており、GT Advancedはこの融資を使って製造工場を作り、
サファイアガラスの部品を提供するはずでしたが、資金繰りが悪化して工場を閉鎖しました。

破産申請にあたって、AppleとGT Advancedが結んだ契約内容には
Appleが有利になるような条項が盛り込まれていて、GT Advancedにとって排他的な契約に
なっていると指摘されており、GT Advancedがそのペナルティを受けたのが理由とも噂されて
いますが、事実は明らかになっていません。

今回の和解内容はAppleがGT Advancedへ融資したお金は無利子で4年間で返済し、
GT Advancedは今後サファイアガラスの製造工場を持ってAppleへ部品を提供するのではなく、
サファイアガラス製造のための設備だけを提供する事となります。

そのため、Appleはサファイアガラスの部品をFoxconnなどの製造ベンダーへ依頼し、
FoxconnはGT Advancedからサファイアガラス製造のための設備を購入するようになると
予想されます。

AppleはGT Advancedのような技術会社ではなく、Foxconnといった製造が得意なメーカーへ
シフトする事で多くの需要が見込まれるApple Watch向けサファイアガラスの製造に対応でき、
単価が安い中国で製造となる事によるコストダウンでGT Advancedへの損失分はカバーできる
のかもしれませんね。

そして、GT Advancedとしても会社が存続してサファイアガラスの開発も継続できるので、
当面は一安心といったところだと思いますが、Appleとの提携関係は続きます。

もし、AppleとGT Advancedとの排他的な契約内容が新たに結ばれた場合は、
今後も同じような問題が発生しないとは言い切れません。

日本でもAppleと部品を供給するサプライヤー島野製作所との間で、
独占禁止法違反と特許侵害の訴訟が行われてニュースや記事に取り上げられています。

契約はお互いにフェアな条件で結ばれるべきものだと思いますが、
会社規模の大小やお金を支払う側という立場で一方に有利な条件になってしまう事が多く、
Appleに限らず行われている実態があります。

過去にApple製品を製造している工場で非人道的な雇用で批判を受けて改善されましたが、
今度は対企業との契約でも排他的な契約内容については改善するという社会的な風潮が生まれ、
良い方向へ向かう事を期待したいですね。

ただ、改善で不利となる会社規模が大きい側は報道機関への広告料も莫大で、
世論を操作しやすい環境にあります。
自分が不利になる世論を簡単には進めたくないでしょうから時間はかかるかもしれません。


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