AppleがBeats買収を認める。これによってどんなシナジーが生まれるのか? | GoGo! Machead!

AppleがBeats買収を認める。これによってどんなシナジーが生まれるのか?

CNET Japanより
http://japan.cnet.com/news/business/35048599/

Appleが以前より噂があったBeats Electronicsを30億ドルで買収した事を発表しました。

この買収はApple史上最高額の企業買収となります。
Appleの企業買収に関するポリシーは優れた技術を持った小さな企業をこっそりと買収して、
買収した会社の技術を自社製品に取り込むという手法が多く採られてきました。

今回の買収は会社の技術だけでなく「beats」というユーザーの認知度が高いブランド製品も
含めての買収となるため、こっそりと買収を完了する訳にはいかなかったのでしょう。
※買収にあたっては大きな株取引も発生するので隠しようがないのもあります。

前回も書きましたが、買収されたBeats Electronicsには大きく2つの事業を持っています。

一つ目はヘッドフォン・ヘッドフォン・スピーカーといったハード事業で、
「beats」ブランドのヘッドフォンは米国でシェア1位を獲得する世界中で有名なブランドです。
Appleは買収後も「beats」のブランドは残してヘッドフォンなどを販売するつもりとの事。

二つ目は「Beats Music」というサブスクリプション型の音楽配信サービス事業です。
Appleはかなり前からiTunes Storeでサブスクリプション型の音楽配信サービスを手がけたいと
考えていたと言われています。

今回のBeats Electronics買収の大きな目的は「Beats Music」を自社サービスへの取り込みによる
ビジネスの拡大を狙っていたと見て良いでしょう。

それを裏付けるように、今回の買収に関するコメントで「Beats Musicを気に入っている
という主旨の言葉がティム・クックCEOから出ています。

早ければ、6月2日から始まるWWDCでApple版Beats Musicの発表が行われるかもしれませんね。

Appleという世界最大のデジタル楽曲販売業者と最も人気のある音楽再生機器を持つ会社が、
優秀なサブスクリプション型音楽配信サービスと最も人気のあるヘッドフォンを手に入れた事で、
コンテンツ提供から再生までの全てのコトを高いレベルで提供できるようになりました。

これは音楽事業に関して言えば最強のエコシステムができたのかもしれません。

敢えて、不安な部分を言わせてもらうと、
beatsブランドのヘッドフォン製品がApple製品とどう絡んでいくのかです。

iPhoneやiPodに標準でbeatsブランドのイヤフォンをセットするようになると、
Apple製品の価値は高まりますが、ヘッドフォンを購入しようとするユーザーは買い替えせずに
ヘッドフォン市場での販売が落ち込んでしまい、beatsブランドの価値は失うでしょう。

それならば、iPhoneやiPodにはイヤフォンの付属を辞めて、
その代わりにbeatsブランドのヘッドフォン購入した時に使える割引券を付属したほうが、
商売面で大きな成功を収める事ができるかもしれません。

現在のところ、AppleとBeats Electronicsの経営陣ともに相思相愛のようですから、
これから二人三脚で新しい未来を生み出してくれる事を期待したいですね。


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