Googleが100億ドル失っても手放したMotorola Mobilityはお荷物だった? | GoGo! Machead!

Googleが100億ドル失っても手放したMotorola Mobilityはお荷物だった?

CNET Japanより
http://japan.cnet.com/news/business/35043211/

GoogleはMotorola Mobilityを29億1000万ドルでLenovoに売却する事を発表しました。

LenovoはMotorola Mobilityの買収によって、Motorolaという名前のブランドと
Motorola Mobilityが出した製品と製品で利用されている特許2000件を取得します。

Lenovoはスマートフォン市場ではシェア獲得に苦労しており、
Motorola Mobilityを買収する事で世界的に有名なMotorolaのブランドを手に入れて、
販促面でプラスの影響があるだけでなく、製品開発面でも良い影響が出る事が見込まれ、
シェアの拡大に寄与するはずでしょう。

一方、Googleは2012年に125億ドルを支払ってMotorola Mobilityを買収しました。

Motorola Mobilityが元々赤字体質で経営に影響を与える事は認識済みだったはずで、
Googleが買収する事で大ヒットするようなAndroid端末を市場に投入して業績の改善が
期待されていたのですが、Lenovoへの売却によって期待に応えられなかったという結果に
なったと言えるでしょう。

Googleは125億ドルを支払ってMotorola Mobilityを買収して、
Lenovoに29億ドルで売ったという事は、Googleは約100億ドルほど損したように見えます。

そのため、Googleにとって「100億円の価値はどこにあったのか?」という疑問が出てきます。

Googleが100億ドルの価値を見出したのはMotorolaが持つ特許にあります。
Motorolaはモバイル業界で歴史があるメーカーでその分、モバイルに関する特許を多く
持っており、Androidを世の中にリリースして歴史が浅いGoogleにとってはMotorolaの
特許は宝の山だった事が予想できます。

GoogleはMotorolaの特許を持つ事によって特許侵害による訴訟を受けるリスクを回避した。
一度取得された主要な特許は早い者勝ちで後発が得るには権利を売って貰うしかありません。
そのために100億ドル使ったのであれば十分に納得できる出費だったのかもしれません。

ただ、Googleは特許だけが欲しくてMotorola Mobilityを買収してはおらず、
Motorola Mobilityの業績改善のために、Googleは努力を続けていましたがAndroidを
各メーカーへ提供する立場上、独占的にならないように気を遣う部分もあった事から
大胆な行動ができずに中途半端になった感じがしますね。

GoogleとLenovoとのMotorola Mobility買収の話は両社のプラスになる事を期待しましょう。


【並行輸入品】Motorola Moto X - 16GB Unlocked Phone - .../Motorola

¥価格不明
Amazon.co.jp

【米国並行輸入品 SIM フリー】Google Nexus 5 2013 (Android 4.../LG

¥99,999
Amazon.co.jp

Lenovo YOGA TABLET 8 59387741/Lenovo

¥価格不明
Amazon.co.jp