Microsoftの第4四半期決算でSurface RTが失敗している事を認める | GoGo! Machead!

Microsoftの第4四半期決算でSurface RTが失敗している事を認める

Tech Crunchより
http://jp.techcrunch.com/2013/07/19/20130718microsofts-q4-earnings-miss-estimates-with-19-9b-in-revenue-eps-of-0-59-takes-900m-charge-against-surface-rt-inventory-adjustments/

Microsoftは2013年の第4四半期決算を発表しました。
その中でMicrosoftは9億ドルを使ってSurface RTの在庫調整を行った事を明らかにし、
約60万台ほどのSurface RTを減損処理を行ったとの事。

つまり、Microsoftの予想よりもSurface RTは売れずに残ってしまっている事になり、
販売面で失敗した事を表します。

前にも書きましたがSurface RTは今までのIntel製CPUとは全く互換性のないARM製CPU向けに
作られたWindows RTを搭載し、ソフトウェアも従来との互換性はありません。
そのため、本体が増えないとソフトが増えないし、ソフトが増えないと本体が増えないという
卵と鶏の両方が不足している状況でユーザーからの支持を得られていません。

先月にMicrosoftがSurface RTの価格を1万円値下げしてある程度の販売増を記録しましたが、
それでも売れ残っており、米国も150ドルの値下げを始めて在庫一掃に躍起なのかもしれません。

世界のPC出荷台数が昨年より10%以上落ち込んでいる状況の中で、
タブレット市場は出荷台数を伸ばし続ける成長産業でMicrosoftがWindows RTを出した意義は
非常に大きく、失敗をしても投資を続けなくてはいけない市場でしょう。

Microsoftと同じようにPC出荷台数の落ち込みを危惧しているのはIntelで、
IntelとSamsungが進めているスマートフォンOS「Tizen」の推進や低価格・低電力CPUとなる
Atomの再見直しはPC以外の市場での成功を求めているからでしょう。

もしかすると、MicrosoftがAtomを使ってSurface RTと同コンセプトの製品を開発する
というのは今までのMicrosoftとIntelの関係としては皆無ではないかもしれませんね。

Microsoftは今回の決算発表前に大幅な組織改編を行いました。
これはMicrosoftが今のままではダメだから組織を変えて、やり方を変えていこう
という現れだと思いますし、このままMicrosoftが業績悪化で終わって欲しくはないです。
これからのMicrosoftに期待しましょう。


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