AppleがCEOの株式報酬の内容を変更へ、業績達成が明確化へ

CNET Japanより
http://japan.cnet.com/news/business/35033757/

Appleは6月21日の取締役会でCEOに対する株式報酬の内容が承認されました。

今までは株式報酬は2021年8月までAppleのCEOを在職した場合、
無条件で毎年8万株ずつ付与され、合計で80万株得られるという報酬内容でしたが、
今回の取締役会の承認によって、2021年8月までAppleのCEOを在職したとしても、
自社の株価とS&P 500インデックスに登録されている企業の株価を照らし合わせて、
常に上位の3分の1に入っていなければ80万株を得る事ができません。

もし、中位の3分の1に入った場合は得られる株式は4分の1となる2万株に減らされ、
下位3分の1に入ってしまうと更に2分の1となる1万株まで減らされてしまいます。

これによって、ティム･クックは今まで以上に業績達成の目標が明確化され、
達成できなければ、報酬面でペナルティを与えられる事になります。

今年に入ってから10年ぶりに減益となったりと業績面では株主から批判を浴びるAppleは、
CEOに対してノルマを与え、達成できないと報酬減という条件を与える事で業績不振でも
トップの報酬は変わらないと言われる批判を浴びるの防ぐつもりのようです。

ただ、評価の尺度として自社の株価だけでなく、周りの企業の株価も比較する
というやり方は、冷静なモノの考え方ですね。

リーマンショックのようにAppleだけでなく、周りの企業も株価が下がる事だってあります。
それなのにAppleの株価だけ見て理不尽な文句を言う批判者を避けるのに役立つでしょうね。

じゃあ、今AppleはS&P 500インデックスでどのぐらいの順位になっているかというと、
こちらによると、エクソン･モービルに次ぐ2位のようです。

まだまだ、報酬が減る中位に落ちる事はなさそうです。
このまま上位に居続けるという事はAppleが成功しているという証拠。

Appleは成功し続ける製品やサービスを今後も提供して欲しいですね。


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