キャリアがAppleへ支払う高額な販売奨励金は結果的にユーザーが支払う

WIRED.jpより
http://wired.jp/2013/02/01/got-an-iphone-you-probably-pay-over-100-on-your-monthly-bill/

米国で色々あるスマートフォンのプラットフォームの中でキャリアへ支払っている
月額利用料が多いのはiPhoneで米国のiPhoneユーザーの59%が毎月100ドル以上支払っている
事が調査の結果で明らかになりました。

iPhoneユーザの49%は「101～200ドル」の月額利用料を支払っており
「200ドル以上」が10％、「51～100ドル」が36%、「25～50ドル」が6%という
内訳となっています。

これに対して、Androidユーザーは「100ドル以上」が53％、「51～100ドル」は32％、
「50ドル以下」が14％となっており、iPhoneよりも安価に利用している事がわかります。

iPhoneユーザーの月額利用料金が高い理由として、
iPhoneが1台売れる事にキャリアがAppleへ支払う販売奨励金が他の端末よりも高いからで、
キャリアはAppleへ支払った販売奨励金を取り戻すために契約プランなどが割高になっている
という背景があるからでしょう。

日本ではソフトバンク、auともにiPhoneは他のスマートフォンと比べて、
さほど違いがない月額料金となっているように見えますが、各店頭では端末本体の価格が
iPhoneが他のスマートフォンより高額に設定されており、本体価格の支払いを割引する月月割
もしくは毎月割は同額でも値引き元が異なるため、結果的にiPhoneが高くなっています。

キャリアとしてはiPhoneと他のスマートフォンで同じ原価率で販売するルールにした時に、
iPhoneのほうが販売金額が大きいため、他のスマートフォンよりも得られる利益は大きい事が
期待できますから、キャリアはiPhoneを扱いたいと思うのでしょう。

結局のところ、Appleブランドによるプレミアム価格はユーザーが支払っているという事です。
ユーザーはAppleとキャリアの策略にうまく乗せられているのでしょうね。
Appleファンの私としてはそれでも構わないですけど。


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