hpがPC部門の切り離しとwebOS終息を行い、IBMを目指す? | GoGo! Machead!

hpがPC部門の切り離しとwebOS終息を行い、IBMを目指す?

Engadget Japaneseより
http://japanese.engadget.com/2011/08/18/hp-pc-webos/

hpが今後の事業展開について発表を行い、その中でコンシューマー向けPCやタブレットデバイス、
スマートフォン、ストレージなどの事業を切り離し、ソフトウェアとソリューションビジネスに注力
を注ぐ事を明らかにしました。

現在、PCシェア世界1位のhpがPC部門を切り離すという事を語る意図は、
今後のPC販売台数が更に鈍化するのと単価低下による利益創出が難しくなっている事を
しっかりと予測できているからなのでしょう。

ただ、タブレットデバイスとスマートフォン事業の終息について非常に残念です。
昨年にhpはPalmをAppleやGoogleと競い合って買収し、hp初のwebOS搭載タブレットデバイスの
TouchPadが発売されたばかりで、webOSを使ったPCやプリンタの開発を公言していたにも関わらず
方向転換となったのは米国の不況によってコストをかける勇気を失ってしまったのかもしれません。

今後の先行きが不安定なPCとコスト増が予測されるタブレットデバイスとスマートフォンを
切り離して、hpは代わりに何をするかというとソフトウェアとソリューションビジネスに注力する
と語っています。

ハードウェア事業と比べてソフトウェアとソリューションビジネスは、
売上に対する利益がとても高く効率的な事業に見えます。

hpは最近ソフトウェアやソリューションを提供する会社を多く買収を進めており、
今のIBMのような未来像を描いて努力しているのだと思います。

IBMは過去にAT互換機でPC・サーバーを作り、OS/2、Lotus、Tivoliといったソフトウェアを
提供する大きなメーカーでした。

しかし、IBMは事業継続を進める中でPCをLenovoに売却、OS/2をサポート終了と
辞めていく事業がある中で自社のソフトウェアを中心としたソリューションを提供する会社になり、
IBMは成長を続けています。

hpもIBMのようになりたいと思い、今回の発表をしたのだと思いますが、
今、ソフトウェア事業の土壌がないhpがソフトウェア企業を買収するだけでなれるとは思いません。
IBMは長い時間をかけてLotus、Tivoliなどのソフトウェアを取り込み、消化したからこそ、
成し得た今があると思います。

hpは12か月から18か月をかけてPC事業の切り離しを検討し、判断するようですが、
検討期間中に会社の中身を大きく作り替える努力が必要かもしれませんね。

Appleのようにハードウェア、ソフトウェア、サービスを1社で抱え込むビジネスもあり、
IBMのようにソフトウェア、サービスで高利益を得るというビジネスもありでしょう。
今後、hpは後者を狙っていくようですね。


HP Officejet コンパクト・モバイル A4インクジェットプリンタ H470/ヒューレット・パッカード

¥19,950
Amazon.co.jp

Lenovo ThinkPad X100eシリーズ 11.6型TFT液晶 ノートブック 287.../Lenovo

¥69,800
Amazon.co.jp

Lenovo レノボ ThinkPad X200 X201 US英語 キーボード 42T367.../レノボ・ジャパン

¥価格不明
Amazon.co.jp