AppleやGoogleといった大量の資金を持つ会社には不況は好機になっている? | GoGo! Machead!

AppleやGoogleといった大量の資金を持つ会社には不況は好機になっている?

APPLELINKAGEさんより
http://www.applelinkage.com/#a110818002

世界経済は不況の真っ只中ですが、
スマートフォン・携帯市場はある意味バブル状態に陥っていると見て良いかもしれません。

携帯電話ネットワーク関連の特許を約8800件と約1万件の申請中の特許を保有する
InterDigitalが、多くの企業の標的となっています。

InterDigitalは同社が持つ特許を9月中に売却しようと考えており、
この特許購入の入札にApple、Google、Nolkia、Qualcommといった企業らが
参加すると見られています。

先日行われたNortelの6000件ほどの特許購入関するオークションはAppleらが参加する企業体が
評価額の4.5倍に相当する45億ドルで落札され、GoogleはIBMから1000件以上特許を購入したりと
スマートフォンに関する特許の売買が非常に多く行われ、それに伴い特許侵害の裁判も増えています。

今回のInterDigitalは現在、Appleに対して同社が持つ特許をライセンス貸与しています。
ライセンス貸与の契約を結ぶという事はそれだけAppleにとって重要な特許をInterDigitalは
持っているという証拠でしょう。

さらに今回は申請中のものも含めれば18800件という膨大な特許数で、
Nortelの入札金額を超える金額が入札される事が予想します。
多分、それを狙ってInterDigitalg特許を売却しようと考えているのは間違いないでしょう。

正直、最近の特許がらみの取引金額は非常に高騰化していると思います。
先日のGoogleのMotorola Mobility買収もそうです。

この不況で大きな収入を得るには特許や会社の売却が手っ取り早く、
しかも交渉相手は現金を沢山持つAppleやGoogleとなれば、うまく両社と交渉をして
高額な条件を引き出す事が可能でしょう。

売る手、買い手もこの不況がある意味、ビジネスチャンスになっているのは間違いないですね。

日本の企業も円高を利用して優良な米国企業を買収して自社の価値を高めるのも悪くないのかも
しれませんね、現にそのような活動をしている企業があるみたいですから。