Appleがサプライヤーに見積価格の10%カットを要求、ドル安の影響か | GoGo! Machead!

Appleがサプライヤーに見積価格の10%カットを要求、ドル安の影響か

APPLELINKAGEさんより
http://www.applelinkage.com/

AppleがApple製品のプリント基板や光学部品、バッテリモジュール、タッチパネルなどの部品を
供給するサプライヤーに対して、第2四半期の見積価格を10%カットするように求めているとの事。

すでに台湾のプリント基板を提供するサプライヤーが見積価格を10%カットして、
Appleに提出したという報道もされており、Appleは設計の見直しといった無駄削減のコストダウン
ではなく、価格対応によるコストダウンを進めているようですね。

その背景には今年に入ってからドル安の傾向が一気に加速した件があると思います。
現在、売られているiPad 2やiPhone 4の企画当時は現在ほどドルは安くなかったですし、
ある程度、為替の変動を予測してコストを計算していたとしても、1ドル80円を切るドル安になるとは
さすがのティム・クックも想定していなかったでしょう。

米国の販売が半分近くを占めるAppleにとって、ドル安の影響でAppleの利益は想定よりも
低い水準で推移していると思いますから、見積金額の10%カットは減った利益分の取り戻し
を狙っているのでしょう。

多分、サプライヤーもドル安によって部材の原価を抑える事ができたりと、
メリットはあったでしょうから、上得意のAppleへ利益還元という感じでしょうか。

一方、日本ではドル安の影響でMacもLionも安価になる恩恵を受けています。
大好きなApple製品が安価に買えるのは嬉しい事ですが、日本経済全体で見るとドル高のほうが
嬉しいでしょう。色々な思いが経済には絡みますね。


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