Googleが断念した夢をAppleが実現するのか。 | GoGo! Machead!

Googleが断念した夢をAppleが実現するのか。

Tech Crunchより
http://jp.techcrunch.com/archives/20101027iphone-sim-cards/
APPLELINKAGEさんより
http://www.applelinkage.com/#101028004

Googleが今年の初めにSIMロックフリーのNexus Oneを発売した時、
キャリアに縛られない自由な携帯ライフを提供しようと夢を見たが、キャリア達が反抗し、
結局、Nexus OneはSIMロック付きのバージョンも登場して販売を終了した。

今度はAppleがキャリアに縛られない自由な携帯ライフを提供しようと、
SIMカードメーカーのGemaltoと組んで独自のSIMカードを作ろうとしているようです。

Apple独自のSIMカードはどのような効果があるかというと、
ユーザーはiPhoneが欲しいと思ったらキャリアの店舗に行かずにApple StoreでiPhoneを購入し、
自分が契約したいキャリアを自由に選べ、App Storeを利用してアクティベートできるようになります。
つまり、Appleがユーザーとキャリアとの仲介役になるという事です。

今までユーザーは携帯を持つ時にキャリアと契約してSIMカードを受け取らないと
通話もメールもできないですが、Appleが自由にキャリアと契約できるSIMを提供する事で
ユーザーは好きなキャリアを選ぶ事ができるという訳です。
※しかも、いつでもキャリアや料金プランの乗り換える事ができるかも。

好きなキャリアを選べると言ってもキャリアによって、ドコモやソフトバンクのW-CDMA、
auのCDMA2000と通信方式が違うため、携帯でその通信方式に対応しなければ使えません。

今、AppleはW-CDMAとCDMA2000の両方に対応したiPhoneを開発の噂がありますから、
この開発中のiPhoneと独自のSIMカードが実現すればキャリアはAppleに対してお願いしなければ、
iPhoneユーザーを獲得する事ができなくなるという訳です。

しかし、このビジネスモデルによって、キャリアは契約の縛りが無くなった事により、
Appleは販売奨励金を受け取れなくなる可能性もあるので、販売奨励金を見込んで安価になっていた
iPhoneの価格が高くなり、購入するユーザーも減ってしまう恐れが出てきますが、
Appleはユーザーとキャリアとの契約・請求業務などを仲介する事で月額利用料から手数料を
受け取る事を見込んで価格を下げる事ができるかもしれません。

キャリアからの販売奨励金の支払いは一回だけですが、
月額利用料からの手数料徴収ならユーザーがiPhoneを使い続ける限り受け取る事ができます。
長い目で見ると後者のほうが利益が増えるのかも。

Googleは単にSIMロックフリーのNexus Oneを出して、
ユーザーに自由な携帯キャリアを選ばせようと努力しましたが、Appleのように全てを囲うような
戦略を行わなければキャリアを説得する事はできないのかもしれませんね。

本当にこれが実現したら、キャリアは単なるインフラの会社になって業界がぶっ壊れるかも。
やっぱり、Appleと組んだ会社は最終的にはAppleに食われてしまうのが定説なのだろうか。

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