ウィルコム支援が正式に決まったソフトバンクの戦略はどうなる | GoGo! Machead!

ウィルコム支援が正式に決まったソフトバンクの戦略はどうなる

CNET Japanより
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20410334,00.htm

日本でのiPhone販売キャリアであるソフトバンクモバイルの親会社であるソフトバンクと
APファンド、企業再生支援機構がPHS事業者ウィルコムの再生支援を行う事が決定しました。

その内容はソフトバンクは30億円を出資し、APファンドらとともに新会社を設立。
新会社が事業譲渡、もしくは会社分割の形で、次世代高速無線通信サービスのXGP事業と、
基地局の設置場所を10億円で譲り受け、ウィルコムに貸し出すという内容です。

これにより、ウィルコムは次世代高速通信の開発費や基地局の資産管理の負担が減り、
PHS通信事業を行う事だけに集中して利益を得やすくなるという公算のようです。

ソフトバンクは出資する見返りとして、総務省から許可されなかった
2.5GHz帯の無線ブロードバンド通信認可と関連技術、日本で約16万のPHS基地局を
たった40億で得る事になります。
(ソフトバンクモバイルは3Gの基地局整備に2000億以上使っている)

ただ、ウィルコムのPHS通信とソフトバンクモバイルの3G通信には互換性は一切ないため、
日本で約16万のPHS基地局が増える=3G通信品質の向上にはなりません。
しかし、場所を労せずにウィルコムの基地局が置いてある場所に対してソフトバンクモバイルの
基地局を併設できるので作業効率の向上は見込まれます。

そして、次世代高速無線通信サービス「XGP」の動向が気になります。

XGPは現在の第3世代携帯電話に変わる第4世代携帯電話の通信になると言われており、
全国サービスが総務省から認可されればソフトバンクモバイルの第4世代携帯電話の通信は
全てXGPになる可能性もあります。

となると、Appleファンが気になるのは「未来のiPhoneもXGPに対応するのか」という点ですが、
現実的には厳しいかもしれません。

XGPはPHSのマイクロセル(1台の基地局でカバーできるエリアが狭い)という思想で出来ており、
人が集中する場所での品質低下を防ぎやすいメリットがありますが、Apple本社がある国土の広い
アメリカでは基地局を今の3G以上の数を増やす事になり、支持を得られないでしょう。

よって、未来のiPhoneはXGPサービス開始の有無によっては、
ソフトバンクモバイルからiPhoneが販売されない可能性が高いでしょう。

とはいえ、今から劇的に第4世代携帯電話の移行が進む訳ではありません。
数年後に第4世代携帯電話が普及した頃にはAndroidがシェアを握っているという事も
あるかもしれないので、この心配をする必要がないのかもしれませんね。


iConnplus iPhone3G|3GS 充電バッテリー付きレザーケース White iB.../Wellcomm.Inc

¥9,800
Amazon.co.jp

SoftBank SELECTION FIXスタンド for iPhone3G SBS-PSS.../SoftBank Selection

¥2,480
Amazon.co.jp

iPhone3G用アダプタ(革)/eyeMobile

¥315
Amazon.co.jp