AppleのCOOティム・クックが最新戦略とライバルについて語る | GoGo! Machead!

AppleのCOOティム・クックが最新戦略とライバルについて語る

マイコミジャーナルより
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/02/25/apple_timcook/index.html

AppleのCOOであるティム・クックがサンフランシスコで開催された
Goldman SachsのテクノロジーカンファレンスのキーノートでAppleの戦略や
MicrosoftやNetbookなどのライバルについて語ったとの事。

まずは1月に発表されたiPadについてティム・クックは以下のように語っています。

「すでに半年間にわたって使い続けており、出荷開始が待てない。」
「iPod touchからiPhone、iPad、そしてMacまで、Mac OS Xの驚異的なスケーラビリティに
きっと驚くことだろう。」
「(A4プロセッサについて)我々は、我々自身が半導体に何を欲しているのかを一番良く知っており、
それを最も的確な形で解決できるのも我々自身だったと考えている。」

とiPadが半年も前から完成しており、製品としての完成度をアピールしています。
そして、価格帯的に競合となるNetbookとの競合にも言及しており・・・

「(Netbookを)家に持って帰って、実際に使って、"なぜ自分はこんなものを買ったんだ?"
と考えるだろう。
もし一度でもiPadを見て触れた人であれば、今後もNetbookを買おうと考えることはないだろう。」

昔からAppleはNetbookに対して批判的なコメントをしつつも興味を持っており、
ティム・クックは2009年度第2四半期業績発表では「我々にはこの分野(Netbook)に関して
幾つか面白いアイデアがある。」というコメントをしています。

上にある「幾つか面白いアイデア」がカタチになったのiPadと考えてもよいでしょう。
つまり、Appleにとっては真のNetbookキラーなのかもしれません。


次にAppleの中で人気製品ではないApple TVについても以下のように語っています。

「趣味の一種だが、我々の感覚が「そこに何かがある」とささやいている。
Apple自身にはTV市場に参入するという意図はないが、Apple TVに対する継続的な
投資を行っていく。」

Apple TVに関しては米国以外では普及させるためのソフトが足りない。
用途がプレーヤーでしかないのに割高感を感じる価格設定が販売は伸びない理由でしょう。

他社に先駆けて発表した分野だと思いますが、ちょっと早すぎたのかな?
それでも継続的に続けていく事で火が着くのを待つ状態のようです。


次がMicrosoft直営店のMicrosoft Storeについてです。

ティム・クックはMicrosoft Storeの事をパートナー企業のビジネスを奪う行為で、
同ストアの目的はコンシューマ向け最新製品やサービスの紹介が主な目的と評価しており、
実験的なビジネスと語っています。

それに対して、Apple Storeは「テストでも実験でもない、製品を販売してユーザーと
対話するためのもの」という目的を話した上で・・・

目的が違うにも関わらず、Genius Barなど一部セクションのデザインだけは真似ている。

と酷評をしており、我々がMicrosoft Storeに対して思っていたイメージは、
Appleも同じイメージを持っていたようで安心しました。


ティム・クックはコメントから受ける印象として華やかさを感じる事はできませんが、
冷静に物事を見て堅実に仕事をこなす出来る人という雰囲気を感じさせます。

昨年、スティーブ・ジョブズが病気の治療のために半年間の休養を取っていた最中に
会社の運営をティム・クックが行っていたと言われていますが、彼のような堅実な仕事をこなす
部下がいるからスティーブ・ジョブズは新製品の開発に注力できるのでしょう。

今のAppleはスティーブ・ジョブズよりもティム・クックが不在になったほうが、
経営的な打撃が大きいのかもしれない・・・。

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