続・iPhone売買契約書の問題 - 電波の状態が悪いだけ解約の理由になるのか?
消費者機構日本より
http://www.coj.gr.jp/topics/topic_081107_01.html
昨日、書いたiPhone売買契約書にある「解約不可」という文言削除するように求めた件ですが、
消費者機構日本のホームページにソフトバンクモバイルのiPhone 3Gの契約に関する申し入れ、
消費者契約法に基づく裁判外の差止請求が公開になりました。
消費者機構日本が行った申し入れは大きく2つの内容です。
1.iPhone売買契約書にある解約不可条項が消費者契約法10条に反する恐れがあるため、
文言を削除する事、隠れたる瑕疵その他の理由がある場合の解約を認める文言を追記する事。
2.他の3G携帯電話で電波受信できる場所にも関わらず、iPhone 3Gでは電波受信不可もしくは
不安定な事を契約前に分からなかった場合にiPhone 3G商品本体に隠れたる瑕疵があるとして
売買契約の解約手続きをできるようにする事。
1については一方的に売買契約の解約ができないという文言削除には賛同できますが、
2のiPhone以外の携帯では電波受信できるのにiPhoneで電波受信できないから解約に応じろ
というのは部分的に賛同できかねます。
それは全ての携帯電話(無線機)は総務省の技術基準適合証明を得て平等に販売されています。
iPhoneも一定の基準を満たして販売されているのですから、これを瑕疵というのかは疑問です。
携帯電話のメーカー、機種によって受信感度は異なり一緒ではないのですから・・・。
※しかし総務省の技術基準適合証明を得ているので最低限の性能は有しています。
それよりもユーザーがiPhoneを手にして「自宅で3G通信ができない」と認識して販売店に
申し出た際に「ユーザーと販売店で解決に向けた対応を行ったか」というのを確認すべきでしょう。
対応の中で以下のようなやり取りが行われたかが気になります。
1.自宅があるサービスエリアが最高レベルという評価であったとしても
周囲に同じキャリアの携帯が多く存在したときには圏外になりうる事、
建物などの遮断物によって電波状況が変わる事を説明したか。
2.携帯電話のメーカー、機種によって受信感度が異なる事を説明したか。
3.販売店がユーザーから申告を受けたときに代替のiPhoneを貸し出して
iPhone自体の故障ではないかを確認したか。
4.iPhoneの故障ではないと判断できたときにしっかりと1と2の事象を説明した上で
ホームアンテナ設置の案内を勧めたか。
5.ホームアンテナの設置をした後にiPhoneでの受信状況が変わらないのか、改善されたか。
ここまでやってもiPhoneの受信状況が改善されないのであれば解約に応じるべきだと思います。
もし販売店がここまでの作業を怠り、契約書を持ち出して「いかなる理由でもキャンセルできない」
とユーザーに切り出してきたのであれば瑕疵担保責任を放棄したと考えるべきでないでしょうか。
私も過去に製品のトラブルでお客様とやり取りを行った経験がありますが、
双方が納得いく順序を示してから対応を進めていくのが後腐れのない解決の方法だと思います。
※11/10追記:retroさんの記事も考えさせられる部分があります、参考にどうぞ。
http://retromac.blog32.fc2.com/blog-entry-236.html
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http://www.coj.gr.jp/topics/topic_081107_01.html
昨日、書いたiPhone売買契約書にある「解約不可」という文言削除するように求めた件ですが、
消費者機構日本のホームページにソフトバンクモバイルのiPhone 3Gの契約に関する申し入れ、
消費者契約法に基づく裁判外の差止請求が公開になりました。
消費者機構日本が行った申し入れは大きく2つの内容です。
1.iPhone売買契約書にある解約不可条項が消費者契約法10条に反する恐れがあるため、
文言を削除する事、隠れたる瑕疵その他の理由がある場合の解約を認める文言を追記する事。
2.他の3G携帯電話で電波受信できる場所にも関わらず、iPhone 3Gでは電波受信不可もしくは
不安定な事を契約前に分からなかった場合にiPhone 3G商品本体に隠れたる瑕疵があるとして
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1については一方的に売買契約の解約ができないという文言削除には賛同できますが、
2のiPhone以外の携帯では電波受信できるのにiPhoneで電波受信できないから解約に応じろ
というのは部分的に賛同できかねます。
それは全ての携帯電話(無線機)は総務省の技術基準適合証明を得て平等に販売されています。
iPhoneも一定の基準を満たして販売されているのですから、これを瑕疵というのかは疑問です。
携帯電話のメーカー、機種によって受信感度は異なり一緒ではないのですから・・・。
※しかし総務省の技術基準適合証明を得ているので最低限の性能は有しています。
それよりもユーザーがiPhoneを手にして「自宅で3G通信ができない」と認識して販売店に
申し出た際に「ユーザーと販売店で解決に向けた対応を行ったか」というのを確認すべきでしょう。
対応の中で以下のようなやり取りが行われたかが気になります。
1.自宅があるサービスエリアが最高レベルという評価であったとしても
周囲に同じキャリアの携帯が多く存在したときには圏外になりうる事、
建物などの遮断物によって電波状況が変わる事を説明したか。
2.携帯電話のメーカー、機種によって受信感度が異なる事を説明したか。
3.販売店がユーザーから申告を受けたときに代替のiPhoneを貸し出して
iPhone自体の故障ではないかを確認したか。
4.iPhoneの故障ではないと判断できたときにしっかりと1と2の事象を説明した上で
ホームアンテナ設置の案内を勧めたか。
5.ホームアンテナの設置をした後にiPhoneでの受信状況が変わらないのか、改善されたか。
ここまでやってもiPhoneの受信状況が改善されないのであれば解約に応じるべきだと思います。
もし販売店がここまでの作業を怠り、契約書を持ち出して「いかなる理由でもキャンセルできない」
とユーザーに切り出してきたのであれば瑕疵担保責任を放棄したと考えるべきでないでしょうか。
私も過去に製品のトラブルでお客様とやり取りを行った経験がありますが、
双方が納得いく順序を示してから対応を進めていくのが後腐れのない解決の方法だと思います。
※11/10追記:retroさんの記事も考えさせられる部分があります、参考にどうぞ。
http://retromac.blog32.fc2.com/blog-entry-236.html
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