JailbreakしたiPhoneで人気だった非公認アプリがApp Storeで人気を得る

WIRED NEWSより
http://wiredvision.jp/news/200809/2008092222.html

「Trism」を開発したSteve Demeter氏は、
「価格5ドルのゲームが公開からわずか2ヵ月で25万ドルの利益を生んだ。」と発表しました。

「Trism」のようにiPhone 2.0が公開される前にJailbreakしたiPhoneで
人気だったアプリがApp Storeでも支持されているという例は少なくないようです。

「Tap Tap Revenge」も例に漏れず200万近くダウンロードされているゲームです。
アプリは無料でも最新バージョンでは広告が入ったりして収入を得る事が可能だったり、
有料版のリリースも検討しているようです。


AppleにとってiPhone 2.0が公開される前のJailbreakしたiPhoneは、
決して望ましい環境ではなかったはずです。

その環境で人気だったアプリがApp Storeに並びユーザーから人気を得ている・・・。

Appleはそのアプリを全く知らなかったのか、もしくは知っていて見逃していたのか。
恐らくは後者のほうでしょう。

AppleはiPhone SDKの必要性やApp Storeの需要があるかどうかをリサーチしていたのでしょうか。
そして、JailbreakしたiPhoneで人気だったアプリをApp Storeに取り込んでユーザーの人気を得る
という商売上手のAppleらしい良いシナリオだったのかもしれません。


とはいえ、JailbreakしたiPhoneで人気だったアプリの全てがApp Storeに並ぶ事はできません。
例えば、iPhone標準アプリに酷似したアプリはダメ、テザリングアプリもダメ。
まだJailbreakの需要はまだありそうですが「App Storeはもう大丈夫」とAppleが判断したときに
Appleが法的にJailbreakの締め出しに動くという事もあるかもしれませんね。


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