being on the road | ゆーちゅいちゅい ~旅とお酒が好きな人へ~

being on the road

「僕の生きる道」を読み始めた。

この話の結末は知っている。


暗い話は嫌いだ。本来は軽快な推理小説とかほっこりするような些細な出来事の話、冒険小説、私を高揚させ、読み終えた後にふと頬ずりしたくなるような本が好き。
でもこの本を読んでいたらこんなことを思い出した。

ビーイングオンザロード

沢木耕太郎が深夜特急の中でドイツ人親子に「禅とは何か?」と聞かれて導き出した答えだ。存外悪くない答えだったかもしれないと彼は言っていた。

私はこの言葉が結構好きで、それはなかなか完結できない自分という人間への言い訳なのかもしれないとも思うけれども、ヒトは多かれ少なかれそうなのだと思う。


みんな途上にあるのだ。

ただ完結していないまま終わりを迎えなければいけなくなった時に、ヒトはどうすればよいのだろう?