景気悪化、雇用情勢悪化という日本で景気対策の一環として家電業界を救うためにエコポイントを導入した。
そのエコポイントの交換が1日から始まり好調らしい。
申請件数は1か月で約50万件に達したており景気対策の効果があったといえるかもしれない。
ポイントがもらえるのは2010年3月末の購入分までで商品との交換申請は12年3月末までとのこと。
しかし方や雇用情勢が急速に悪化した昨年暮れから今年春にかけて職を失い、失業給付を受け始めた人たちが、次々に給付の期限切れを迎えている現状もある。
再就職先が見つからないまま、生活保護に移行するケースも多々。
同じ日本とは思えない貧富の差だと思う。
失業給付の申請は、今年1月は24万1606件と前月比で約10万件も増えている。
今年4月は、年度末の失職者増もあり、申請は37万8210件と3倍強も増えている。
雇用保険を払っていない事業所も含めると実質この倍の数の失業者がいると予測される。
一時しのぎの景気対策で一般市民から特定業界にお金が流れ損失を埋める仕組みの今回の景気対策。
増産体制になっているところもあるがその補充は派遣やら期間工やらで安定した雇用を新たに造る気など全く無いメーカー。これではいつになっても安定した雇用が生まれるわけが無い。
企業は社会貢献という大事な役目があると思う。
その社会貢献とは雇用を守り人を育て技術を受け継がせることではなかろうか?
儲け主義に走った企業とその恩恵にあずかりたい政治家に踊らされる私たち。
昔のよき日本はもう戻れないものだろうか。