「おとり求人」といわれるものが世にはびこっているらしい。
ハローワークなどで紹介されて会社面談をしたところ、求人票より低い賃金での雇用を持ちかけられた事例があったそうだ。賃金だけでなく勤務時間や手当てなどの違いもこのおとり求人に該当すると思われる。
求人票とは違う条件でより悪い待遇にて雇い入れるケースが多いようだ。
立場の弱い求職者にたいして企業とは思えない下品なやり方。
売り手市場とはいえひどい話である。
今回訴えた人は求人票に月給が17~25万円とあり、3カ月間の試用期間中も同じ労働条件だったそうだ。
だが、会社は男性に対して「その求人は既に終了している」と説明。代わりに時給700円で7月末まで働いた場合、月給15万円で正社員として雇うとの条件を持ち掛けている。
就職が決まらない弱みにつけこまれた男性は、しぶしぶ5月からその条件で働き始めたが
結局、期間満了前の6月上旬に解雇されていたのである。
同じようなおとり求人のケースはほかにもあるだろう。まともな会社のやることではない。
こういった会社こそ次の犠牲者を出さないために世間に公表すべきだと思う。