自己責任社会とは! 事後の言い訳無用の社会である! | 経営の勘どころ・つかみどころ

自己責任社会とは! 事後の言い訳無用の社会である!


 6月1日。「駐車監視員制度」がスタートした。


全国で1600人の民間監視員が登録され、駐車違反に目を光らせる。警察官から監視員に代わることで種々のトラブルも予想されるが、監視員の身分は「みなし公務員」とされ、妨害行為には公務執行妨害罪が、金品提供には贈収賄罪が適用される。


 民間に業務移管して大きな問題となったのが、耐震偽装事件での建築物の検査証明だ。官ならば防げたとの見方もあるが、官とて当てなるものではない。


年金不正で納付率アップを画策したのは、誰あろう社会保険庁の公務員である。問題は民とか官とかではなく、自己責任に対する社会的認識水準が今だ低いことに尽きる。責任を自分の目の前に置けば事前説明・自己抑制が働く。事後の言い訳は無用と心得るべし!