骨粗鬆症予防にはジャンプが有効!~ウェイトリフティングの選手はジャンプ力があり、骨密度も高い | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は木曜日です。

「金沢守クリニック」は休診です。私は山口市阿知須の病院に非常勤医師として働きに行きました。しかし、
診療所にも様々な事情があり、5名の患者さんが受診されています。

本日の山口県西部、早朝に雨が激しく降りましたが、午前中のうちに雨は上がり、お昼からは晴れ間も
覗いています。予報とは違い、午後からは気温も上がり、梅雨の中休みになっています。

今朝は雨が降り、雷も轟くひどい荒天の中、ロードバイクで走りました。4時半起床、5時出走でした。50.7
キロを1時間47分21秒かけて走り、1352カロリーを消費しています。平均巡行速度は28.3km/hr、最高速度は45.3km/hrでした。7月のバイクでの月間走行距離は112.5キロになりました。

平均巡行速度、今日も30km/hrに達しませんでしたが、かなり強く雨が降る時間帯もあり、辛い状況の中でのロングライドであった事を考えれば、悪くない内容だったと思います。

雨が降る中で考えたのは毎朝朝刊を配達する新聞配達の方々、そして自転車通学する学生達の苦労で
した。雨がひどくても朝刊は余程でなければ配達されていますし、雨が降ろうが、雷が轟こうが学校もお休みにはなりません。趣味でトレーニングをしているのに、辛いとか言えないなと考えながら走りました。

昨夜もプールに行き、1,5キロ泳ぎ、今日も非常勤医師としての勤務を終えてから2キロ泳ぎましたので、
7月トータル6.5キロになっています。ランは21.1キロのままです。

さて、昨日の「ためしてガッテン」で取り上げられていた内容とっても興味深かったです。「オリンピック選手
直伝!美ボディー&超健康ワザ」というタイトルでした。

ウエイトリフティング選手がもつ、非常に高い能力とは何でしょう?自分の体重の2倍を超える重量を頭上
に高々と持ち上げることができる、そのヒミツ。

それはなんと「ジャンプ力」なのです。ある調査によると、そのジャンプ力はバレーボール選手や、陸上の
跳躍種目の選手たちをも抑えて、全競技中トップというから驚きです。腕の力や上半身の力だけでは、
ウエイトは決して持ち上がらないようです。

彼らは、脚力を鍛え、ジャンプの力であの重量を 頭上にまで運んでいたのです。長年、ウエイトリフティングをしている、ベテラン選手たちの体を調べてみたら、なんと私たちの若返りのヒントが見つかったと紹介
されていました。

それは、「骨密度が高いこと」です。実は、ジャンプにこそ、骨密度をアップさせるポイントがあったのです。ジャンプによって骨がたわむことが刺激になって、骨を作る細胞の働きが活発になるのです。

大人になると、意識してやることはあまりなくなるもの。それが、「ジャンプ」です。でも実は、骨粗しょう症
予防のためには、ジャンプを生活に取り入れるのが有効だったのです。

次に、なぜ競泳選手は、まるで魚のように、あんなにもスイスイと速く泳げるのでしょう?一流選手の泳ぎと、一般の人の泳ぎの大きな違いが、泳ぐ「姿勢」なのです。

一流選手は、驚くほどまっすぐ一直線の姿勢をキープして泳いでいます。そのカギを握るのが、なんと
「おへそを引っ込める」トレーニングとの事です。

私も泳ぐ姿勢が悪いから、泳ぐスピードが出ないと痛感する事が多いです。今日も泳ぐ時、リズムが悪く
なってきたら、お腹を引っ込める意識を持つようにしています。まあ、急に速くはならない事は事実です。
積み重ねが大切だと思います。

おへそを引っ込めると「ある重要な筋肉」が働くのです。それは、「腹横筋」です。腰周りを支え、姿勢を維持するのに重要な働きをする、いわば「天然のコルセット」です。

この腹横筋のトレーニングは、腰痛の予防・改善にとっても適した運動のようです。しかも、安定した姿勢で歩けることにつながるため、ひざへの負担も減らせる効果があるようです。

そして更にサッカー選手たちの練習風景でよく見る、ゆっくりとしたジョギング。一見、単なる準備運動やクールダウンのように見えます。ところが、実はこのジョギングが、意外にも「スタミナ力」アップのカギを握っていることがわかったんです。

それは、ジョギングによって、筋肉の毛細血管が増える効果によるもの。毛細血管が発達すると、ダッシュ
したときに体内で作られる乳酸を、効率的にエネルギーとして利用できるようになるんです。

このスロージョギング、私たちにもうれしい効果があります。疲れない程度の速さで長時間運動することで、筋肉の毛細血管が発達。すると、糖や脂肪が効率的に消費され、メタボ・生活習慣病予防に最適との事
です。 まあ、これは有名なので、皆さんご存じかもしれません。

最後に女子ホッケー日本代表チーム、さくらジャパンの選手たちから教わった、「アイシング」の極意が
紹介されています。

ねんざや肉離れ、寝違えや筋肉の疲労など、炎症を起こしたとき、アイシングをすることで、炎症の広がりを抑え、痛みや腫れを少なくすることができます。

ポイントは、いち早く冷やすことです。いわゆる筋肉痛は、翌日になってから痛みが強くなりますが、筋肉を激しく使った場合には、痛みが出てからではなく、運動直後に冷やすのが効果的です。

冷やす効果が特に高いのは、「氷水」。水は熱伝導率が高い上、氷があることで水温は常に0℃近くに保たれるため、冷却効果は抜群です。

ランニングは好きだけど、故障にお悩みの方々はずぼらせすに、しっかりアイシングすると故障が減る可能性ありそうです。私はランやバイクの練習後、冷たいシャワーを大腿から足首にかけて万遍なく掛けています。

番組で紹介されていたジャンプ運動とおへそ引っ込め体操について記します。興味のある方は参考にして
下さい。

⦅骨密度UP!ジャンプ運動⦆

骨密度を増加させるために、ジャンプ運動ご自分の年齢や日頃の運動習慣に合わせて、週2~3日を目安に、下記のようなジャンプ運動を生活に取り入れてみるといいかもしれません。

1. 高くジャンプ 
10回/日 強い刺激ならば少ない回数で効果あり。若い方や日頃運動している方向け。

2.軽くジャンプ 
50回/日 10cmを目安に軽くジャンプ。ラジオ体操第1第2を通して行うと、およそ50回分に相当。

3.階段をポンポンと下りる 4階分程度/日 2の「軽くジャンプ」と同様の効果が期待できる。

しかし、骨粗しょう症の方や足腰に痛みのある方は、無理をせず、医師とご相談ください。

⦅腰痛・ひざ痛に効く!おへそ引っ込め体操⦆

“おへそ引っ込め体操 その1 ”
1.基本 呼吸を止めずに、おへそを引っ込める

2.腰骨の左右のでっぱりの内側の部分が、 硬くなることを確かめる

3.おへそを引っ込めたまま、30秒間キープ

20120704fax_01.jpg(pc-img)

“おへそ引っ込め体操 その2 応用 ”
手とひざを床について、背中が反らないようにして、 上記の要領でおへそを引っ込めながら、 片手を
上げて姿勢を保つ。それができたら、次は その反対側の足をあげ、体の水平を保つ。

20120704fax_02.jpg(pc-img)

ただし、この体操も無理をすると、かえって腰などを痛めることがありますので、十分注意してください。

ジャンプはともかく、おへそ引っ込め運動は毎日でもしなければと思う今夜の私です。