越後の苗場山登山 なぜ雨なの？

９月２３,２４,２５日の三連休は、台風一過の好天気。日本列島行楽日和

何処の山でも登れそうなテンションで、

かねてより計画していた念願の白根三山（北岳、間ノ岳、農鳥岳）。

しかし、台風の影響で、登山口の広河原までのアクセスが途絶えていた

気を取り直し、荒川三山。　こちらもやはり台風の影響でダメっぽい。

こうなったら南アルプスを諦め、思い切って北アルプス最後の目標　剱岳登山を計画

しかし・・・　こちらはこの三連休　人気沸騰で山小屋満室お断り状態。

二転三転が、一転四転ひっくり返って・・・　もうどこでも良いから登れる山教えて～

ってことで、出発日の夕方　ようやくターゲットが決定！

役所の観光課に問合せ。　登山道も、 までのアクセスも台風の影響なし　

目指すは越後の　苗場山　と　巻機山　

メンバーは、もちろんリュウゾウ夫婦　そして金華山仲間の志水君

間ノ岳の稜線に憧れ、この日の為に有給までとって楽しみにしていた志水君には

ちょっと気の毒な結果になってしまったけれど・・・

今回の台風はあっちゃこっちゃで荒れまくったらしい　

各地で被害続出。被害のなかった私達。　登山が出来ないくらいは仕方ないね。

気持ちを切り替え、２1：３０過ぎにリュウゾウ小屋を出発　

豊田飯山ＩＣから１１７号を経て、和田小屋登山口 に翌朝３：００着

寝つけ薬にプシュっとグビッと仮眠。

アラームは５時。　一応目覚めたけれど　　

えっ！？　なんで？　日本列島台風一過で晴天ではないの？？

携帯で天気予報見たら、何故かここ越後湯沢だけがピンポイントで　

昨夜までそんな予報じゃなかったのに・・・。

登る山をこんなに悩んで、これほど遠くまで来て、なんでここだけ雨なの

テンションあがらないから、皆ブツブツ言いながら二度寝に入る。

７：００　辺りも明るくなって 　にも人の姿がぼちぼち。　登山準備に入る。

登山道を確認するも、水が流れグチャグチャ　先が思いやられる。

和田小屋までは車道歩きを選択。２０分くらいかな。

８：１５　この時、一瞬にして青空　

日差しも一気に強くなり慌てて日焼け止めクリーム塗ったり、カッパを脱いだり♪

さあ、一気に天気回復か・・・・　と思ったが・・・・

この青空は、この時限り。 ずーーーーーーーーっと ガスと雨の中を歩くことに

登山道には勢いよく水が流れ、まるで沢登りのよう。ずっとこんな急登が続く。

まだ始まったばかりなのにすでに下山が心配

９：５０　休憩ポイントの中の芝。雨だから休憩する気も起きず通過。

後ろ赤ザックカバーは、イケメン新潟君。本日ここまでに会話を交わしたのは彼だけ。

爽やかな笑顔が、雨の辛さを一瞬和らげてくれたと感じたのは母ちゃんだけでしょうか

１０：１５　小松原分岐

１１：３０　苗場山山頂２１４５ｍ　視界悪し。　ノーコメント。

ベンチで少しだけ腰掛けて、パンをパクつく。とにかく寒い。

濡れた手袋の中の指先が凍てつき痛い。動かないと凍えそう。

１１：５０　さっさと下山。

ここはたぶん広大な山頂湿原のはず・・・。　でも何にも見えない。

濡れた木はツルツル。やたらと足が取られる。

池もぼんやりですね・・。きっと素晴らしい景色なのでしょうが見えません。

感動もなく寂しいかぎりです。

上の芝のテラス。撮影のみ。雨は止んだけど腰を下ろす気にはなれません。

とにかく早く下山し、暖かい に入りたい。それだけを目標に急ピッチで下山。

登山道脇の小岩に数十年前の水位があり、小さな窪みに小石が落ちぐるぐる廻って

丸い穴を創り出している様子が見られた。

１３：１５　中ノ芝まで戻る。ほぼ同じペースで戻ってきた新潟君と一緒にしばしブレイクタイム。

あれれ！　３人共、グリーンのＴシャツ！　緑カメムシトリオ　ガッツポーズ

母ちゃん、カメラレンズを通して彼をしっかり観察。彼だけにピントを合わせています。

だって、見れば見るほど素敵なイケメンですもの。

雨も止み、何やら賑やかな声。　本日一番笑顔が可愛い東京チームが登ってきました。

雨の辛い山歩きでも若者達との出会いは元気をもらえます。

彼女達は山頂泊まり。　おっと！　アンカーのザックカバーは、もしや都会でブレイク

ナイスですね！　絵になります。

川のような下山道を避け、スキー場を一気に下る。

ようやく空が明るくなり、前方の視界が開けた。振り返れば山頂はやっぱりガスの中。

最後まで苗場の山容は姿を見せてくれなかった。

それでも新潟の単独君と出会えて、素直で爽やかな彼と会話を交わしながらの下山は

楽しくって笑いっぱなし♪

今日一日の辛い雨の登山の全てが救われた想いでした。ホントにありがとう。

彼は２５日、浅間山を登ると言ってました。来年はぜひ北アルプスを目指してね。

そしてまた、いつか　どこかの山で出会えますように・・・

スキー場に咲く可憐な植物。踏まないように気をつけながら草地を下りる。

１４：３０　和田小屋に到着。　ここから車道歩きで２０分。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




１４：５０ に着くとまた雨が降ってきた。ホントに一日こんな空模様に振り回され

達成感も感じられなかった。怪我や大きなトラブルもなく無事下山できたから良しとするか。

とにかく早くで汗を流し、温まりたい。ろくなランチも食べずに下山したからお腹はペコペコ。

今夜は美味いもん食べて、明日の山の登山口に向かいましょう。

あ～　それにしてもこの天気　 はきっとベタベタだろうな。テント張れるかな。

今夜はテントでのびのび眠りたいな～

途中、神立の湯に立ち寄る。源泉かけ流しですっきり♪

車に戻ると

アレ～～　　菊ちゃんでねえの！！

うちのブログを見てくれている人には、もう説明する必要もないくらいに最多登場の菊ちゃん

リュウゾウ母ちゃんの山師匠の彼は埼玉県在住

なのに何故ここにいるの？？？

そうです！　偶然も偶然！　菊ちゃんは今日テニス仲間３人と越後湯沢温泉の旅をしていたのです。

そしてテニス仲間の御用達マンションに、我々３人もお邪魔することになりました。

一緒にスーパーマーケットで買出し。宴会。たのしいひとときを過ごさせていただきました。

雨の辛い登山の後に、山友のテニス友にこんなに温かく迎えていただけるなんて感謝感謝！

山友のテニ友には、１１月リュウゾウ小屋に来ていただくことになっています。

伊吹山登山＆リュウゾウ小屋で宴会。　

母ちゃんの牡丹鍋 　ＶＳ　菊ちゃんのきりたんぽ鍋　　で火花が散るかも

山友のテニ友さん、１１月の再会を楽しみに待っています。

２４日早朝３：３０　マンションをそっと出て、次の巻機山登山口へ向かう。

後半へつづく