WEEK 40…週末の結果、クリチコvsポベトキン、コットvsロドリゲス、POSTFIGHT! | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

毎度です。

又、ご無沙汰してしまいました…。

週末の結果、ポストファイトをテキトーに書きますね。


先ずは…楽しみにしていた…ヘビー級タイトルマッチ!

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70297#ixzz2hBIvWt2U

長年、クリチコ兄弟が君臨するヘビー級。
今回はアテネ五輪金メダルのアレキサンダー・ポベトキンがチャレンジするとあって、
かなり期待しておりました!

しかしながら…結果的にはダウンを4度奪わられ…ジャッジ3者が…
119-104という稀に見る程の大差判定で…ウラジミール・クリチコが防衛に成功…!

ウラジミール・クリチコは…61勝53KO3敗、ポベトキンは26勝18KO1敗…。



中へ入ってきたポベトキンをクリチコがクリンチワークで防ぐ展開が続きましたな。
2Rにはジャブみたいな左フックでバランスを崩させダウン…。
しかし7Rの3つのダウンは…明らかにプッシングのものもありましたね…。


35,000人の大観衆が期待した様な試合にならなかったのは確かかも知れませんな。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70324#ixzz2hBJjjzIx

ウラジミールも控えめなコメント。

『勝利に間違いはないが、私はまだまだ上達出来ると思っている。無敗の対戦相手だったし、どうしても勝ちたかったんだ。彼にとっては人生を賭けた試合だったわけだし、簡単じゃなかったよ。』

『何発もパンチを当てたけど、倒れずに向かってきた。最後の最後までラッキーパンチでも良いから当てたいって気持ちが伝わってきたよ。』

『凄く苦しい練習を積んできたけど、本当にその甲斐があったね。厳しい戦いだった。』

『KO出来なかった?少し悔しいね。もっとクリーンなパンチを当てられると思っていたんだけど。』

『7Rと8R、KOチャンスはあったけど、KO出来なかった。でも完勝だったとは思う。』

『いつも試合を圧倒して、相手に何もさせずにKOするのが理想だからね。』

『巨大なスタジアムで、私のファンとポベトキンのファンが応援し合っているのは素晴らしかったね。徐々にヒートアップして感情的になってきていたし、盛り上がっていたよ。』

『現在、国同士が緊張関係だから、ファン達が感情的になり過ぎるのを心配していたんだけど、フレンドリーに終わって良かったよ。』

…。

プロ初黒星のポベトキン。検査の為に病院に行ったそうですが…インタビューも。

『勿論、彼の方が優れていた結果だと思う。明らかに彼が世界最高のファイターだ。』

クリチコのファイトマネーは…1,740万ドル…。
ポベトキンは…530万ドル…。


そして試合前に…距離を取ったらクリチコ、接近出来たらポベトキンと…
分かり易い予想をしてくれた…元ミドル級王者の…ドミトリー・ピログ。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70341#ixzz2hBK9gq9Z

『高い金を払ってチケットを買ったんだけど、全く面白くなかったね。ポベトキンは出来る限りのことをやったと思う。でもクリチコは、美しいボクシングを見せようという気は全くなさそうだった。本当、ただ勝てば良いって方法さ。まぁ…クリチコには結構余裕があったんだろうね。でもクリチコのリング上の動きは…私には理解出来ない。試合後のインタビューでブーイングが出るのも当然さ。』

…。

バッサリ(笑)

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続いては…アメリカフロリダ州オーランド。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70306#ixzz2hBJBIWWG

アンダーカードには…トップランク期待のホープ、テレンス・クロフォードが登場!
対戦相手は無敗のアンドレイ・キリモフ。

無敗対決として…コアなファンの間では注目されておりましたが…
受け身のキリモフに対して、戦術をストイックに守り続けるクロフォード。

ジャッジ3者が…100-90のユナニマスデシジョンでクロフォードが勝利したものの…
アメリカの観客のウケは悪かったそうです(笑)

バーンズへの挑戦も噂される…クロフォードはこれで22勝16KO無敗。
キリモフは16勝8KO1敗。

『リングに上がってしっかりと自分の仕事をしたまでさ。ヤツを一晩中アウトボックスしてやった。たくさん効かせていたとも思うし、俺は殆どパンチをもらってないぜ。』

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そしてメインはプエルトリコのスーパースター、ミゲール・コットの復帰戦!

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70307#ixzz2hBJMUKqi

2012年はメイウェザーとトラウトに連敗、その後、プロモーション活動等に力を入れつつ、
休養し、フレディ・ローチさんと組んでの復帰戦とうことで…注目されましたな。





2Rの終わりに強烈な右フックから左フックを浴びせ、ロドリゲスはグロッキー…。
ゴングに救われたものの…3R開始早々に…一気に詰めたコットがストップ勝ち!!

そりゃ…人気出るわなー。

3R19秒、TKO勝ちでコットが2年ぶりの勝利。
38勝31KO4敗、

敗れたロドリゲスは28勝16KO7敗3分。


残り2試合で引退かとも言われているコット。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70321#ixzz2hBJWkLd7

今後は…カネロか、マルティネスか…メイウェザーIIか…。

カネロとの対戦について問われ…。

『カネロ戦が実現するには、トップランクとゴールデンボーイが交渉しなければならないよね。完全にドアが閉じているとは思わないけど、話し合いが必要なのは確かだろう。』

トップランクのプレジデント、トッド・デュボエフさんも可能性は否定しません。

『時間と場所さえあれば、我々は席に着く用意がある。我々の仕事はミゲールにとって最良の試合を組むことにあるんだ。可能性はあるだろうね。』

アラムさんがいなければ…何とかなりそな気もしますな…(笑)
メイウェザーも認める…唯一のトップランクガイが…確かデュボエフさんでしたっけ。

コットは残りのキャリアをトップランクと共に歩むと決めているそうですが…
以前の様な独占契約ではないみたいですね。

『我々の関係は、契約書1枚なんかよりも遥かにタイトなんだ。ここ8カ月の間、ミゲールとは素晴らしい対話が出来てきた。良いコンビだと思う。今日の彼の出来を観れば分かるでしょ?』

マルティネス戦の可能性を問われたコット。

『プエルトリカンとして史上初の4階級制覇っていうのは魅力的ではあるね。』

…。


そして…誰よりもホッとしているであろう…フレディ・ローチさん。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70326#ixzz2hBJbjkgZ

…。

どうやらホッとを通り超えて…調子に乗っているご様子(笑)
今後のマルティネス戦について問われ…。

『彼のことは良く知ってるんだ。それに勝ち方も分かっているよ。素晴らしいアスリートでスピードも抜群だけど、ディフェンスには癖があるよね。そこをミゲール・コットなら突けると思う。』

『ミドル級での挑戦?是非実現させて欲しいね。プエルトリカン初の4階級制覇もあるし。チャンピオンも偉大なアスリートなんだから。チャベスJr.は実質1Rしか戦ってないみたいなもんだったけど、倒しかけたしね。』

…。

『チャベスは手さえ出せば勝てたのに。コットは規律あるファイターだし、今夜見せてくれた様に戦術にも従って戦える。マルティネスに勝てると思うよ。』

『ウェイト?キャッチウェイト?そんなものは必要ない。充分にミドルで戦えるさ。』

…。


止まらないローチさん。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70337#ixzz2hBK3h6Kn

『ミゲールはメイウェザー戦の準備も出来ているよ。今がキャリアを通じて最高の状態なんだ。必要なスタイルに戻ることが出来た。ミゲールも先週言っていたけど、私がセコンドにいるなら、メイウェザー戦も勝てたと思う。間違いなくね。』


両者に勝っている"No Doubt"トラウトをして…接戦になると言われていた試合。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70330#ixzz2hBJsnGCr

一方的な結末となりましたが…敗れたロドリゲスは…。

『少しリラックスし過ぎていたのかも知れないね。コットが中に入ってきた時も特にパワーを感じなかったんだ。だからリラックスしてたんだけど、その時にあのフックをもらった。凄くパワーを感じたよ。このレベルの戦いではこういうミスが命取りになる。一瞬たりとも気を抜いたら負けるんだ。特にミゲール・コットの様な相手に対してね。』

『2Rの終わりに良いのをもらったけど、コーナーに戻った時は大丈夫だった。3R開始時も平気だったよ。少しフラフラはしていたけどね。その直後にダウンを喰らってレフェリーが止めたってわけさ。正直ストップは早かったと思う。俺はネバーギブアップの人間だからね。ミゲール・コットは強いし、レフェリーも俺が相当効いていると思ったんだろう。実際はそうでもなかったんだけど。』


マルティネス陣営もコメントを出している様ですな。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70332#ixzz2hBJyGFXm

アドバイザーのサンプソン・ルコウィッツさん。

『我々としてはメディアを通じての交渉は絶対にしないとだけ言っておくよ。メディアやプレスを介しての交渉は本当に上手くいかないことが多いからね。我々も1度158ポンドのキャッチウェイトで何て話をしたことがあるかも知れないけど、フレディ・ローチが言っている通り、キャッチウェイトは必要ないだろう。ミドル級のチャンピオンシップなんだからね。良いタイミングで、チームマルティネス、プロモーターのルー・ディベラが、"Maravilla"の次戦について話し合う。プランAもおプランBも用意することになるだろう。』

…。

プロモーションの絡みを考えると…マルティネス戦へ一気に加速しそな気もしますな。


そして…トップランクのドン、ボブ・アラムさんが登場。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70387#ixzz2hBKUpTf1

■ コットの最新試合について

デジャブの様だったね。コットの昔の戦い方を良く知っているからこそ、彼の強靭さとボディパンチが懐かしかった。フレディ・ローチはベテラン選手を担当する時、変えることよりも、強さを伸ばすことが上手い。今回のミゲール・コットは本当に最高だったと思う。

■ ローチがコットとここまで上手くいくと思っていたか

絶対に合うとは思っていたよ。ミゲールはとてもインテリジェントな男なんだ。フレディの様なトレーナーが付いたことはないし、良い関係を築けると思ったよ。

■ コットがトップランクで再び試合をすること

トッド・デュボエフとミゲールはプロモーターとファイター以上の関係なんだ。兄弟みたいなもんさ。オリンピックの後、トッドがミゲールを見出したわけだしね。凄く仲良しなんだよ。

■ ミゲールの今後

大きな未来が待っているだろうよ。今後についてはじっくりと話し合いを行なっていくけどね。でも世界中の扉は開いている。フレディがいれば、後、2年~3年は出来るんじゃないかな。

■ カネロ・アルバレス戦

どうだろうね。ミゲールはカネロがGBPと契約しているって言ってたけど、私は何も知らないんだ。カネロがどんな契約を誰としているかを先ずは徹底的に調べる。契約が分からない限り、交渉は何も出来ないからね。GBPと契約しているなら、GBPと話す必要がある。

■ セルヒオ・マルティネス戦

マルティネスはミゲールにとって魅力的な相手なんだろう。ミドル級のタイトルがかかるからね。プエルトリコ史上初の4階級制覇ってのは魅力なんだろう。

■ マルティネスが落ちているかどうか

難しいところだね。マルティネスは素晴らしいファイターだし、凄くクイックだ。両者の強さがぶつかるんだから、本当に最高の試合になるとは思うけどね。

…。


更にアラムさん。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=70397#ixzz2hBKaljUU

メイウェザーとの再戦について問われ…。

『ミゲールの試合を観たら、メイウェザーはもうやりたいと思わないだろうね。』

Mayweather vs Cotto I Hightlight


他のニュースも頑張って書きたいなー。

チャオー。