Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

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個人的注目試合ラインアップ!



07月01日 ○キース・サーマンvsルイス・コラーゾ●
07月18日 ◎アルツール・アブラハムvsロバート・スティーグリッツ●
07月18日 ◎スコット・クイッグvsキコ・マルティネス●
07月18日 ○カール・フランプトンvsアレハンドロ・ゴンザレス●
07月18日 ○フリオ・セサール・チャベスJr.vsマルコス・レイジェス●
07月25日 ◎セルゲイ・コバレフvsナドジブ・モハメディ●
07月25日 ○ジャン・パスカルvsユニエスキ・ゴンザレス●
08月01日 ダニー・ガルシアvsポーリー・マリナッジ
08月02日 ファン・カルロス・パヤノvsラウシー・ウォーレン
08月29日 アブネール・マレスvsレオ・サンタ・クルス
08月29日 シェーン・モズリーvsリカルド・マヨルガ
09月12日 フロイド・メイウェザーJr.vsTBA
09月19日 アンディ・リーvsビリー・ジョー・サンダース
09月22日 山中慎介vsアンセルモ・モレノ
10月03日 ルーカス・マティセvsビクトール・ポストル
10月17日 ゲナディ・ゴロフキンvsデビッド・レミュー
10月24日 ウラジミール・クリチコvsタイソン・フューリー
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さてと…今週末はダニー・ガルシアvsポーリー・マリナッジがありますな!

S.ライト級で頂点を極めながらも…その後の試合で評価を落とし続けているガルシア。

慎重だったウェルター級転向の機会をこのタイミングと決めたことがどう出るか…
注目が集まります。

試合は8月1日(土)@NYのバークレーズセンターです!

お馴染みクリフ・ロールドさんの記事です。

http://www.boxingscene.com/danny-garcia-perfect-still-fighting-respect--94028

【以下テキトー訳】

ダニー・ガルシアのベストパフォーマンスはルーカス・マティセとの死闘か、それともアミール・カーンを逆転でノックアウトした試合か。いずれにせよ現在のところ、その2試合ともガルシアのキャリアを決定付ける試合にはなっていない。

キャリアを決定付ける試合というのは、そのファイターの話になった時に必ず出てくる試合のことだ。ガルシアが140ポンド最強を証明したいずれの試合の印象は、最近のあまり良くない印象にかき消されている感があるからだ。

無敗のPhila-Rican※1は、一定の評価をされていないと感じていることから、今週末の元2階級制覇王者、ポーリー・マリナッジと試合に流れついたと言えるだろうか。

2007年のプロ転向後、何も変わっていないのは、ガルシア(30勝17KO無敗)がいつも勝利だけの為にリングに上がるということだ。

1人のホープの時、もくもくと用意された相手に連勝した。キャリアで最もタフな時期も同じだ。2011年10月、元王者のケンドール・ホルト戦から2013年9月のマティセ戦になるだろう。特にマティセ戦は多くがアルゼンチン人スラッガーの前にひれ伏すと予想していたが、ガルシアは黙々と戦い勝利を収めた。

マティセ戦の勝利後も、ガルシアがこの惑星最高の140ポンドファイターであることを否定する声も少なくはなかった。ガルシア自身は前年にアミール・カーンを見事なKOで下した時から、S.ライト級トップファイターであることを認めて欲しかったが、カーン戦の前後に戦ったのが、衰えていたエリック・モラレス戦であったことも影響したようだ。

それでもマティセ戦の勝利は、ガルシアこそがS.ライト級最強であることを証明するのは充分だったはずだが、世間は厳しい。特に最近続いている不甲斐ない試合で批判の声は増えるばかりだ。

『ボクシングなんてそんなもんさ。』

ガルシアはキャリアを通じて批判され続けていると言う。

『俺は昔ずっとアンダードッグとして戦っていたからね。それで勝ち続けていたから、ラッキーだとかとしょっちゅう言われてたよ。だから有利と言われようが不利と言われようが一緒なんだ。メンタルもフィジカルも最高の準備をしてしっかり仕事をする為に毎試合リングに上がっているから、試合後にそんなこと言われても全部を聞くつもりなんかないけどね。』

最近特に批判を浴びているのが、マウリシオ・エレーラ戦、そしてレイモント・ピーターソン戦の勝利だ。エレーラとの試合は、マティセ戦の次戦であり、更にガルシアにとってルーツでもある初のプエルトリコでの試合だった。


【ガルシアvsエレーラ、Highlights】


【ガルシアvsピーターソン、Full Fight】

ガルシアは序盤こそ力強く試合を進めたものの中盤以降動きが落ち、エレーラに支配された。ガルシアにとってプロ初黒星を喫してもおかしくない内容であった。特にアンダードッグが後半巻き返し、試合終了時によりフレッシュな場合はよく起こるアプセットになるかと思われたが判定で救われた。

そして今年の4月、NBCで放送されたレイモント・ピーターソン戦も似た様な展開となる。批判は微妙だった2-0のマジョリティデシジョンだけでなく、実力者ピーターソンとの試合も前回のミスマッチと同様、タイトルマッチにならず中途半端なキャッチウェイトで行なわれたことにも向けられた。

ピーターソン戦はガルシアにとって2試合連続でのS.ライト級リミットよりも重いキャッチウェイトでの試合となった。昨年8月の酷いミスマッチでロッド・サルカをノックアウトした試合に続いてだ。サルカは2階級も下の相手でもある。ピーターソン戦は実力者同士の熱戦ではあったのだが。

『言い訳は何もしないよ。ピーターソンは良い戦術を練ってきていたしね。ただウェイト面では問題があったと思う。140ポンド前後では力強さを感じなくなってきたからね。前はパンチを当てる度に腕を通じてパワーを感じたんだよ。効かせることが出来てるってね。』

『でもそれを感じなくなったんだ。何か自分を痛めつけているような感じさえした。140ポンドではもう力強くないって思うんだ。』

土曜日の試合、ブルックリン出身のマリナッジ(33勝7KO6敗)との試合で140ポンド以上の試合は3試合連続となり、ウェルター級リミットで戦うのはガルシアにとっても初めてのこととなる。

『減量は自分のパフォーマンスに悪影響を与えていたと思う。特に試合の後半になるとね。147になることで全然調子は良くなるはずさ。マティセ戦の直後からウェルターに上げた方が良かったかも知れないね。』

『まぁ過ぎたことを言っても仕方ない。とにかく今は調子が良いし力強く感じている。トレーニングもハードにこなしているよ。それにウェルターでより強く速くなる為に練習を積んでいるんだ。』

新たに取り組んでいるスキルと共に彼が本当に得たいものは、より大きなリスペクトであろう。恐らく今週末の試合に勝利してもそれを得ることはない。特にマリナッジは全盛期は過ぎていると思われているからだ。

真のグレートと呼ばれるその日までガルシアはこれからも一生懸命練習をして試合に臨むだろう。彼はまだ27歳なのだ。まだまだ批判を払拭する時間はたくさんある。

『メディアの皆さんとファンの皆さんが喜んでくれたら俺はハッピーだよ。でも今でもハッピーなんだけどね。グローブを付けて相手と12ラウンド戦い続けるってのは並なことじゃない。規律と10週間のハードワークの賜物さ。毎朝起きて同じ練習をするんだ。血と汗と涙のね。』

『だからファンにもメディアにも俺を愛して欲しいとは思うけど、仕方ないよ。批判されればその分ハードに練習するモチベーションにもなるからね。』

- 以上 -

※1 Phil-Rican: フィラデルフィア出身でプエルトリコをルーツに持つ人

クリフ・ロールドさんの文章は洒落た言い回しで…訳し辛いです(笑)


【昨日の公開練習】

ご本人の言葉通り、身体付きも含めてメチャ調子良さそうですねーー!


ここからはFight Weekに入ってからの声を。

http://www.boxingscene.com/danny-garcia-my-style-beat-any-fighter-boxing--94049

■"Swift"ガルシア

『147ポンドに上げて今までよりもエネルギッシュな自分を見せられるし、よりスマートな俺を見せられると思う。俊敏性も上がったんだ。しっかりと仕事をする為にリングに上がるよ。

『ハードに練習出来ているんだ。結局100%の準備が出来るかどうかだからね。全てが充実したキャンプを過ごして俺は準備万端さ。』

『先日?ダニー・ガルシアであり続けること、そして華々しくあることさ。どんなポーリーが登場するかは分からないけど、どんなバージョンで来ても対応する準備をしてきたからね。動き回るヤツ、前に出てくるヤツ、色々なタイプとスパーリングをして練習したんだ。』

『ポーリーが100%の状態で来たって、俺の方が上回れると確信しているよ。俺のスタイルは誰が相手でも勝てるスタイルだからね。ポーリーもハードに練習してきていることは知ってるけど、必ず勝利を掴むよ。』

『俺はファイターであることに集中したい。110%のダニー・ガルシアを打ち負かせるヤツなんていないさ。これまでも多くの良いファイター達を倒してきたし、俺のハートを見せてやる。』

『プレッシャーは感じていないけど、最高のパフォーマンスを見せたいとは思うよ。今日にだって戦える準備をしている。147ポンドにしてスピードも上がったんだ。ベタ足で戦うことはしない。全ては土曜日を楽しみにしていてくれ。』

『俺はボクシング界で最も多彩なファイターだと感じているんだ。12ラウンドに渡って力強く戦うことが出来る。キャンプを通じてずっとそうだった。』


そして噛ませ犬にはならないと張り切るアウトスポークンなマリナッジさんも健在!

http://www.boxingscene.com/malignaggi-fans-media-overlooking-me--94051

『147ポンドは良いね。この階級ではいつも調子が良いんだ。勿論トレーニングには多くの犠牲がつき物だけどこんなに簡単にウェイトを作れたのは初めてだね。正直言って過去最高のシェイプだよ。』

『2階級制覇するには、ジャブを打って動いているだけではダメなんだよ。僕のIQ、ボクシング能力とスキルがあるからこそ、今の僕があるんだ。』

『ダニーは僕のことを甘く見ているとは思えないけど、ファンやメディアはそうだね。僕はチャレンジが好きだしモチベーションが上がることが好きなんだ。毎朝、本当にハードだと感じるけど僕なら必ず出来ると思っているよ。』

『チャレンジは大きければ大きいほど興奮する。最高の自分を出すことが出来る。これまでもこの時代の最高のファイター達と戦ってきたんだ。今回のチャンスを逃す手はないよ。』

『僕のホームであるバークレーズセンターでダニー・ガルシアと戦える。これ以上は望めないね。』



チャオー。
先ずは実現に一歩ずつ近付いているであろうコットvsカネロのビッグマッチ。

http://www.boxingscene.com/de-la-hoya-cotto-canelo-finalized-this-week--93993

GBP代表のオスカー・デ・ラ・ホーヤさんによると…もう少しだとのこと…。

もう3週間くらいもう少しが続いてますが…これだけのビッグネーム同士の戦いになると…
そう簡単にはいかないのは…最近では当たり前になってきてますな。

11月21日@マンダレイベイ、HBOのPPVが最も濃厚となっているそうです。

マンダレイベイと言えば…"The Fight of the Millennium"デ・ラ・ホーヤvsトリニダードが、
お馴染みですねー!



『凄く興奮しているよ。ボクシングで最高のライバリーと言えばメキシコvsプエルトリコだからね。歴史的にも数多くの偉大なファイトがあったし、いつもアクション満載のファンが喜ぶ試合になるんだ。』

『マンダレイベイは最高の会場さ。14,000人収容だけど、全員の席から試合が見やすいんだよ。全てのアクションをもれなく見ることが出来る。安い席を買った方が見やすいかも知れないよ。それに僕とトリニダード、バルガスとの試合もマンダレイベイだったしね。歴史ある素晴らしい会場だよ。』

バルガス戦もそうだったですな…!




ゴールデンボーイは…10月17日@MSGで決定したゴロフキンvsレミューもありますので、
大忙しです。

http://www.boxingscene.com/de-la-hoya-golovkin-lemieux-dangerous-both--93995

33勝30KO無敗の"GGG"に34勝31KO2敗のレミュー…。

戦績を見てるだけで興奮しますな…。

これは1993年の…ジュリアン・ジャクソンvsジェラルド・マクラレンを思い出します。

46勝43KO1敗の"Hawke"マクラレンvs27勝25KO2敗の"G-Man"マクラレン。
あの時も戦績だけ見て…興奮していたなぁ…。



そして期待するファンの上をいく…マクラレンの強打…。
再戦も貼っておこう。



…。

とにかくデ・ラ・ホーヤさんも興奮気味です。

『ボクシングファンと関係者であれば誰もが望む試合だよ。誰もが強打が交錯するエンターテイニングな試合になると分かってるからね。両者ともに全盛期で世界王者、これこそがボクシングだよ。この試合はハートの強さ、ハングリー精神、そしてベルトを統一したいという強い意志が大事になると思う。凄く面白い試合になると同時に両者にとってとても危険な試合になるね。』

『2人とも一発で試合を終わらせるパワーがあるし、顎も強い。そしてフィジカルコンディションもいつも万全だ。勝つのはこの試合にかける想いが強い方だと思うね。想いが強い方が先に顎にパンチをヒットさせて勝つだろうね。』

…。


2つのビッグマッチの勝者同士が戦うことになれば、それは来年のお楽しみになります。

http://www.boxingscene.com/de-la-hoya-eyes-cotto-canelo-vs-golovkin-lemieux--93997

『こういう試合を組めるのは本当に嬉しいんだ。その先を考えることが出来るからね。ゴロフキンvsレミューの話しをしている時、コットvsカネロのことも考えていた。勝者同士が対戦出来るかな、とかトーナメント形式になるかなとかね。これこそがボクシングの面白いところなんだ。ベストファイター同士が戦うってことさ。ファンが求めているカードを提供するのは、間違いなく我々GBPがNo.1だと思う。僕が決めて良いなら、もちろん勝者同士は戦うことになるよ。そして決めるのは僕だよ。』

現役復帰をしっかりと諦めてから…言葉が力強いですね、オスカーさん!



頑張れ、ゴールデンボーイ!


そしてそのGBPで役員を務めつつも…現役最後にもう一花咲かせると宣言した…
"Alien"ホプキンス。

ミドル級頂点の"GGG"との対戦をぶち上げる等、らしい一面を見せておりますが…
"GGG"陣営は…ミドル級のベルト統一に走っていることからも…連れない感じでしたな。

http://www.boxingscene.com/bernard-hopkins-targets-arthur-abraham-showdown--93985

次のターゲットは…先日スティーグリッツとのライバリーに決着を付けた…
"King"アブラハム(43勝29KO4敗)。

『俺は引退していない。俺はいつだってファンを喜ばせたいと思ってしまうんだけど、その相手は168ポンドのWBOチャンピオンだよ。俺は50歳だし、多くの同年代から本当に多くの声援を受けているんだ。』

『条件面を考えても実現出来ると思うんだよ。WBOのプレジデント、"Paco"も後押ししてくれそうなんだ。場所?まだ分からないね。まだまだ話は始まったばかりだし。』

『S.ミドルのタイトルを獲得したいと思ってるんだよ。覚えてるかい?俺はS.ミドルを飛ばして175でアントニオ・ターバーと戦って歴史を作ったからね。』



S.ミドルで戦ったのは…初めてミドル級王者になった1995年以前ばかりですな。


そして…どうしたって気になる…フロイド・メイウェザーJr.の試合。

http://www.boxingscene.com/shos-vp-mayweather-stands-firm-next-fight-last--93982

予定されている9月12日まで…もう1ヶ月半を切りましたが…決定の報は無し…。

近況を探っていると…SHOWTIMEのVP兼GMのステファン・エスピノサさんが、
コメントを出していました。

パッキャオ戦実現に尽力してくれた方でしたな。

プロ50戦目まではやるんじゃないかとか…SHOWTIMEとの契約を3試合延長したとか…
色々と噂は絶えませんが…。

『インターネット上に出ている数々の噂、例えば我々と契約延長の交渉をしているとかは、全くの嘘だよ。SHOWTIMEもCBSもフロイドの契約については何も交渉をしていないし、交渉をする予定もない。フロイドは我々に対して、次がラストだとずっと言っているし我々としてはその言葉を信じているだけさ。パッキャオ戦以降、フロイドはずっと一貫しているよ。』

ロバート・ゲレーロ戦から始まったSHOWTIMEとの契約は6試合だったですな…。

ゲレーロ、カネロ、マイダナ、マイダナ、パッキャオ、そして今回か…。

まぁSHOWTIMEとの契約延長はしないと…一貫している気がしますけどね…(笑)

もし9月12日以降、又試合をするとなると…フリーな立場になったメイウェザーは…
各局と巧みに交渉をしそうな感じですな…。

『我々はフロイドと素晴らしい関係を築いている。お互いに大変な成功を収めてきたからね。これまでの5試合でPPV契約者は1,000万件に迫るんだよ。フロイドが満足してくれていることに自信があるし、もし彼が現役続行を決めた時には、我々と又やってくれると確信している。』

…。

これは甘そうな考えですね(笑)

HBOの例がありますからねぇ…。ファミリーとさえ言っていたHBOをサクッと切って、
今のSHOWTIMEへ…。

…。

しかし絶対に売れる商品を持っている…しかもそれが自分自身ってのは…
ビジネス的には…最高だよなぁ…(笑)


そしてWBCのマウリシオ・スライマンさんもメイウェザーについて。

http://www.boxingscene.com/sulaiman-no-problem-with-mayweather-vs-berto--94022

WBCのベルトをベルトを相手に防衛することは全く問題ないとの見解を(笑)

『メイウェザーのことをWBCはリスペクトしているんだ。世界のトップに長年い続けてるし、我々の良き友人でもある。彼の決断を急ぐようなことはしないよ。』

『ベルトはメジャーなファイターだよ。彼もWBCウェルター級王者だったし、あの頃は輝いていたよね。ビクター・オルティスとの倒し合いは印象深い。ベルトは強いし良いチャレンジャーになると思う。良い練習が出来て良い準備が出来たら、危険なチャレンジャーになる。』

『ホセシト・ロペス戦の勝利も力強かったね。アプセットをいつ起こしても良い力があると思うよ。ベルトは有力な候補だ。』

…。


続きましては…メイウェザー戦の可能性がなくなりつつあると報道されて…
すっかり出番が少なくなってきたアミール"King"カーン。

…。

減らず口は相変わらずです。

http://www.boxingscene.com/khan-id-100-0-if-i-cherry-picked-like-mayweather--94010

静かなるメイウェザーこと、ジェフ・メイウェザーから、
喋り過ぎてチャンスを逃したと…痛過ぎる指摘を受けたカーン君。

『それは間違っているね。メイウェザー陣営からも何も言われてないし、喋り過ぎただと指摘もされてない。まぁ色々と言い訳を並べるのは構わないさ。結局、フロイドは僕をビビってるってことだからね。僕のスピードが怖いんだろう。初めての敗北を喫するって思ってるんだよ。アミール・カーンと試合をすれば一番稼げるし、ファンも一番喜ぶのにね。』

『僕とクリス・アルジェリの試合は、PPVを除いてここ10年で最高の視聴者数だったんだよ。多くの人が、何故僕と試合をしないのかってフロイドを批判しているよ。マイク・タイソン、"Sugar"レイ・レナード、マービン・ハグラーなんかもね。フロイドはキャリアを通じて、対戦相手を選び過ぎだ。』

そして…遂に日の目を見たばかりのアルゼンチンの神秘、クエンカさんまで矛先に…。

『クエンカって誰だい?僕は観たことも聞いたこともない。それこそが正にメイウェザーのキャリアを物語っていると思う。無敗のファイターの多くは名前すら知られていない。戦績なんて今の世の中では何の意味もないんだ。一番大事なのは誰と戦ったかさ。』

『僕だって対戦相手を選べば、100勝無敗でいられるよ。簡単な相手を選び続ければね。でもそんなのはボクシング界では何の意味もないんだよ。』

…。

又やっちまってますな(笑)

ヘナロ、マンフレディ、コラレス、カスティージョ、ヌドゥ、コーリー、ガッティ、ジュダー、
バルドミール、デ・ラ・ホーヤ、ハットン、マルケス、モズリー、オルティス、コット、
カネロ、マイダナ、パッキャオ

チェリーピッキングとは言えませんよねぇ…。


そしてマニー・パッキャオをターゲットに始動するご様子(笑)

http://www.boxingscene.com/khan-ive-approached-face-pacquiao-dubai--94013

『アミール・カーンがドバイで戦う噂はもう何年もあるだろ?誰もが僕の立ち位置を理解してくれているし、真剣に検討されるなら僕も是非戦いたいと思う。ボブ・アラムから僕のチームにコンタクトがあったみたいだしね。マニー・パッキャオと来年の3月か4月にドバイで戦う話みたいだよ。どう進展するか楽しみなんだ。』

『フロイドが逃げ回ってるから、僕は2016年にパッキャオと戦いたい。彼が怪我から復帰してきた後にね。来年はアミール・カーンの年になるよ。』

…。


そして誰もが最も相応しい相手だと思っているのが…
同じUK出身の王者、ケル・ブルックです。

http://www.boxingscene.com/khan-hearn-meet-discuss-kell-brook-clash-2016--94017

頑なにブルック戦を拒絶するカーン(笑)
その姿…最近は少し面白くすらなってきました(笑)

テコでも動かなそうなのは…リゴリゴ以来ですね。

しかし…ブルックのプロモーター、エディ・ハーンさんからメールを受け取ったとカーン君。

『エディからメールが来たから、僕が彼をボルトンに招待したんだ。』

『僕の事務所で、2016年のブルック戦に向けて打ち合わせをしたよ。』

『僕はエディにはっきりと伝えた。この試合はUKだけじゃなくて、世界中で注目される試合にするべきだってね。』

『ケルはビッグネームと何試合か戦って、勝つ必要があるってね。それによってもっと大きな試合になるんだから。』

『そうすればカーンプロモーションとマッチルームプロモーションが協力して、UKのウェンブリーで実現するよ。』

…。

頑張れカーン。


続きましては…先週末に強さを見せ付けた"The Crusher"コバレフ。

http://www.boxingscene.com/kovalev-sees-andre-ward-perfect-pay-per-view-foe--93970

実力を証明し続けているコバレフもそろそろPPVでの試合がやりたいと…
本音を漏らしています。

『PPVレベルでの試合はしたいよ。まぁ正直現時点では相手がいないけどね。でももしかするとアンドレ・ウォードとの戦いであればPPVでもいけるんじゃないかと思うんだ。是非実現させたいと思う。』

確かに相手あっての試合ですし…今のところ考えられるのは…
スティーブンソンとの統一戦か…ウォードくらいになるんですかねぇ…。


そしてそのスティーブンソンのプロモーター、イヴォン・ミチェルさん。

http://www.boxingscene.com/stevenson-take-50-50-on-kovalev-networks-bid--93981

コバレフのプロモーター、デュバさんが50-50のオファーを出すと言ってましたが…
それに反応を見せております。

テレビ局の問題、プロモーターだかマネージャーだかの問題(ヘイモンさん)、
実現に向けての壁は幾つもあるように見えますが…
ここは…デュバさん同様、割とビジネスライクなイヴォンさん。

『50-50でコバレフ戦?いつでも実現可能だよ。でもテレビについては最高のオファーを出してくれるところでやる条件だね。HBOが最高のオファーを出せば、HBOでやる、SHOWTIMEかPBCが関わる他局が最高の金を出してくれるなら、そこでやる。一番良いオファーのところでやるのはフェアなことだと思うけどね。』

…。

コバレフはHBOと契約しているから、試合は自動的にHBOでというオファーは、
受け入れられないというスタンスだそです。

テレビ局が入札すれば良いというスタンスは…なかなか良いですね(笑)

実際、マティセvsプロボドニコフはオープンマーケットとして入札になり…
HBOとSHOWTIMEがオファーを出して、より高かったHBOが放送したそうです。

後は…コバレフとHBOの契約内容によるんでしょうな…。

キャシー・デュバとイヴォン・ミチェルのビジネスは…
ここに来て、一番分かりやすくなってきて…良いですね。
まぁ…色々あるんでしょうけど。


そしてコバレフで楽しみと言えば…11月に噂される…べテルビエフとのALL-Russian決戦!

http://www.boxingscene.com/kovalev-always-disliked-beterbiev-want-crush-him--94015

あの強い強いコバレフを、アマチュア時代とはいえ2度倒しているベテルビエフ…。

同じくアマ時代にコバレフに勝ったマット・コロボフ幻想は…
アンディ・リーのライトフックの前に粉々に砕け散った今、ベテルビエフには期待してます(笑)

コバレフのインタビュー。

Q:
次のゴールな何ですか?ロシアに戻ってベテルビエフと戦う可能性があるというのは本当ですか?

コバレフ:
色々と考えなければならないことはある。ネイサン・クレバリーとアフリカの全勝ファイター、27勝24KO無敗だったかな、その2人のオファーはあるんだけど、正直興味が無いんだ。ロシアのファンには強い相手との戦いを見せたいと思う。私は彼らの為に戦うんだからね。そういう意味でベテルビエフは候補の1人だと思うね。パスカルとのリマッチも話があるんだ。諸条件を詰めていかないとならないね。モスクワでも打ち合わせをしなければならないし、まだ何も決まってはないよ。

Q:
アナタは過去にベテルビエフにエリミネーターを勝ち残ってから挑戦してこいと言ってましたが、今はやってやると?それだけ自信があるのですか?

コバレフ:
私はいつでも自分の能力には自信を持っているんだよ。そして達成したいゴールに向けてベストを尽くしている。自分の人生の為にね。日々成長している実感もある。だからホームでヤツと戦いたいのは自然なことだよ。まぁ正直"Arturchik"※1にロシアでチャンスをあげるのもどうかと思う気もするけどね。彼はロシアではそこそこ有名だけど、世界で考えたら私よりは遥かに劣るからね。でも一方でヤツのキャリアをぶっ壊しても良いかなと思う自分もいる。私はいかなるチャレンジからも逃げたことはないし、ファン達が望む試合を見せることが私の主義だからね。』

Q:
ベテルビエフのことは人として嫌いなのですか?それともスポーツのライバル関係?

コバレフ:
ヤツのことは嫌いだよ。ずっと嫌いだったし今も嫌いだ。それは彼のルーツ※2が問題なわけではないんだ。俺はナショナリストでも何でもないし、色々な人種とも仲良くするからね。ただヤツは人として嫌いなだけさ。

※1
Arturのロシアでの呼び方、ちっぽけなという意味もあり…時として軽蔑の意もある。

※2
ベテルビエフのルーツはソ連崩壊後紛争が続くチェチェン。

…。

チャオー。
その他のニュースと週末の結果をテキトーに。

先ずは10月2日@デュッセルドルフ、クリチコvsフューリーの話題!

http://www.boxingscene.com/klitschko-fury-confirmed-10-24-hbo-live-matinee--93875

さすがに話題になっているこのカード、アメリカでもHBOでのLIVE放送が決定!

HBOのVP、ピーター・ネルソンさん。

『10月24日のヘビー級タイトルマッチはヘビー級だけではなく、ボクシング全体にとってもエネルギッシュな興行になるだろうね。素晴らしいマッチアップだし、ウラジミールもタイソンも最高の準備をして挑むと確信している。だからアメリカでもHBOでライブ放送をするよ。』

クリチコの防衛戦は年に1度くらいのペースでライブ中継してるんだったけな…。

とにかく…フューリーの度重なる挑発にも冷静に対処しているウラジミールさん。

『長年戦ってきているけど、毎回違うチャレンジャーが私の前に現れることが、私にとってのチャンレジになっているから、それでモチベーションが上がるんだよ。タイソン・フューリーも色々言っている通りにしっかり戦って欲しい。私に勝つ為にリングに上がると言っていたから、その通り戦って欲しいね。』

『私は自分の宿題はもう終わらせて彼のことを勉強したよ。彼はエンターテイナーだよね。歌うし踊るし。まぁ彼に対する好き嫌いははっきり分かれるだろうね。』

…。


そして週末の試合で勝利したタイソンの従兄弟、ヒューイー・フューリー。

http://www.boxingscene.com/tyson-fury-break-camp-support-cousin-hughie--93880

記者会見やインタビューで…得意げな表情で暴言を連発するイメージの…
タイソン・フューリーに対して…。

『タイソンはいつも僕とトレーニングしているし、僕の試合をいつも応援してくれるんだ。僕の練習も見てくれるし一緒にいられるのは嬉しいね。特に彼はヘビー級タイトルマッチを控えているわけだし。』

『ジムでのタイソンは皆から見たら新鮮かもね。マイクの前ではいつも凄いでしょ?でも実際は凄くラブリーで地に足がついた人なんだよ。』

『僕にも優しく指導をしてくれるし、間違いがあったら指摘してくれるんだ。』

ヒューイーのお父さんでタイソンのトレーナー、手紙でお馴染みのピーターさん。

『ファミリーだけのジムだからね。お手本とかアイコンになる必要はないと思う。タイソンは普通の青年だよ。外の世界では違うけどね。タイソンはキャンプのビッグブラザーなのさ。彼が一緒にいるのは心強いんだ。』

いいですね、"Lovely"タイソン・フューリー(笑)


しかし…話題がクリチコのことになると…キラーになってしまいます。

http://www.boxingscene.com/fury-ill-break-klitschko-mentally-hes-weak-person--93942

記者会見での先制攻撃は有効なはずだとフューリー。

『俺の言葉攻めは少なからずヤツのマインドに刷り込まれたはずだぜ。誰も俺程上手くインテリジェンスを持ったトラッシュトークを展開出来たファイターはいないからな。』

『ウラジミールに勝つカギは試合前にあると思っているんだ。試合前の舌戦は俺の圧勝だろ?それが俺の狙いさ。ヤツはメンタルが弱い人間なんだよ。心理学がどうとか言ってたけど、俺を心理学者として雇った方が良いんじゃないか?』

『年寄りだとか言ったけど、ヤツの実力は25歳、35歳の頃と変わってないよ。完全に落ちたチャンピオンに勝ったとか言われたくないしな。ヤツはヘビー級史上のPFPリストでも上位だって評価されたばかりだ。だからヤツに勝てば俺が史上最高の1人ってことさ。モハメド・アリのようにね。俺は11年間無敗のチャンピオンを倒すんだ。その後はWBC王者のワイルダーの顎に右クロスを打ち込んで世界中を揺らしてやるつもりさ。』

…。


国際殿堂入りウィークエンドに…素晴らしいキャリアの終焉を発表した…
セルヒオ"Maravilla"マルティネス。

http://www.boxingscene.com/sergio-martinez-im-enjoying-my-life-boxing--93878

1997年にプロ入りした俊才サウスポーは、2階級を制覇して51勝28KO3敗2分け。
引退後もナイスガイぶりは相変わらずです。

『私は自分のキャリアを本当に誇りに思っているんだ。引退の決断に後悔はないし、引退後の人生を楽しんでいるよ。勿論、感情的な決断だったけど、殿堂のあるカナストータで発表が出来て本当に嬉しかったね。偉大なアルゼンチンの先輩達のように私もいつの日か殿堂入りが出来たら最高だと思う。モンソン、ペレス、ガリンデスらのようにね。』




次は全米デビュー戦で勝利したものの…完璧なアピールとはいかなかった…
カール・フランプトン。

http://www.boxingscene.com/frampton-quigg-bring-it-remember-im-side--93881

同じ日に戦わざるライバル、スコット・クイッグが素晴らしい内容で勝った為、
色々と評価が変わってきております。

更に減量苦からフェザー級転向を示唆しているフランプトンに…
逃げるなよとクイッグが口撃。

これに対してA-サイドはまだ俺だとフランプトン(笑)

『クイッグ?俺から伝えるべきことはやりたいならやってやるってことだけさ。でもどっちがA-サイドかだけは覚えてるんだろうな?交渉が始まってもお前の要望が全て通るわけじゃない。』

『ヤツが本当に俺と戦いたいなら、ヤツのホームでだって戦ってやるよ。でも交渉のボスがどちらかははっきりさせておくよ。』

フェザー級へ上げることについては慎重な姿勢です。

『俺は今後もずっとS.バンタムで戦い続けることは出来るよ。今回は少し調整は間違えただけさ。122ポンドを作ることは出来る。きついけどね。でも昔からきつさは変わらないよ。』

…。


一方のクイッグは…家族と休暇を兼ねてLAへ飛ぶそうです。

http://www.boxingscene.com/quigg-heads-wild-card-train-nonito-donaire--93958

LAで少しリラックスした後は…ワイルドカードジムで練習する計画もあるとか。

『LAでは数日休むけど、練習もしたいと思ってるんだ。一週間滞在する予定だけどね。ワイルドカードで一週間練習しても良いとさえ思ってる。まぁ4日くらいホリデーを満喫して、その後ジムに行く感じかな。』

…。


次は現役続行か…引退かで悩める大ベテラン"Dinamita"マルケス。

http://www.boxingscene.com/juan-manuel-marquez-eyes-final-return-mexico--93912

41歳になったファン・マヌエル(56勝40KO7敗1分)。

リング復帰の決断を下したようです!

母国メキシコで強い相手とやりたいと明かしたとか。

心配される膝の怪我の容態も完璧ではないものの、充分に出来ると判断したみたいですな…。
そしてこれが最後の試合になるご様子。

『既に練習はしているよ。まだ相手が誰になるかは全く考えていない。』

『やっぱり強い相手と戦いたい。ファン達に感謝の気持ちを見せる為にもメキシコシティで強い相手と最後に戦って引退したいんだ。ファンが楽しめる相手とね。』


次は…エイドリアン・ブローナーとの試合に勝利した…ショーン・ポーター。

http://www.boxingscene.com/shawn-porter-eyes-september-ring-return--93938

ブローナー戦では144ポンドのキャッチウェイトを強要された上で計量し、
勝つという痛快な姿を見せてくれたポーターですが…
今後はウェルター級で戦っていくとのこと。

『147が俺の階級だよ。もう落として戦ったりはしないね。』

『練習も再開しているし、9月頃には戦いたいと思っている。

対戦相手の名前は出てきておりませんが…
アル・ヘイモンさんは…9月6日、11日、12日、18日と…各放送網と連携して、
日程をおさえているとか…。

メイウェザーのアンダー含めて、このいずれかになるのかな。


そして先週末に行なわれたL.ヘビー級タイトルマッチ。

http://www.boxingscene.com/sergey-kovalev-wipes-out-mohammedi-three-rounds--93932

今ではすっかりL.ヘビー級の顔となったセルゲイ・コバレフが…
ナジブ・モハメディを圧倒、3ラウンドストップで防衛に成功しています。


【Highlights】

3ラウンド2分38秒TKO勝ち!

試合前は威勢が良かったモハメディでしたが…

『コバレフはスキルがあるファイターだったけど、最後は親指が眼に入っちゃったんだよ。』

試合後も怒っていたコバレフ。

『勝てたことは凄く嬉しいけど、最後は立ってきて欲しかったね。立ってこいって言ったんだ。ファンはまだまだ試合を観たかったと思うしね。』

『もっと多くのラウンドを戦いたかったよ。ヤツがピエロに見えるように戦いたかったね。良い試合は出来たと思うけどファンの為にももっと戦いたかった。』

パスカルとの再戦もリング上では言われておりましたな。

『パスカルが望むなら私はいつでもやってやる。俺は誰が相手でも戦うよ。これはボクシングだからね。ファンとプロモーターが望む試合をボクサーは戦うだけさ。』

コバレフは28勝25KO1分、モハメディは37勝23KO4敗。


そのパスカルはアンダーカードでユニエスキ・ゴンサレスと激突しました。

アマ345勝27敗の猛者、ゴンサレスは元王者パスカルと互角以上に渡り合う実力を見せますが、

ジャッジ3人とも採点は96-94でパスカル勝利を支持…。

パスカルはこれで30勝17KO3敗1分、ゴンサレスは16勝12KO1敗…。


【Highlights】


ビッグマッチを実現させたいコバレフ…
復帰してL.ヘビー級を伺うアンドレ・ウォード戦は興味があるご様子。

http://www.boxingscene.com/sergey-kovalev-feels-andre-ward-test-him--93947

『ウォードはハイレベルなファイターだね。オリンピックチャンピオンだしS.ミドルでは間違いなくベストファイターさ。私はL.ヘビー級で、彼はS.ミドル級だけと戦うチャンスはあるだろう。私は誰とでも戦うよ、アドニス・スティーブンソンとは違うからね。』

ライバル王者をチクリとするところは相変わらずです。


コバレフ擁するメインイベンツのキャシー・デュバさん。

http://www.boxingscene.com/team-kovalev-50-50-offer-on-table-stevenson--93953

期待され続けているスティーブンソンとの統一戦について。

『次は無理ね。彼の持つWBCタイトルには興味があるしずっと対戦を期待しているんだけど。交渉は決裂したし、入札期限も引き延ばされてね。それ以上の交渉はしてくれなかったの。それでいてまるで私達が逃げたようなことを言われてる。私達はHBOとの契約があるから、そんな実現するかも分からない試合の為にHBOとの関係を壊すようなことはしないわ。』

『彼らがコバレフと本当に戦いたいなら、50-50のオファーが用意出来るし、カナダへ行く準備もある。でもコバレフのネームバリューが上がり続けているから、同じオファーはいつまでも用意出来るわけじゃないわ。』

…。

スティーブンソンは実際9月11日にカナダでトミー・カーペンシーとの防衛戦を予定。
コバレフは…11月にでも…ロシアでホームカミングイベントを計画しているそですな。


コバレフの11月の試合は…28日@モスクワで既に会場も予約済みだとか。

http://www.boxingscene.com/kovalev-back-on-11-28-russia-beterbiev-get-offer--93940

そしてその相手候補には…アマチュア時代にコバレフを2度倒している…
アルツール・ベテルビエフ(9勝9KO無敗)の名前が…!

デッドリーパンチャー、ベテルビエフ!!

しかし又しても障害になりそなのが…ヘイモンさんですな…。

スティーブンソンと同じ…。

ヘイモンさんの中では、スティーブンソンvsベテルビエフ実現の青写真が出来てそです。

それでも…デュバさんは構わずオファーを出すとか(笑)

『ベテルビエフにはオファーを出すわ。モスクワでは大騒ぎになるビッグマッチになるわよ。』


そしてその話しを聞いたベテルビエフのマネージャー、イヴォン・ミチェルさん。

http://www.boxingscene.com/beterbiev-accepts-kovalev-challenge-hbo-no-issue--93954

『我々としても大賛成だね。ベテルビエフはIBFランキング2位だし、1位のモハメディがやられたわけだから次はベテルビエフの番ってことさ。本来なら1位の座をかけて誰かベテルビエフと戦う勇気があるファイターと戦うところだけど、もしタイトルマッチが出来るならその方が遥かに良い。勿論、フェアなオファーがデュバから出てくるのが条件だけどね。HBO放送でも問題ないんだ。』

『正直なオファーが欲しいだけさ。オプションとかは必要ない。ネットワークの縛りとかもね。リマッチ条件だけは認めるよ。』

スティーブンソンもベテルビエフも…イヴォンさん&ヘイモンさんと契約しているから…
コバレフ戦の実現は難しそうですが…

『ベテルビエフはテレビの問題がないんだ。スティーブンソンとは違う。スティーブンソンは王者だしSHOWTIMEと契約しているし、勿論大きなファイトマネーを望むだろうけど、ベテルビエフはチャレンジャーだしね。何処へでも行ってタイトルを獲ってくるだろうさ。』

『我々が望むのは正直で公平なオファーだけだよ。そうすれば我々も正直に受けるよ。コバレフな3つのベルトを持つチャンピオンだ。我々が変な要求をするのは有り得ない。我々としても望む試合だし、ベテルビエフがプロに転向した時から望んでいる試合だからね。先ずは交渉しよう。携帯の電源も入れておくよ。』

…。

おーーっ!こりゃ決まって欲しいですな…。

でも…プロでの実績は違い過ぎるんだから…黙ってオファー受けろって感じですけどね(笑)


【"The Destroyer"ベテルビエフ、Highlights】


ロシアでの試合を楽しみにしているコバレフ。

http://www.boxingscene.com/kovalev-excited-prospects-russian-homecoming--93959

『興奮しているよ。ロシアに帰って、両親や兄弟と会えるのも楽しみだしね。勿論、ロシアのファンの前で私の試合を見せられることも嬉しい。いつもファンから、いつロシアで試合をするのかって聞かれるんだ。』

…。

クラッシャーvsデストロイヤー…ゴジラvsキングギドラみたいですね(笑)

デュバさんとイヴォンさん、交渉頑張って実現お願いします!

チャオー。
暑い日々が続きますねぇ…。

そんな中、ミドル級で楽しみなハードヒッター対決が決定した様ですね!

形式上はミドル級タイトルマッチとなる…コットvsカネロを差し置いて…
10月17日@NYのマジソンスクエアガーデンにて…

ゲナディ・ゴロフキンvsデビッド・レミューが決定です!!!

http://www.boxingscene.com/golovkin-lemieux-set-10-17-madison-square-garden--93923

KO必至のチャンピオン対決は…一瞬足りとも目が離せない決戦になること間違いなし!
楽しみですねー!

ゴロフキンの目標は…誰もが知っている通り、ミドル級タイトルの統一。

『私のゴールはミドル級にある全てのベルトを獲得することなんだ。私にとって全てのベルトを保持するということは大切なんだよ。』

HBOのPPVでライブ放送されることになるビッグマッチには、
ゴロフキン擁するK2プロ、そしてレミュー擁するGBPからもそれぞれにアンダーカードが、
組まれるご様子で…前回"GGG"と共演した…"Chocolatito"ゴンサレスも登場予定だとか。

ゴロフキンもレミューもPPVのメインを張るのは初めてのことになりますが…
この2人の戦いは…売れるでしょうねぇ…。

K2プロのトム・ローフラーさん。

『我々はいつも最高のショーをお届けしたいと思っているんだよ。昨年もウォータースvsドネアを"GGG"vsルビオ戦に組み込むことが出来たしね。ゲナディは昨年のスタブハブセンターでは最高の売上を記録したボクサーだし、我々も良いカードをどんどん提供したいね。』

『エキサイティングなファイター同士が戦うってことは、ファンの皆さんが一番良く理解してくれていることさ。結局、テレビを観てくれるのも、会場に来てくれるのも、ファンの皆さんの選択だからね。』

言わずと知れた"GGG"ゴロフキンは33勝30KO無敗。
2004年のアテネ五輪ではカザフスタン代表で銀メダルを獲得後、プロ転向、
連戦連勝連続KO勝ちで…評価は上がり続けておりますね。

そして今回の相手、デビッド・レミューはモントリオール出身の…
危険なパンチャーです。34勝31KO2敗。

2011年にルビオとアルシンに連敗を喫して以降、9連勝中、
前回のヌジカム戦で初の世界タイトルを獲得しております。
栄冠当初、早速期待が高まったゴロフキン戦については、GBPの代表、
デ・ラ・ホーヤさんも…マネージャーのカミール・エステファンさんも…
2016年の実現を示唆するなど慎重な姿勢でしたが…一気にまとまったんですな…。


しかも11月に内定しているコットvsカネロよりも先に戦うってのが…
何とも痛快ですねー…。

勝者同士が2016年に戦う可能性もあるでしょうし…これは見逃せません!


「レミュー、爽快Highlights】


再び、K2プロのトム・ローフラーさん。

http://www.boxingscene.com/loeffler-golovkin-lemieux-all-action-go-twelve--93927

交渉がスムースに進んだことを認めておりますな。

『最初はスローな話し合いだったんだけど、最後は早かったね。最後の3日間が本当に早かった。マジソンスクエアガーデンも素晴らしいオファーを出してくれたんだ。彼らもゲナディをもう1度メッカで観たいと思ってくれていてね。それも相手がもう1人の王者デビッド・レミューだからね。』

『ミドル級で最高のパンチャー同士の激突だよ。それと1つ明確にしたいのは、160ポンドのミドル級リミットで戦うってことさ。真のミドル級タイトルマッチだよ。そして一番の勝者はファンの皆さんになることはもう決まっていることだね。ゲナディにとっても初のPPVマッチだし大切な試合だよ。HBOもゲナディの試合は売れるって自信を持ってくれていると思うんだ。』

『PPVの価格?正式発表前だから何とも言えないけど、我々はファンの為のイベントにしたいと思っている。何処かのPPVマッチみたいに法外な価格設定はしないよ。ファンをガッカリさせたくないからね。』

『アクション満載の試合になるよ。2人の最強パンチャーが戦うんだからね。12ラウンド判定にはならないだろうと思う。』

『そしてGBPのオスカー・デ・ラ・ホーヤを評価したいし、レミューとエステファンにも凄く感謝している。ボクシングがあるべき姿、ベストがベストと戦うということに合意してくれて本当に嬉しいね。間違いなくこれがベストファイトだよ。』

…。


更にレミュー。

http://www.boxingscene.com/lemieux-confident-his-power-beats-golovkin--93951

『俺はベストボクサーと戦いたいんだ。そして今のNo.1はゴロフキンだろ?ヤツがトップにいる今、俺がヤツを倒したい。俺だってKO勝ちも多いし、パワーには自信がある。ヤツも前に出てくるタイプのファイターだからリングの中で追い掛け回す必要もなさそうだしな。戦争になるぜ。』

『ゴロフキンの対戦相手は試合前からメンタル面でやられちまうんだ。怪物だとか言ってな。でも俺にだってパワーはあるし俺は誰と戦うかを理解しているよ。俺はゴロフキンと戦う為にリングに上がるんじゃないぜ。俺はヤツに勝つ為にリングに上がるんだ。』

…。

正に対戦相手を恐怖に陥れるボクシング界のブギーマン"GGG"たる所以ですな。

マネージャーのカミール・エステファンさん。

『デビッドが勝つ自信がなかったら試合は受けないよ。難しい試合になるのは分かっているけど、本当のバトルになる。年間最高試合になるって言われてるし、期待は大きいね。』


【ゴロフキンvsレミュー、プロモ】

…。


試合決定時の両者のTwitter。

ゴロフキン。

『10月17日にミドル級タイトル統一戦でデビッド・レミューと戦う。』

レミュー。

『試合が決まったぜー!そうだ遂にゴロフキンとだ。エキサイティングだぜ。戦争だー!』

(笑)

対照的ですね(笑)

http://www.boxing247.com/boxing-news/full-credit-to-david-lemieux-for-stepping-up-says-tom-loeffler-golovkin-v-lemieux/44184

繰り返しの言葉もあるでしょうが…ローフラーさん。

『一言で言えば、ファイナリーだね。ゲナディの為に統一戦を実現させたくって長い間頑張ってきたから嬉しいよ。レミューとGBPには感謝している。ゲナディはレミューのことを過小評価したりはしないよ。間違いなくゲナディにとってもレミューは過去最高のハードパンチャーだからね。でも同じことがレミューにも言える。レミューにとってゲナディは過去最高のハードパンチャーだよ。』

『素晴らしい統一戦だと思う。2人の王者、2人の最高のハードパンチャーが戦うんだからね。レミューが勝てばクラス最強の名前は彼のものになるし、ゲナディが勝てば最強の座を維持することになる。』

GBPのデ・ラ・ホーヤさん。

『前と言っていることが違うって?そうなんだ。でも僕達が考えた結果、レミューは"GGG"に勝てるって思ったんだよ。だったら指名試合だか何だかまで待つのは時間の無駄だし、"GGG"と勝負した方が良いと思ってね。』

『勝つチャンスは多いにあると思っているよ。そしてこの試合はレミュー本人が何より望んだビッグファイトなんだ。"GGG"戦のオファーを出した時は、本当に興奮していたね。』

『レミューは燃えているよ。ゴロフキンを下がらせたファイターは今までいないよね?ゴロフキンは下がりながら戦うのは下手だと思うんだ。レミューはパンチ力ばかり言われるけど、ジャブが本当に美しいんだよ。この試合ではそれが活きると思う。』

『2人にとって初のPPVイベント?お互いこれ以上ない相手との試合がデビュー戦になるね。』

『PPVの契約数はリアルに数字が出るもんだ。正直この試合は100万件を超えるようなものではないと思うよ。多分35万~50万くらいじゃないかな。そこからスタートすれば良いのさ。アンダーカードも充実させるよ。ファンの皆さんがお金を払う価値があるものをお届けするさ。』


レミュー。

『ミドル級に新たな恐るべき男が誕生するから、皆準備をしておいてね。』

『"GGG"のパワーの凄さは理解しているつもりだけど、俺は何も心配してないんだ。戦争になる。ヤツもファイトしにくるのは分かってるよ。俺の鼻が折られたら、ヤツの鼻を折り返すまでさ。』

『俺はいつも言ってるけど、ベストファイターなら誰とだって戦うんだ。ヤツが今のミドル級ではベストだって評判だから戦いたいと思った。良い相手になるぜ。とにかく簡単な試合なんて必要ない。それに俺と"GGG"の試合はファンが一番観たいカードだからね。』

『ヤツが俺とやりたいなら、それで決まりだ。10月17日、でかい花火を見てくれ。俺は歴史に名を残したいし何かでかいことをやりたいんだ。これがその大きな一歩さ。』


総合力で"GGG"有利の予想は動かないでしょうけど…
レミューの身体ごと叩きつけるような強打は魅力たっぷり。

レミューには…いつも通り倒しにいって欲しいですね。



1988年12月22日、カナダのモントリオールに生まれたレミュー。
父親はフランス人、母親はレバノン内戦を機に移民してきたレバノン系アルメニア人。
レミューがまだお腹の中にいる時にご両親は離婚されたそで…
レミューは実の父親とは顔を合わせたことがないとか。

その後母は再婚し、モントリオール郊外で暮らすも…学校へは殆ど行かずに、
ストリートで喧嘩の毎日だったそで、学校も退学に。

たまたま近所に住んでいたレバノン系カナダ人ボクサーのバハ・ラハムの紹介もあり、
ジムに通ってボクシングを始めたのが全てのスタートとなったそです。


楽しみだー。

チャオー。
2年ぶり位に…"Measured Against All time"シリーズを書きます(笑)

今回は先日引退を表明したばかりのフロッチ。

ボクシング史的に見て…どの程度評価されるべきかというヤツですね。

お馴染み…クリフ・ロールドさん。

http://www.boxingscene.com/measured-against-all-time-carl-froch--93858

【以下テキトー訳】

1つ1つのパーツはイマイチでも、まとまると凄くなることもある。

カール・フロッチがボクシング界から相応の評価を得るまでに必要以上に時間がかかったと思う。彼は最もスピードがあるボクサーではなかった。最もパンチ力があったわけでもない。一見すると少し変わったボクシングスタイルは、素晴らしいアスリートのそれとは思われなかったのだろう。

美学ばかりを称えるこの世界で、彼が頼りにしたものは、ボクサーであれば当然と見なされるようなものばかりだった。彼はタフで、頑強で、丈夫で、そして対戦相手のことを十分に考えられるスマートさを持っていた。それでいて少し塩辛い性格と喧嘩腰な姿勢で、彼は強豪揃いのS.ミドル級で最も成功したボクサーの1人となったのだ。

フロッチはいつでも強烈な意志を持っていた。トップファイターは年間に2試合か3試合しかしないこの時代、フロッチは常に試合を求め続けていた。2008年から2014年までを考えると、最も多くの強い相手と戦ったのは恐らくフロッチであろう。

フロッチが引退を発表してから数日経った今、彼が歴史的に見てどの程度評価されるべきなのかを考えてみる。

その質問に答える為には、以下5つの分野を掘り下げる必要がありそうだ。

1. 達成したこと
2.対戦してきた相手
3. 対戦が実現しなかった相手
4. 逆境での力
5. 証明出来たこと、出来なかったこと

リサーチはBoxRecのデータや、実際のフロッチの試合を観返して行なった。

先ずはいつも通り、テール・オブ・ザ・テープからだ。

生年月日: 1977年7月2日
身長: 6'1"
出身: イギリス、ノッティンガム
スタンス: オーソドックス
プロデビュー: 2002年3月16日
戦績: 33勝24KO2敗
タイトル戦績: 10勝5KO2敗
タイトル歴: WBCS.ミドル(3度防衛)、IBFS.ミドル(4度防衛)、WBAS.ミドル(2度防衛)
倒した王者: 
パスカル、テイラー、マギー、リード、ケスラー、アブラハム、ジョンソン、ビュテ
負けた王者:
ケスラー、ウォード

1. 達成したこと

フロッチは2001年の世界選手権で銅メダルを獲得してから、24歳でプロデビューを果たす。168ポンドより少しだけ上のウェイトでデビューしたフロッチは、キャリア最後の10年間をずっとS.ミドル級で戦い続けることになる。

フロッチは、UKが誇る殿堂入り王者のジョー・カルザゲの影でキャリアを積んでいく。カルザゲとの舌戦は今では有名な話だ。最初に世界タイトルを獲得したのは、空位だったWBC世界S.ミドル級のタイトルを、後のL.ヘビー級王者、ジャン・パスカルと争い勝ち取ったものだ。

その2戦後、あの有名なSuper Sixトーナメントに参戦する。トーナメント2戦目でミッケル・ケスラーに敗れ、WBC王座を手放すが、次戦で空位になっていた同王座をアブラハムを破ることで再獲得。これはケスラーが怪我の為、トーナメントを離脱し王座を返上したからだ。フロッチはトーナメント決勝まで進み、アンドレ・ウォードに敗れ又無冠になる。Super Six参加者で最後まで戦い抜いたのは、ウォード、アブラハム、そしてフロッチだけだった。

その後フロッチは当時無敗だったルシアン・ビュテをストップしてIBF王座を獲得、更にケスラーにリベンジを果たしWBA王座も獲得する。そして同じUKのライバルでトップ10コンテンダーのジョージ・グローブスに連勝、特に2戦目はロンドンのウェンブリースタジアムに詰め掛けた80,000人の前で見事なノックアウト勝ちを見せ、最高の形でキャリアを締めくくった。

2.対戦してきた相手

ファイターは用意された相手と戦うというのはボクシング界における決まり文句だ。しかし少しでも影響力を持ったファイターが対戦相手を選ぶのは誰もが知っている事実でもある。2008年のジャン・パスカル戦からキャリアを終えるまで、フロッチの対戦相手は凄まじい。唯一ソフトだったと言えるのはユサフ・マック位なものだろう。

Super Sixトーナメントは、その性質上、強い相手と戦わざるを得ない構造だったが、フロッチはトーナメント以降も強い相手を選び続けたのだ。Super Six終了後の5試合の内、4試合は間違いなくトップ10コンテンダーとの戦いだった。

更に、対戦するタイミングも素晴らしかった。12戦のタイトルマッチの内、実に5試合は無敗のファイターだった。パスカル、ディレル、ウォード、ビュテ、そしてグローブス。その5戦を4勝1敗で終え、ビュテとグローブスはストップしているのだ。グローブスの初戦、議論を呼んだストップ勝ちの後は、ダイレクトリマッチで決着を付けた。ジョンソンは年齢は高かったが、アラン・グリーンを痛烈にストップした後の試合だった。テイラーはケリー・パブリックに敗れていたが、ジェフ・レイシーに勝った後だったし、ケスラーはカルザゲとウォードにしか負けていなかった。アブラハムもディレルに失格負けが当日唯一の敗北だったのだ。

全ての相手は本当に強く、ピークに近い状態で168ポンドのトップ10コンテンダーばかりだ。パスカルは後にチャド・ドーソンに勝つ最初のファイターになり、ウォードは現在でも世界最高のボクサーの1人と評され、グローブスも今年の後半、再びタイトルマッチをすることが内定している。

3.対戦が実現しなかった相手

そしていつもの通り実現しなかった相手も挙げていこう。ここではビジネスの側面やどちらがAサイド、Bサイドなのか等、実現しなかった理由はポイントではない。1度もL.ヘビー級に上げなかったフロッチのキャリアを考えると、他の階級の選手との対戦を期待するのはフェアではないだろう。S.ミドル級でのみ考えていくと数人の名前が挙がる。

フロッチはカルザゲとの対戦を長年望んでいた。しかしカルザゲはフロッチとの対戦が現実化する前、そして引退前にL.ヘビー級に上げてしまう。ウォードへのリベンジにもそれほど執着していなかったようだ。ケスラーはリベンジを果たしていたから、ウォードともう1度対戦するのも見てみたかったのが正直なところだ。

同じ階級に王座を作るWBAでは、フロッチが王者時代と同時期にディミトリ・サーティンソンとカロリー・バルザイがいた。ロバート・スティーグリッツもWBC王者だったし、アンソニー・ディレル、サキオ・ビカもWBC王者だった。

そして現王者でUK出身のジェームス・ディゲール、更にミドル級王者のゲナディ・ゴロフキンらの名前もあるだろう。ディゲールとゴロフキンはフロッチが引退を発表する前に交渉が成された相手だ。

4.逆境での力

フロッチはキャリアを通じて様々な逆境に打ち勝ってきたファイターだ。彼がウェンブリーを満員に出来る程の人気を得たのはこの部分が大きいのではないか。

リング誌やBWAAの定める年間最高試合を獲得したことはなかったが、1980年代に新設されたS.ミドル級に新たな歴史を作ったことは間違いない。レナードvsハーンズII、ベンvsユーバンク、コリンズvsワトソン、ベンvsマクラレン、ライルズvsリトル、そしてカルザゲvsケスラーらS.ミドル級史に残る戦いに勝るとも劣らない試合を数多く残してくれた。

最初のタイトル戦、自分よりも速く身体能力の高いパスカル戦も名勝負だった。その次の試合では、テイラーの強打を受けプロ初のダウンを喫しながらも盛り返し、最終ラウンドにノックアウトした。

フロッチがダウンをしたのはこのテイラー戦とグローブスとの初戦だけである。

グローブスとの初戦のストップは確かに議論を呼んだが、初回の痛烈なダウンから立ち上がり反撃していった姿は感動を与えた。ストップが早過ぎた感は否めないが、あのまま続いていたら誰もが納得するストップ勝ちをしたかも知れない。第2戦目のフィニッシュは誰も文句が付けられない凄いパンチだった。しかしこの試合でもストップの瞬間までは大接戦だったことは忘れがちだ。ジャッジ1人はグローブスを支持、残る2人も僅かな差でフロッチを支持していたのだ。

これだけではない。Super Six初戦のディレル戦では技術で上回るディレルに苦戦しながらも、アグレッシブにプレッシャーをかけ続け勝利をもぎ取った。スピードや技術で劣り、序盤リードされることが多かったフロッチが、ここまでの戦績を残したことは驚異的だ。諦めることを知らず、プレッシャーをかけ続けるフロッチ。敗北を喫したウォード戦とケスラー戦でも最後まで戦い抜いた。ウォードの牙城は高かったが、ケスラーには肉薄、リマッチでは明確に勝利している。

フロッチの辞書に"止める"という文字は無いのだ。

5.証明出来たこと、出来なかったこと

フロッチが2度と復帰しないと仮定すると、彼が証明すべきことはもうあまり無いだろう。38歳の彼がカムバックしたとしても最高の力を発揮出来るとは思えない。コメンテーターとしての活躍を願いたい。

フロッチ程、現代ボクシング界において評価が分かれるファイターも少ないのではないか。対戦相手の質は高いがボクシングスタイルで損をしている。アウトボクシングを展開されるとついていけない場面もあった。しかしそれを12ラウンドに渡って諦めないこの男を相手に展開出来たのは、ウォードの素晴らしい才能だけだったとも言える。それにアブラハムのような危険なパワーパンチャーを相手にした時は、フロッチも見事なスキルを見せてくれた。勿論、打ち合いはフロッチの土俵だ。

彼が証明した最も大切なことは、パスカル戦からグローブスIIまでを10勝2敗で駆け抜けたことだろう。

フロッチは試合数がどんどん少なくなる現代ボクシングにおいても、真の戦いの合間にチューンアップ戦を挟む必要等無いことを証明してくれた。彼にとってはチューンアップ戦は休んでいるのと同じなのだ。今の時代、ただでさえ長い休暇があり、更にチューンアップ戦を組んでいたら、真の戦いをするのは数年に1度になってしまう。フロッチのファンはそれを感じることがなかった。

Super Sixトーナメントの5試合は保障されたものだったが、その後に彼が選んだ試合こそ、彼が真の男だということを証明したのだ。

ウォードに負けた直後、当時無敗のビュテに挑むという選択をしないスーパースターは正直現代にはたくさんいると思う。グローブスとのリマッチを受けないボクサーもたくさんいるだろう。

勝っても負けても、引退するまでフロッチは、決着はリングで付けるというやり方を貫き通したのだ。

■ 歴史的な評価は?

フロッチよりも才能があるS.ミドル級ボクサーは大勢いる。彼よりも優れた戦績を持つファイターも大勢いる。しかしやり残したことはないと言えるボクサーは少ないだろう。スヴェン・オットケは慎重にマネージされプロテクトされていた。カルザゲはキャリアの終盤まではフロッチ程、強い相手と戦ったとは言えない。ベンやユーバンク、コリンズらはお互いと戦いはしたが、ジェームス・トニー、そしてロイ・ジョーンズとは拳を交えなかった。

勿論、ジョーンズやカルザゲは十分に強い相手と戦ったし、複数階級に渡って活躍したことからも全体的な評価はフロッチより高い。しかしS.ミドルではどうだったか。ジョーンズはトニーに勝った後はバードやパジエンザだけだったし、カルザゲが有力な選手と戦ったのはベルトを8年も守った後だった。

フロッチは、パスカルからテイラーからディレルからケスラーからアブラハムからジョンソンからウォードからビュテからマックからケスラーからグローブスからグローブスだ。

この対戦相手の質は文句の付けようがない。そしてここを10勝2敗で駆け抜けたフロッチは間違いなく国際殿堂入りの候補者になるだろう。正に個別の能力だけでは計り知れないフロッチの偉大さが分かるのだ。

フロッチがいたS.ミドル級は、ベンやジョーンズの時代以来の群雄割拠の時代だった。ベンやジョーンズの頃はビジネス的に実現しなかったカードがたくさんあったが、結局大切なのは試合をやるかやらないかなのだ。

戦いが期待されながら試合が出来なかったのはスティーグリッツだろうか。アブラハムにも勝ったことはあるが、結局先日このシリーズを1勝3敗で終えている。ビカとの試合も実現しなかったが、ビカを圧倒したビュテをフロッチは完全にストップしている。ディゲール?ディゲールに勝っているグローブスを2度ストップしている。全てのファイターと戦うのは不可能だが、フロッチはかなりその不可能に近付いたファイターだった。

彼はとにかく強い相手と試合をしたファイターだった。

ウォードとの再戦は確かに実現して欲しかったが、1度は戦っている。フロッチの時代に1人だけフロッチより強い男がいた、それだけのことで恥ずべきことではない。

フロッチはその他のS.ミドル級ファイター全員よりも強かった。そして何よりも大切なのはそのウォードよりも遥かに多くの観客を集め、ファンの支持を得たのがフロッチなのだ。

最終的にフロッチをオールタイムグレートと呼ぶことは難しいとは思う。そのレベルではないかも知れない。真の偉大なファイターに勝ってはいない。その唯一の可能性はウォードだったのではないか。

彼は、強い相手と試合をし続けることの大切さを教えてくれたファイターだ。彼のような男が増えれば、ボクシングはもっと健全なものになるだろう。

評価: 殿堂入りの資格はある。

- 以上 -



本当に名勝負ばかり!

強い相手といつでも真っ向勝負のフロッチは…カッコ良かったですね!

チャオー。
手紙の前にタイソン・フューリーの会見での猛烈振りをもう少し(笑)

これから更にトラッシュトーキングで楽しませてくれたり…
イライラさせてくれたりしそうですな…。

http://www.boxingscene.com/fury-klitschko-wrinkled-old-man-glass-jaw-botox--93775

お前のカリスマ性は…俺のパンツ位なもんだ(笑)
しわ取りはしているのかい?(笑)

笑わせてくれた会見ではもっと痛烈な言葉が浴びせかけていたみたいです…。

『お前はガラスの顎を持つしわしわの年寄りだよ。そのガラスを粉々に砕いてやる。瓶を壁に投げるようにね。』

『ベルトなんて要らねぇし、金も関係ねぇ。栄光も必要ねぇ。俺はただお前の年老いた顔面をスマッシュしてやりたいだけだ。他人がどう思おうが関係ねぇ、お手本になんてなりたくねぇ。』

…。

パンクロックの歌詞みたいですね(笑)

今回のクリチコが勝てば世界戦勝利数が28となり…ジョー・ルイスを抜くことが、
アナウンスされると…。

『お前はルイス、アリ、フレイジャー、ホームズよりも上か?俺はそうは思わない。お前は優秀なマネージメントがお前の為に選んでくれた簡単な相手とばかり戦ってるからな。』

『実際に今日、会ってみたけど全然怖くないな。全然デカくもないな。俺より背も低いし、今のヘビー級ファイターとしては体重も軽い。』

『お前のキャンプに1度行ったことがあるけど、お前はただジャブ&グラブを繰り返していただけだった。自信は100%だ。お前は何者でもない。』

『偉大なヘビー級がお前の年齢になって衰えるのは歴史が証明している。一気に落ちるんだよ。そして俺のような若いライオンが年寄りを食らうんだ。』

『しかし本当にジジイだな。しわ取りだけはしてるみたいだけど。ジャブ&グラブは俺に通用しない。』

(笑)

ジャブ&グラブは…確かフューリーが大嫌いなデビッド・ヘイ先輩が言ってたヤツですね(笑)

全てを聞き終えて尚冷静なウラジミール。

『グッド!エンターテインしてくれたね。これで試合も盛り上がろうだろう。これはビジネスだからね。』

…。


そしてこの大一番に…UK期待の新星、アンソニー・ジョシュアもコメントを。

http://www.boxingscene.com/joshua-gives-fury-40-chance-shock-klitschko--93808

予想はクリチコ有利としながらも…フューリーにもチャンスは多いにあると…
UKの先輩を思いやってかどうかは知りませんが(笑)

『フューリーにも40%勝つ可能性はあると思うね。』

『彼は若いし、失うものが無い。失うものが無いってのは凄く大切なんだ。身体も大きいから距離感も互角だろうしね。多いにチャンスがあると思うよ。』

『50-50の予想は難しいよ。クリチコは10年以上ヘビー級のトップにいるわけだし、経験では大きな差があるからね。』

『クリチコが支配し続けるなら12ラウンド判定、フューリーが感情剥き出しでガンガン行くことが成功すれば序盤でKOするかもね。』

…。

ジョシュアの次戦は9月、ゲーリー・コーニッシュのコモンウェルスタイトルに挑みます。


そして…フューリー一族の手紙第三段、大変お待たせ致しました(笑)

http://www.boxingscene.com/hughie-fury-capable-dominating-says-his-trainer--93794

一族の手紙…ではなくて…フューリー父の手紙なんですが…。

…。

手紙でもないか(笑)

リンクから原文に行ってみて欲しいんですが…作者Peter Furyとなっていて…
本当に手紙みたいなんです(笑)

【以下テキトー訳】

今週の土曜日(7月25日)に私の息子、ヒューイー・フューリーがプロ16戦目をダービーアリーナで戦う。ジョージ・アリアスを相手にプロの仕事を見せてくれることを楽しみにしているんだ。

ヒューイーはまだ20歳だし、取り組むべき課題はたくさんある。でも我々はチームとして多いに来たいしているんだ。前回の試合、アンドリー・ルデンコと戦いヒューイーは勝利した。キャリア初の10ラウンドを戦ったことで、多くの疑問も解消されたんだ。

しかしながら課題もたくさんあるよ。右のパンチは酷かったし、他にも注意すべき点が多々あったのさ。勿論、あの試合から多くを学ぶことも出来たから感謝しているけどね。ルデンコに勝ったというだけでなく、多くを学べた試合だったんだ。ヒューイーは才能あるファイターだ。顎も強いし動きも良い。アウトボクシングも上手い。ルデンコが相手でも10回戦えば9回は勝てるだろう。

ルデンコに特に驚異は感じなかったよ。でもヒューイーは若いし、25勝16KO1敗のルデンコが相手だったし慎重に戦ったんだ。

ヒューイーにはとにかくパンチを出せと指示したんだ。パンチを受けても平然と向かってくるタフな相手との戦いを経験して欲しかった。それに10ラウンド戦う中でのペース配分も見てみたかったしね。

ヒューイーも下がる場面が結構あったよ。未体験の試合だったからね。でも今回10ラウンド戦えたこと、タフな相手を打ち続けたことは凄く大きな経験さ。次はもっとリラックスして戦えるだろう。10ラウンド戦えることも証明出来たし、タフな相手とも戦えた。これを知識に変えて、もっと自信を深めるだろう。アリアス戦は更に磨きがかかってリラックスしたヒューイーが見れるよ。

ボクシングはメンタルが大切なスポーツだしヒューイーはまだまだ若い。まだ子供なんだ。話をしたり、彼の行動を見てるとまだ子供だって感じることがあるからね。学ぶべき点は多い。

才能はあるし体格も良いけどメンタル面での成長は必須だ。でも心配は要らないよ。必ず成長するから。ほかのヘビー級ボクサーを見ても25歳~27歳位でも若手だと言われる時代さ。ヒューイーは20歳だから。

彼は15戦全勝で世界のトップ15と戦う準備がある。負け越しているような相手とは試合をさせないよ。何も学ぶべき点はないからね。

今後も良いファイターと戦わせたいんだ。もし今日デオンテイ・ワイルダーからのオファーがあったとしたら、彼は大喜びして飛び上がるだろうね。誰も恐れてはいないんだ。

世界戦はそう簡単には実現しないし、その前に成長が必要だけどね。

従兄弟のタイソンを見ても分かるだろ?彼が20歳の頃と今を比較したらまるで異なるファイターに成長した。成熟する必要があるんだよ。焦ることはない。ヒューイーもきっとそうなるから。

- 以上 -

(笑)

しかし…ヒューイーの次戦の相手…ジョージ・アリアスって…
阪神の助っ人かと思いましたよ…。



そうしたら…キックボクシングで来日経験もあるお方だそうで…
56勝42KO12敗という凄い戦績の…41歳でした。

チャオー。
さてと…今日も頑張りますかな…。

先ずは…長い長い休暇を過ごしているこの人、"ドッスン"マルコス・マイダナ(35勝31KO5敗)。

http://www.boxingscene.com/garcia-maidana-make-decision-soon-on-career--93611

2013年12月にブローナーを下し、2014年5月と9月にメイウェザーと試合をしたマイダナさん。

…。

休暇も10ヶ月になりましたな…。



体重は…相当増えているご様子(笑)

トレーナーのロベルト・ガルシアさんも心配しているご様子です。

『今の年齢とキャリアのステージを考えると、直ぐにでも練習を再開した方が良いだろうね。長くなればなる程、ウェイトも増えるだろうし、忘れ去られていくよ。もうすぐ1年が経つし。彼はスーパースターの仲間入りをしたんだ。今でも彼のことはよく聞かれるしね。まだまだ期待されているんだから。』

『何人かのボクサーからオファーはあったんだよ。良い試合もあったし、ファイトマネーが弾む試合もあったけど、彼は全部断った。今は家族とゆっくり過ごしたいってね。勿論、彼のことを悪く言うつもりはないよ。3試合タフな試合が続いたわけだし。でももうそろそろ決断を下した方が良いね。長くなればなる程、大変になるから。』

…。

マイダナも32歳になりましたからなぁ…。


更にマイダナのマネージャー、セバスチャン・コントゥルシさん。

http://www.boxingscene.com/maidanas-manager-like-rematch-with-amir-khan--93741

2010年12月、名勝負を繰り広げた…アミール・カーンへのリベンジ戦をしたいと…
考えているご様子。

初回に痛烈な左ボディを食らい…『イテテ…』とダウンしたマイダナが…
徐々に盛り返し、終盤の猛攻でカーンを効かせ、KO寸前にまで追い詰めましたが…
判定で敗れた試合。

本当に面白かったですよねぇー…。



『マルコスにはアミール・カーンとのリマッチをやって欲しいんだ。まぁ現時点では個人的な想いだけど、カーンもメイウェザー戦はなくなったみたいだしね。』

…。

先ずは体重と気力を戻すところからになりますな。頑張れマイダナ。


そしてそのカーン。

http://www.boxingscene.com/khan-eyes-fall-return-explains-why-it-brook--93745

熱望し続けたメイウェザー戦が又しても流れそうなカーン、
プランBとしては…11月か12月に試合をすることになりそです。

しかし…ブルックとの対戦は頑なに拒み続けています(笑)

『ブルック?彼がやるべきことはブラッドリー、マイダナ、そしてサーマンらトップファイターと戦うことだけだよ。僕はトップファイターと戦い続けて実力を証明してきたんだ。ブルックにはそれがまだ足りないね。最近の試合…イオナット・ダン・イオンとフランキー・ギャビンじゃねぇ…。早く証明して欲しい。』

『僕は誰が相手でも怖くないし、対戦を断ったことはないよ。ブルックとの試合が実現しない理由はチームが良いタイミングじゃないと判断しているからなんだ。もっと大きな試合になる可能性があるからね。ウェンブリーを埋めることは出来ない。ウェンブリーを満席にするには、僕とメイウェザー、それか僕とパッキャオがやるだけさ。ケル・ブルックでは無理だね。』

『僕はMGMグランドガーデンでもメインを戦ったことがあるんだ。ケル・ブルックはラスベガスを歩いてても誰も気付いてもらえないさ。僕と同じ様に名前を売ったら、スーパーファイトになるんじゃない。メイウェザーvsパッキャオの様にね。£1億になる可能性がある試合を何故£500万とか£1,000万でやる必要があるんだい?』

…。

相変わらず…うっせーですね(笑)

フロッチvsグローブスでウェンブリーに80,000人ですから…
ブルックvsカーンも…相当入ると思いますし…。


そしてそんなカーン君に…静かなるメイウェザー、ジェフさんが一言。

http://www.boxingscene.com/j-mayweather-khan-killed-fight-he-talked-too-much--93793

『カーン戦がなくなったのはカーンのせいだろうな。とにかく喋り過ぎなんだよ。多分あまりにうるさいからフロイドが、"お前なんかとやらない。お前なんかに大きなファイトマネーはやらない!"って怒ったんだと思うよ。カーンは突然、フロイドの方が必要としているとか言い出したしね。何じゃそりゃ?本当に?何のためにフロイドがカーンを必要なのかい?』

…(笑)

とにかく喋り過ぎってのは…誰もが思っていることです。


次は…メイウェザーvsベルトが噂されている中、きっとインタビューされると思っていた…
ビクター・オルティスが…やっぱり登場。

http://www.boxingscene.com/victor-ortiz-mayweather-vs-berto-fight-embarrassing--93763

2011年にベルトとの壮絶な倒し合いを制して、
2012年にメイウェザー戦に漕ぎ着けたオルティス。


…何度観ても凄まじい試合です…

しかしメイウェザーvsベルトには辛口コメント。

『ブラザー、そりゃ恥ずべき試合だぜ。試合でも何でもないな。奴らは両方引退した方が良いんじゃないか?フロイドは俺にチャンスをくれるべきだしな。メイウェザーvsベルト?リスペクト出来ないぜ。そんな試合はリスペクト出来ない。このままインタビューを続けても構わないけど、悪口しか出てこないぜ。』

…。

最近のオルティスは…相当ぶっ飛んでますな(笑)


次は…"GGG"ゴロフキン。

http://www.boxingscene.com/golovkin-me-vs-mayweather-biggest-fight-world--93789

メイウェザー戦実現の為なら154ポンドまで落とすと公言している"GGG"。

『現時点で私とメイウェザーの試合が世界最大の試合だよ。彼は偉大なチャンピオンだ。そして私を見てくれ。私は大きいミドル級ではないんだ。ここ数戦の軽量は158ポンドとか159ポンドだったし、彼と戦えるなら落とせるよ。メイウェザー戦に限っては154ポンドまで落とす。世界最大の試合をやりたいね。どちらが本当のベストファイターかを決めようじゃないか。』

…。

しかしメイウェザーの試合まで2ヶ月を切っておりますし…
本当どうなるんですかな…。

あるソースでは…来週には全て発表されるだろうと出ておりましたが…。

"Money"メイウェザーが…本当にCBSで戦うかな?
結局、SHOWTIMEのPPVになりそな気がしてます(笑)


更にメイウェザーvsベルト対して…エリック・モラレスさんもコメントを。

http://www.boxingscene.com/erik-morales-mayweather-berto-not-competitive--93819

『フロイドはとても頭が良いファイターだし、ずっと高いスキルを見せ続けているよね。ベルト戦?コンペティティブな試合にはならないと思うね。多分、誰も観たい人なんていないんじゃない?戦う2人にとっては面白いかも知れないけど、我々全員にとって興味が持てない試合さ。』

『ベルトはオルティスに負けて、オルティスはマイダナにKOされて、マイダナはメイウェザーに支配されてるんだよ。私には意味が分からない。リスクを背負いたくないんだろうね。』

三段論法はボクシングでは関係ないですし…ある意味リスクありますよね(笑)
ローリスク、ノーリターン(笑)


そしてもう1つのスーパーマッチ、ウォードvsゴロフキンの話題。

http://www.boxingscene.com/andre-ward-gennady-golovkin-roadblocked-over-weight--93803

結構前から舌戦を繰り広げている両者。

ゴロフキンはS.ウェルター(154ポンド)~S.ミドル(168ポンド)までなら、
ビッグマッチであれば誰とでも戦うと公言しております。

…。

が…ここへ来て少し話が違ってきているとか。

"S.O.G."のロックネイションズと…"GGG"のK2プロは話し合いをしているそうですが…
ウェイトがネックになって一向に話が進まないとのこと…。

どうやらゴロフキン陣営は…164ポンドのキャッチウェイトを要求しているそです…。

ありゃ?

ウォード陣営。

『ウォードはゴロフキンとの次にでも戦いたがっているんだ。でも164ポンドじゃ無理だね。ゴロフキンはカール・フロッチやチャベスJr.との試合交渉では168ポンドでやるとか言ってたのにウォードになったら164を強要しているんだよ。アンドレ・ウォードとは戦いたくないって言ってるみたいなもんだね。』

…。

"GGG"のこういう発言は初めてですな…。
何度も168でやるって言ってましたからねぇ…。


ウォードは久しぶりの復帰戦を172ポンド契約で戦い快勝。

http://www.boxingscene.com/golovkin-on-andre-ward-i-want-him-50-50-on-weight---93823

L.ヘビー級転向を噂されておりますが…その前にゴロフキンとやるという…
素晴らしい決断をしたご様子。

ゴロフキンの言い分としては…長いブランク期間中、戦いまくって倒しまくっている、
自分の方がA-sideだって感じでしょうか。

『ウォードは偉大なボクサーだ。私にとっても凄く興味深い相手だよ。私の要望は全ての条件を五分にすることだ。彼も私と戦いたいだろ?是非やろう。彼の状況は長いブランクがあったし、あまり良いとは言えないけど私は戦い続けてきた。だからファイトマネーも五分五分、ウェイトも五分五分でやりたい。これがロジックだよ。』

…。

むぅ…。


次は…トップランクが無敗のプロスペクト2名と契約を交わした話。

http://www.boxingscene.com/top-rank-signs-unbeatens-william-silva-andy-vences--93786

21勝12KO無敗のブラジリアン、ウィリアム・シウバ(William Silva)、
そして12勝8KO無敗のアメリカン、アンディ・ベンセス(Andy Vences)。

シウバはブラジルを主戦場に戦ってきた29歳、185cmの長身のライト級プロスペクト。
ニックネームは…"Baby Face"



ベンセスは…24歳のS.フェザー級、カリフォルニア州サンホセ出身…。
サンホセっぽい顔してます(笑)ニックネームは"The Shark"




そして…来週末の8月1日、NYのバークレーズセンターで…
"The Magic Man"マリナッジと対決する…ダニー"Swift"ガルシア。

http://www.boxingscene.com/danny-garcia-i-feel-stronger-i-want-best-147--93816

スウィフトさん…久々な感じですね…そしてこれがウェルター級デビュー戦!

マティセとの頂上決戦を制した頃をピークに…冴えない試合が続くガルシア。
気合が入っているご様子。

『俺のキャリアを振り返る必要はないし、まだまだ成長出来る。今の俺にはウェルター級がベストだ。遥かに力強く感じているよ。』

『試合が近付いても細かな練習が出来るんだ。前はこの時期になると減量しか出来なかったからね。食生活も楽だし、足もよく動く。スピードも上がったよ。全ては8月1日に向けて順調さ。』

『対戦相手のポーリーのことはあまり考えてないね。俺もキャリアを積んできたし、自分が110%の状態なら誰が相手でも勝ち方を見付けることが出来ると思う。』

『140ポンドの時はリング内を自由自在に動けなかったと思う。今はアジリティも上昇したから上手いこと動いて相手をコーナーに追い詰められるんだよ。ジャブで相手をコントロールしながらね。』

『ウェイトも問題ない。規律正しく食事もしているしね。凄くシャープでいながら筋肉もついたよ。ウェルターに上げるのが2年位遅かったかもね。』

『ポーリーはブルックリン出身だし、俺はフィリーだ。盛り上がると思う。イタリア系とプエルトリコ系のファンがたくさん来てくれると思う。彼はウェルター級の本王者だし良い試合になる。』

『特にプレッシャーは感じていないよ。俺はリングに上がってダニー・ガルシアらしく戦うだけさ。スマートなダニー・ガルシアらしくね。』

『俺のスタイルはウェルター級のファイターが相手だとよりマッチすると思う。先ずはポーリー・マリナッジだね。彼のホームタウンでのビッグファイトは楽しみだよ。』

『ウェルターに上げたのはベストファイターと戦いたいからなんだ。最高の相手と最高の試合があれば俺は何処へでも行くよ。』

2年遅かった(笑)苦しんでいる2年間ですからね(笑)

こういう負けず嫌い感は…好きです(笑)

そして猛烈お父ちゃんのアンヘル・ガルシアが…階級アップには異常に慎重だったことも…
忘れてませんよ(笑)




そのアンヘルさんも太鼓判(笑)

http://www.boxingscene.com/angel-garcia-warns-danny-eat-everybody-up-147--93820

動き回って翻弄してくるであろうマリナッジに対して。

『結局何処かで打ち合わないといけなくなるんだよ。走り回っているだけじゃ試合には勝てないからね。スマッシュしてやるぜ。』

『8月1日のダニーに注目してくれ。世界中に又ダニーの力を見せてやるさ。パワーも凄いよ。ライオンのように襲い掛かるだろうね。ウェルター級のボクサー全員を食ってやるよ。』

正に自分が戦うかのようなコメントです(笑)


次は…11月に計画されるビッグマッチ、コットvsカネロについて。

http://www.boxingscene.com/golovkin-tabs-canelo-beat-cotto-showdown--93795

"GGG"ゴロフキンが予想しております。

『五分五分だろうけど、カネロが勝つと思う。』

どっちやねん(笑)

最近の"GGG"の口癖は…五分五分ですね…"It's 50-50!"

ウォード戦も50-50!ファイトマネーも50-50!(笑)

そして…コットとカネロ…どちらが強敵かと問われ…

『多分カネロは私にとって最もタフなチャレンジャーになると思う。若いし、ニュースタイルだし、ニューシチュエーションだしね。』

ニュースタイルでニューシチュエーション(笑)

"GGG"…これ以上英語上手くならないで欲しいなぁ…!


次はマイアイドル、"Baby Faced Assassin"マルコ・アントニオ・バレラが…
コットvsカネロを予想。

http://www.boxingscene.com/barrera-backs-canelo-big-time-beat-miguel-cotto--93821

『カネロが問題なく勝つと思うよ。スピードで大きく上回っているし、戦術もしっかり練っているだろうからね。コットは凄く強いと思われているけど、昔のようには動けなくなっているよね。良い戦術通りにしっかり戦えれば、カネロが勝つ確率はかなり高いと思う。』




さて最後は…アラムさんにしっかりリハビリせーよと怒られている…
スーパースター、"Pacman"パッキャオ。

http://www.boxingscene.com/pacquiao-head-tokyo-help-world-cup-bid--93806

政治家、俳優、歌手、バスケットボールプレイヤー、プロボクサー…
大忙しのパックマン。

そして2019年のバスケワールドカップの開催地に立候補しているフィリピン…
中国との争いになるそうですが…開催国決定の会議が来月…東京で開催されるそで…

何と…パックマンも来るそうです(笑)

『そうだね。フィリピンの派遣団と一緒に東京へ行くよ。ワールドカップ招致の為にね。』

8月7日~9日だそうです…。会場調べて行ってみよかな(笑)

チャオー。
さてと今日もテキトーに頑張りますかな。

先ずは…超絶技術戦が展開されること間違いなしの…
ロマチェンコvsリゴンドーの話題。

http://www.boxingscene.com/arum-wants-lomachenko-vs-rigondeaux-happen--93580

ロマチェンコ陣営が興味を示し、リゴンドーが124ポンドならOKと言い、
ロマチェンコは126じゃなきゃやらないと言い、リゴンドー陣営が当日計量リミットをとか言い、
難しそうだというところでしたっけね。

…。

トップランクのボブ・アラムさんも興味があるご様子。

『実現の可能性はあると思うよ。まとめなければならない点はたくさんあるけど、個人的には実現させたいと思っているんだ。リゴンドーのチームも問題なさそうだしね。リゴンドーのスタイルは好きではないけど、ロマチェンコとは凄くはまるだろうね。センセーショナルな試合になるよ。キャッチウェイトではやらないけどね。秋頃にシカゴ辺りで検討している。』

…。

結構具体的!

更に秋に予定されるドバイ興行、ブラッドリーvsアリが計画される舞台での戦いも、
可能性があるそうです。

『ドバイについてはこれからだね。詳細はこれから打ち合わせをするんだ。良い話はたくさんあるけど、現実的かどうかを含めて検討する。上手くいけばロマチェンコvsリゴンドー、更にドネアvsクイッグなんかも入れ込みたい。』

ドバイは凄い興行になりそうですね。


更にアラムさん。

http://www.boxingscene.com/arum-fan-i-see-lomachenko-rigondeaux--93726

『1人のボクシングファンとして言わせてもらえば、ロマチェンコvsリゴンドーは観なければならない試合だよ。我々の時代のクラシックファイトと言えるだろうね。』

何としても観たいですなぁ…。


そしてロマチェンコのマネージャー、エギス・クリマスさん。

http://www.boxingscene.com/lomachenko-rejects-rehydration-clause-rigondeaux--93735

リゴンドー陣営が124ポンド契約で、当日計量134ポンドまでという条件を提示した件。

『ロマチェンコとも話しをしているよ。でもチャンピオンはロマチェンコなんだ。WBOのベルトを持っているから、WBOのルールに従うし、コミッションとボクシングのルール通りに戦うよ。我々としては試合の実現を望んでいるけど、通常のルール通りにってことさ。』

『実現の可能性はあると思うし、人気が出る試合になるだろう。凄く興味深いだろ?2人共、2度のゴールドメダルを獲得しているしね。最高の試合になるさ。』

観たいですなぁ(笑)

でもロマチェンコはアマチュアの最後…ライト級でやってましたしねぇ…。
キャッチウェイトは無いだろうし…当日計量リミットも無いだろうな…。

リゴリゴが…どう判断するかになりますね。


次は…遂に決定したヘビー級タイトルマッチの話題!

http://www.boxingscene.com/tyson-fury-vows-retire-if-he-t-beat-klitschko--93595

イギリスの怪人、"Punch himself"タイソン・フューリー(24勝18KO無敗)が、
WBA、IBF、WBO、IBO王者の"Doctor Steel Hammer"ウラジミール・クリチコ(64勝53KO3敗)と、
ドイツはデュッセルドルフで10月24日に激突します!

これから吼えまくるであろうフューリー。

『ウラジミールは39歳か。ボクシングにおいては年寄りだな。そんなヤツに勝てなければ俺はボクシングを辞めるよ。自分が思う程、自分が強くないってことだからな。』


『ね~っ?』


会見での様子。

http://www.boxingscene.com/tyson-fury-rages-this-klit-getting-licked-on-10-24---93755

トラッシュトーカー、フューリーは相変わらず。

『俺が勝ったら、クリチコTVの契約はそのまま俺のものになるのかな?』

『ウラジミールは俺みたいな相手と戦ったことはないぜ。それどころか、ボクシング史を振り返っても俺みたいなファイターは今までいなかったからな。俺の様なファイターは1000年に1度出るか出ないかだ。この年寄りのチャンプは、俺を相手に選んでくれたんだ。評価してやってくれよ。』


『俺は1000年に1人のファイターだぜ~っ!』

冷静で怖いウラジミール。

『私は防衛戦の度に初めての相手と戦ってきているから特に彼の発言は気にしていない。彼は歌うし、踊るし、カッコ良いヤツだね。でも彼の試合は1度も観たことがないんだ。数秒位かな。』

フューリーのトレーナー、ピーターさん。

『我々は遊びに来たわけではない。試合が待ち遠しいね。』

ウラジミールからフューリーに。

『で、世界タイトルマッチが決まって今の心境は?』

フューリー。

『そうだな。お前みたいなヤツをボクシング界から除去出来ることは個人的に大切なことだと思っているよ。お前のカリスマ性は俺のパンツ位なもんだし、ヨーロッパ中がお前がノックアウトされるところを期待しているんだ。本当に年寄りに見えるな。Botox(しわ取り)でもしてんのか?お前は年寄りだ。お前はホームズ、アリ、タイソンよりも上だと思ってんのか?彼らだって年齢には勝てなかった。それにお前の顎はガラスの破片みたいなもんだしな。』

『お前が何ヶ国語話すことができようが、関係ない。俺は良い子のお手本なんかになりたくねぇぜ。10月24日、お前はぶっ飛ばされることになる。』

…。

ヘイ、チソラ、続いて…UKボクサーvsクリチコの会見は…本当に見逃せませんな(笑)



体格は互角!




次は…メイウェザー戦を熱望し続けている"King"カーン。

http://www.boxingscene.com/khan-my-gut-says-mayweather-avoid-me-fight-berto--93702

しかし…ここへ来てCBSの一般放送で…アンドレ・ベルトと戦う見方が…
非常に強まってきております…。

失意のカーン…。

『フロイドは僕と戦いたくないんだろうね。僕を避けてより簡単なベルトの様な相手と戦いたいんだろう。僕も前の試合から1ヶ月しか経ってないし、プランBについてはアル・ヘイモンと又話すよ。まだ僕には良い試合もたくさんあるからね。まぁ先ずはメイウェザーの決断を聞いてからだね。』

…。


そして訳も分からず対戦相手候補にリストアップされたメイフィールド(笑)

http://www.boxingscene.com/mayfield-mayweather-berto-not-done-im-still-possible--93709

『まだ実現の可能性はあると思うぜ。メディアはアンドレ・ベルトをプッシュしているけど正式決定じゃないしな。俺にだってまだ可能性はある。』

『ランキングとか指名試合とかそういうルールに乗っ取るなら俺達3人とも対戦相手候補から除外されるはずさ。但しスタイルで言えば、俺が最高のファイトを見せられるけどな。』

『後の2人のことはリスペクトしているけど、スタイルが試合を作るんだ。俺のスタイルがフロイド・メイウェザーに一番あってるからな。俺は前に出るファイターだし、一番良い試合を見せられるよ。チェスの達人にチェスで挑んだって敵わないだろ?』

…。


そしてTMZスポーツは…メイウェザーvsベルトが決定と報じております。

http://www.boxingscene.com/mayweather-berto-done-deal-9-12-says-tmz--93728

…。

正式発表ではないでしょうが…。


これを受けてカーン。

http://www.boxingscene.com/khan-i-think-mayweather-berto-done-i-next--93732

『メイウェザーvsベルトは決定なんだろう。ベルトは友人だけど、ここ5戦で2勝かしてない。メイウェザーも簡単な相手とやりたがっているらしいし、だから彼を選んだんだね。』

『僕になる可能性は低そうだよ。誰からも電話がない。前回、アル・ヘイモンと話した時も、"フロイドはまだ決めてない"って言ってたけどそれから連絡がないからね。』

『でもまだ諦めてはないんだ。フロイドがベルト戦なんかで引退するとは思えないからね。もう1試合やると思うしそこで戦えるかも知れない。』

…。

ベルトのこと言い過ぎなカーン(笑)


そしてもう1人のスーパースター、マニー・パッキャオの話題も久々に。

http://www.boxingscene.com/arum-annoyed-pacquiao-not-acting-very-professionally--93685

メイウェザー戦前から肩の怪我があったとされ…手術をしたんでしたかな。

マカオでアラムさんがパッキャオについてコメントを出していますが…
リハビリをサボったりしていることを批判しています…。

『わしに言わせれば、マニーはもうアクティブなボクサーではないね。プロフェッショナルらしからぬ行為じゃよ。』

『7月初旬に予定されていたリハビリに向けた医師との面会を、何やかんやと理由をつけて来なかったからね。』

『プロボクサーとしてあってはならないことだ。』


そしてパッキャオ。

http://www.boxingscene.com/pacquiao-on-arums-concern-nothing-worry-about--93729

『ボブ・アラムのことはリスペクトしている。父親の様な存在だね。私のことを心配して言ってくれているし感謝しているよ。ネガティブには思っていない。』

『私の怪我については心配要らないよ。自分でリハビリもしているし、予想以上に早く回復もしている。』

…。

チャオー。
週末のS.バンタム級トップ戦線の試合結果をおさらいしときましょう…。

先ず…WBAレギュラー王者のスコット・クイッグは…
本王者のキコ・マルティネスを…2ラウンド、見事なライトアッパーからの連打でTKO勝ち!

評判のIBF王者、カール・フランプトンは…全米デビュー戦で…
"Cobrita"ゴンサレスJr.と激突、1ラウンド、いきなり2度のダウンを奪われるも…
盛り返してユナニマスデシジョン判定勝ち!

そしてノニト・ドネアは…マカオで元欧州王者を相手に貫禄の2ラウンドストップ勝ち!

最も印象に残ったのは…対戦相手も強かったスコット・クイッグでしょうか。

最近ではすっかりフランプトンの勢いに押され気味だったので…
この勝利は大きいですな(笑)


元王者のキコ・マルティネスが攻勢に出たオープニングラウンドも…
見応えありましたよねぇ…。

http://www.boxingscene.com/scott-quigg-hopefully-now-i-get-some-credit--93662

多いに盛り上がった大観衆に感謝するチャンプ。

『あんなに応援してもらったのは初めてだよ。会場で応援してくれた皆にありがとうと伝えたいね。』

『最初のラウンド?彼のパワーを試したんだよ。自信満々にもっと攻めてくると思ったんだ。だから2ラウンド、しっかりセットアップして練習してたパンチを打ち込んだんだ。最高のアッパーカットだったね。』

『フィニッシュの時はワイルドに見えただろう?でも出来るだけ落ち着こうと思っていた。そして仕留めることが出来たんだ。』

すぎちゃん?(笑)

『でも1ラウンドはああいう展開になると予想していたんだ。彼は凄くナーバスに見えたし、初回からガンガン出てくるだろうと思った。冷静に何をしてくるかが見れたんだ。』

『でも自分の距離は分かっていたし、2ラウンドも前に出てくるのは分かっていたからね。俺の用意していたショットが当たるのは間違いなかったんだよ。』

『勿論、タフな12ラウンドを戦うつもりで準備はしていたよ。今回の勝利は、さすがに評価して欲しいね。子供の頃からずっと取り組んでいるボクシングで最高の結果を出したんだから。』

…。


そしてライバル、カール・フランプトンにも言及。

http://www.boxingscene.com/quigg-vs-donaire-close-november-says-hearn--93680

『俺のことを最初から見てくれている人達は、俺の本当の実力を分かってくれているんだよ。』

『俺はずっとビッグファイトがやりたかったんだ。ずっと応援してくれているファンは知ってるはずさ。でも今日までこの最高のレベルで僕の実力を証明するチャンスが無かっただけなんだ。キコ・マルティネスが相手になってくれて、彼を一蹴した。誰もキコを相手にこんな勝ち方はしたことないだろ?』

『カール・フランプトン?試合が実現すれば俺が勝つことは分かっている。カール・フランプトンの顎に俺のパンチが当たって、ヤツがノックアウトされることになる。』

…。

期待されるフランプトンとの大一番は…そう簡単に実現しそうにありませんが…
クイッグの次戦は…今回を上回るビッグマッチになるかも知れません…。

スーパースターのノニト・ドネア戦が取り沙汰されておりますな。

『11月に決まるんじゃないかな。ドバイでとか噂されているけど、正直UKでやりたいね。PPVでの試合になると思う。』

マルティネス戦を振り返るクイッグは…満足気な表情。

『マルティネスのパワーを味わいたかったんだ。何度かパンチをもらったけど特に問題無いと思ったね。だから打ち合って更にどれだけのパンチがあるかを見極めた。確かに重いパンチの持ち主だったけど、特別ではなかったよ。』

どんどん饒舌になる感ありますね(笑)
まぁ…暫くは勝利の余韻に浸るのも理解出来ますな。


一方、初回にまさかの2度のダウンを喫したフランプトン。

…。

さすがに歯切れが悪いコメントです。

http://www.boxingscene.com/frampton-quigg-jeopardy-carl-eyes-move-126--93686

『言い訳をしている様には思って欲しくない。アレハンドロは素晴らしいファイターだったしね。でも計量の日、かなり体重を落とさなくてはならなかったんだ。これまでで一番苦しい減量だったし、当日にあんなに落とすのは初めてだった。だから今後、S.バンタムで戦い続けるのか、フェザー級に上げるべきなのかをしっかり考える必要があると思う。』

…。

ファイトウィークの威勢の良いコメントを読み返すと…寂しくなってきますな…。


そしてすっかり立場が逆転した感のあるクイッグ(笑)

http://www.boxingscene.com/quigg-frampton-whos-driving-seat-now--93691

『彼(フランプトン)は若干苦労した様だね。俺は彼がこれまで戦ったベストファイターと戦ったよ。マルティネスはフランプトンを相手に12ラウンド戦ったけど、俺を相手にしたら2ラウンドともたなかったね。』

『これでどちらの立場が上か分かるかな?』

…(笑)

『俺はいつでも彼との戦いを望んできた。彼が俺と戦うリングに上がってくるなら、俺が最強であること、俺が彼を倒せることを証明したいとね。俺と戦いたいなら、俺はここにいるぜ。』

『12ラウンド戦う準備をしてきたんだ。多くの人がマルティネスは俺にとっても最も危険なファイターだって言ってたし、真のテストになると言ってたからね。』

『俺は恐怖心がある程、相手が強ければ強い程、良いパフォーマンスが出せるってことさ。』

『今回のパフォーマンスが、ノニト・ドネアやレオ・サンタ・クルスとの戦いに繋がっていくんだ。』

『俺は世界のトップファイターだ。今回の試合は最高だった。キャリア最高のパフォーマンスが出せたと思う。』

…。


そしてそのクイッグと次戦対決するか期待が高まる…ノニト・ドネア。


【前の記事の動画、消えてたっぽいので。】

http://www.boxingscene.com/donaires-coach-well-knock-scott-quigg-out-six--93707

ドネアの父親兼トレーナーのドドン・ドネアさん。

『クイッグ?簡単な相手だよ。真っ直ぐに入ってくる相手だしノニトの方が遥かに強いからね。良い試合になるだろうけど6ラウンドもたないだろう。特に最近のノニトはディフェンスの意識も高いからね。』

今回の試合、素晴らしいボディブローでダウンを連取し、最後は痛烈な右で仕留めたドネア。

『試合内容には満足しているよ。戦術通りに戦えたからね。いつもは相手を効かせたら野生動物みたいになって直ぐにフィニッシュに行くんだけど今回は我慢強く戦うことが出来た。動きをしっかり見ながら空いている箇所を上手く打つことが出来たね。父のプラン通りに戦えて嬉しいよ。スマートに戦えたと思う。』

『僕の武器は左フックだけじゃない。全てを使う必要があるんだ。右もボディもね。』

…。


もう少しクイッグの話題。プロモーターのエディ・ハーンもご満悦です。

http://www.boxingscene.com/rigondeaux-quigg-not-next-12-months-says-hearn--93722

ドネア戦の交渉は開始されている様ですが…
フランプトンが契約するアル・ヘイモンとも交渉を開始するとか。

『アル・ヘイモンのチームとフランプトン戦について話し合うよ。』

更にS.バンタム級で忘れてはならないのが…ギジェルモ・リゴンドー!

『リゴンドー陣営とも話しをする。来週にもね。リゴンドー戦が一番のプライオリティなんだ。彼のチームとマネージャーのゲーリー・ハイドとは何度か話しをしているけどね。次戦というのは難しいと思うけど、1年以内には実現すると思う。その頃にはクイッグの相手はいなくなってるだろうからね。』

『クイッグはこの階級のベストファイターと戦いたがってる。現在、リゴンドーvsクイッグがベスト対決だろう。でも次の相手となると恐らくフランプトンかドネアになるね。』

『フランプトン陣営には耳が痛い話しだと思うけど、週末の試合でフランプトンの株は暴落、そしてクイッグの株は上昇したんだ。試合前は、オファーを出し直そうかと思っていたけど、その必要はなくなったね。それぞれの土曜日の結果を受けて考えれば十分にフェアな内容だと思う。』

…。

チャオー。
週末の海外ボクシングは盛りだくさんでしたな…。

さてと…先ずはマカオ興行。

先ずはアルゼンチンの神秘、セサール・レネ・クエンカが初のメジャータイトル戦に出場。

http://www.boxingscene.com/hail-cesar-cuenca-schools-yang-ibf-crown--93651

中国期待のホープ、ヤン・イクとIBF世界S.ライト級王座決定戦が行なわれました。


【Full Fight】

クエンカさん、素晴らしいフットワークと技術を見せてくれましたね!
1ラウンド、まさかの…ダウンを奪い…5ラウンドにはまさかのダウンも奪われましたが、
ペースを掌握し…淡々とラウンドを重ねる姿は…やっぱり良かったです(笑)

いや…結構ゴツンとパンチ貰うところは実は観たことがありましてねぇ…
ヤンはパワーもあるし…結構心配してんたんですが…良かった。

採点は117-110、115-109、116-109のユナニマスデシジョンでクエンカさんが勝利!
これで48勝2KO2NC、初黒星のヤンは19勝14KO1敗。

ジェイク・ドノバンさんは…115-109、116-109は有り得ない、
もっとはっきりした差でクエンカの勝利だと…怒っています(笑)

宣言通り判定でメジャータイトルを獲得したクエンカさん。

…。

宣言通り、今後はビッグマッチ路線で…いけるかどうか…
試合が組まれるかどうかが…心配ですね(笑)


同じ興行に出場した"The Filipino Flash"ドネアは…
元欧州バンタム級王者のアンソニー・セトゥルを2ラウンドで粉砕。


【Full Fight】

ドネアはこれで35勝23KO3敗、セトゥルは20勝8KO4敗。

ウォータースにノックアウト負け以降、これでトップ戦線ではない相手に2連勝、
次が勝負になりますかな。


そしてドイツでは4度目のライバル対決に決着が!

http://www.boxingscene.com/arthur-abraham-drops-stops-robert-stieglitz-six--93653

"King"アルツール・アブラハムvsロバート・スティーグリッツ。



4ラウンドにフラッシュダウンを奪ったアブラハムは、
6ラウンドに強打を浴びせ再びダウンを奪い、スティーグリッツのセコンドが、
タオルを投入…。

アブラハムは43勝29KO4敗、スティーグリッツは47勝27KO6敗1分。

初対決は2012年8月でアブラハムがユナニマス判定勝ち、
2度目は2013年3月、今度はスティーグリッツがアブラハムの眼を負傷させTKO勝ち、
更に3度目も2013年、この時は最終ラウンドにダウンを奪ったアブラハムが…
スプリットデシジョンを制していました。

これでシリーズ3勝1敗として…ライバル対決に終止符を打ったといえるでしょうか。


次はドネアがターゲットにしているとされる…スコット・クイッグも、
キコ・マルティネスを相手に…マンチェスターで防衛戦を行なっております。

http://www.boxingscene.com/arthur-abraham-drops-stops-robert-stieglitz-six--93653

ライバル、フランプトンと2度戦っている強豪、マルティネス戦には…
多いに注目が集まりましたな。


【Full Fight】

初回、ガンガン前に出るキコ。
後手に回ったクイッグ…長い夜になるかと思われましたが…

2ラウンド早々、又出てきたキコに…ライトアッパー一閃!
完全に効いた!連打を浴びせてダウンを奪うクイッグ。

立ち上がったものの…ダメージが隠せないキコに…容赦なく連打を見舞い、
最後は大きな右!立ち上がるも…レフェリーがストップ!!!

会心のノックアウト勝利にご機嫌なクイッグは31勝23KO2分、
マルティネスは32勝24KO6敗…。


そのライバル、フランプトンはアレハンドロ"Cobrita"ゴンサレスJr.と防衛戦。

http://www.boxingscene.com/frampton-dropped-twice-battles-decision-gonzalez--93661

先週から書いている通り、これが全米デビュー戦となったフランプトンは…
期待も大きく、印象的に勝ってスーパースターへの道を歩みたかった意向ですが…
"Cobrita"ゴンサレスJr.が奮闘!

何と初回に2度のダウンを奪います!


【Full Fight】

全米デビューで力んだかフランプトン…。
左フックを強振したところにジャブを合わされて最初のダウン。
更にラウンド終了間際に…今度は右の打ち下ろしをクリーンヒットされ膝を付きます…。

…。

驚きましたねぇ…。

それでも2ラウンド以降は持ち直したフランプトンがユナニマスデシジョンを制しております。

スコアは115-109が1人、116-108が2人。

フランプトンは21勝14KO無敗、コブリータJr.は25勝15KO2敗2分。

思わぬ苦戦だったフランプトンですが…予定通りいかないのが…ボクシングですな…。
少なからず…過信があった…のではないかと思います。

最後まで手を出し続けて善戦したコブリータJr.…。
これから強豪選手との対戦が増えそうですね。


同じテキサス州エルパソで行なわれた夜の分、メインはチャベスJr.vsレイジェス。

http://www.boxingscene.com/chavez-jr-too-big-too-strong-decisions-reyes--93671

元々168ポンドのS.ミドル級契約だった試合。
ファイトウィークになって…170ポンドのキャッチウェイトに変更され…
更に170ポンドも作れずに…170ポンド3/4で計量したチャベスJr.…。

試合も平凡なパフォーマンスに終始し…判定で勝利。

…。

こういう失態はもう何度目になるかチャベスJr.…。
偉大なるお父さんは大好きなファイターですが…ジュニアは…正直もういいですね。


【お父さん、Highlights】

各試合のポストファイト、追って書きたいと思います。

チャオー。