「風景印ウィーク」2回目のアップです。
愛知県の東の半島・渥美半島を進んでいますが、今回はそのいちばん端に位置する郵便局を紹介していきましょう。
田原市の旧渥美町にある伊良湖岬郵便局です。

愛知県の最南端・伊良湖岬。
東海地方でのお天気カメラでは、岐阜県では飛騨高山、三重県では鳥羽や尾鷲とある一方で、愛知県では伊良湖岬が浮かびます。
周辺ではアカウミガメが産卵すべく浜辺に上がることもあります。
伊良湖岬の端には、恋路ヶ浜という砂浜があり、「日本の渚百選」「日本の道100選」(渥美サイクリングロード)「日本の音風景100選」「日本の白砂青松100選」、そして「恋人の聖地」に選ばれています。
島崎藤村の名作「椰子の実」の舞台でもあります。
風景印にはその恋路ヶ浜とともに、灯台とビニールハウスが描かれています。
伊良湖岬の灯台は1929年に設けられ、80年以上にわたって船の安全を守っています。
こちらは「日本の灯台50選」にも選ばれています。
一方、ビニールハウスでつくられているのは、電照菊。
秋になって日照時間が短くなる秋に花芽が付き、つぼみがふくらんで開花する菊の性質を利用して、花芽ができる前の時期にハウス内を明るくして人工的に日照時間を長くし、開花の時期を遅らせています。
これにより、需要が最も多い正月から春の彼岸の間に花を出荷しています。
渥美半島では、秋の夜にはこの光景が多く見られます。
伊良湖岬郵便局
〒441-3627
愛知県田原市堀切町新堀東1-2
アクセス:豊橋鉄道渥美線三河田原駅から豊鉄バス伊良湖支線、堀切小学校前バス停からすぐ