今日はこっちを更新します。
京都の町を南へ南へ。
丸太町通りまでやってきました。
その通り沿いにある京都大宮丸太町郵便局が、今回の舞台です。

風景印には、近くにある二条城の二の丸御殿と庭園が。
二条城は1603年、その年にできた江戸幕府によってつくられました。
が、城として機能したのはそこから30年。
大坂冬の陣・夏の陣の時には徳川の軍の拠点となり、また将軍が入城したのは2代将軍・秀忠と3代将軍・家光のみ。
家光の入城を最後に、約230年間将軍の入城は途絶えました。
江戸幕府の幕を閉じる前、14代将軍の家茂が入城し、最後の将軍・徳川慶喜が大政奉還を行った場所でもあります。
郵便局のある丸太町通りは、京都の町を東西に走る通りで、京都御所の南端を通ります。
京の通り名を歌った「丸竹夷」はこの通りから始まります(江戸時代の町屋がこのあたりから南に展開されていたため)。
ということで、前回の「寺御幸」に続いて今回も、その通り名の唄を。
今回は東西に走る通りです。
「丸竹夷」
♪
まる たけ えびすに おし おいけ
丸竹夷ニ押御池
あね さん ろっかく たこ にしき
姉三六角蛸錦
し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう
四綾仏高松万五条
せきだ ちゃらちゃら うおのたな
雪駄ちゃらちゃら魚の棚
ろくじょう さんてつ とおりすぎ
六条三哲とおりすぎ
ひっちょう こえれば はち くじょう
七条こえれば八九条
じゅうじょう とうじでとどめさす
十条東寺でとどめさす
♪
歌詞の意味は…
丸太町(まるたまち)
竹屋町(たけやまち)
夷川(えびすがわ)
二条(にじょう)
押小路(おしこうじ)
御池(おいけ)
姉小路(あねやこうじ)
三条(さんじょう)
六角(ろっかく)
蛸薬師(たこやくし)
錦小路(にしきこうじ)
四条(しじょう)
綾小路(あやのこうじ)
仏光寺(ぶっこうじ)
高辻(たかつじ)
松原(まつばら)
万寿寺(まんじゅうじ)
五条(ごじょう)
雪駄屋町(せきだやまち)※現在の楊梅通り
魚の棚(うおのたな)
六条(ろくじょう)
三哲(さんてつ)
七条(しちじょう)
八条(はちじょう)
九条(くじょう)
十条(じゅうじょう)
という通りがある、という歌だそうです。
京都大宮丸太町郵便局
〒602-8134
京都府京都市上京区丸太町通大宮東入一町目857
アクセス:京都市バス堀川丸太町バス停から徒歩3分(9系統、202系統、204系統など)