自ら命を絶とうとしていた一人の女性が、
親鸞聖人の教えに出遇い、生きる力を取り戻しました。
その体験手記を紹介しましょう。(4年前に書かれた体験手記です)
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ある朝、私は寝ぼけ眼をこすりながら台所にいるはずの母を捜しました。
しかし、いくら呼んでも返事がなく、
家の中には味噌汁のいいにおいだけが漂っています。
嫌な予感が胸をよぎりました。
とうとう来るべき時が来た。
物心ついたころから絶えなかった両親のけんかを思い起こしました。
母は家を出ていったのです。
幼い兄と私を残して家を出たことを、後悔していたのでしょう。
母は私と兄にこっそり会いに来ました。
ともに過ごせる短い時間が何よりの楽しみでした。
ある日、私をひざに乗せ、母は優しくささやきました。
「もしお母さんが死んだらどうする?」
これが最後の言葉になると、夢にも思わなかった私は、大きな声でこう言いました。
「うん、もちろん私も死ぬよ。当たり前じゃない!」
母は笑っていました。
それから程なくのことです。列車に飛び込み、母は自殺しました。
兄が10歳、私は8歳でした。
その日から私の時間は止まりました。
「私の一言が最後の引き金となり、母を自殺させたのではないか。
もう少し大きければ母のSOSに気づくことができたのに」
それからは自分を責め続けました。
「私は生きていてはいけない」
どんな本を読んでも、どんな歌を聞いても、母のことを思い出し、心が痛むのです。
そんな思いのやむ日は、40年たった今も一日としてありません。
きっと死ぬまで消えることはないでしょう。
母の自殺が心の重荷となり、私は重度のうつ病となっていました。
振り返れば、死ぬことばかり考えていたように思います。
小学5年の時、手首をカミソリで切り、
結婚してからはホースやロープを車に積んでただ一人、
こっそり遠出をしたこともあります。
どの病院にかかっても病気はよくならず、
「あなたが治ったらノーベル賞ものだ」
とまで言われました。
そんな私が、最後に行った病院で、初めてじっくり話を聞いてもらいました。
「よく今まで生き延びてこられましたね」
医師のねぎらいの一言で肩の力が抜け、すーっと体が楽になりました。
ちょうどそのころ、親鸞聖人のみ教えに遇わせていただくことができたのです。
「人生は難度海」の親鸞聖人のお言葉が胸に突き刺さりました。
なぜこんな環境に生まれたのか、恨み通しの人生でしたが、
「まかぬ種は生えぬ、
刈り取らねばならぬ一切は自分のまいたものばかり」
という因果の道理を聞かせていただき、ようやく理由が分かりました。
「絶対に自殺はしないで」
仏教によって生命の尊厳を知らされた今、声を大にして叫びたいことです。
生きる目的を知らず、苦から苦の綱渡りで真っ暗な後生へ、
自ら飛び込んでいく人たちが後を絶ちません。
テレビなどで自殺の話題が出るたび、胃がキリキリ痛みます。
自殺は、自分が苦界に堕つるだけでなく、
残された者に一生癒えない心の傷を与えます。
私たち家族が経験した苦悩は言葉に表せません。
4年前、46歳の若さで亡くなった兄は、生前、子供をもうけず、こう言っていました。
「こんな不幸な子供は自分たちだけでいい」
人生の目的を知らなければ、本当に救いがないのです。
幸いにも、「なぜ生きる」を知らされた私。
仏法を重ねて聞かせていただいて、生まれてきた喜びも知らず、
親の恩も感じられずに凍っていた心が解けていくのを感じました。
このような境遇になければ、真実の教えを聞かせていただくことは
できませんでした。
死ななくて本当によかった。
これまでの苦しみが、真に報われる教えに遇えたことを感謝せずにいられません。
自ら命を絶とうとしている多くの人たちに、親鸞聖人のみ教えを伝えたい。
そしてかなうことなら、母にも聞かせたかった……。
生きる意味を知らされ、もう死ぬことは考えません。
本当に救われた思いでいっぱいです。
この喜びを胸に、光に向かって進ませていただきます。
生きる目的を知らされた時、
一切の苦悩が意味を持ち、
真に輝く人生となるでしょう。
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苦しみ悩む人々の心に、親鸞聖人のメッセージを届けてゆきます。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
仏教の講師の仕事で、かつてロサンゼルスに半年間いたことがありました。
日本とロサンゼルスを何度か往復しましたが、よく乗ったのは大韓航空。
欧米の飛行機に比べて、フライトアテンダント(客室乗務員)の
サービスが心地よかったです。
機内食でビビンバが出るのも良かったです。
チューブ入りのコチュジャンをご飯の上に、ブニュッと出して混ぜて食べます。
韓国の飛行機なので、韓国人が多いんですが、
日本人の乗客もよく利用していたようです。
乗務員にも日本人のクルーがいましたから、
言葉の上で不自由はありませんでした。
飛行機が離陸して、上空で安定した状態になると、
クルーの人が飲み物をサービスしてくれます。
「お飲み物は何になさいますか?」
と前の乗客に日本語で聞いていました。
「お、前は日本人の乗客なんだな」
と思いつつ、優柔不断な私は、
「さて、何にしようかな?」
とあらかじめ考えておきます。
そして、いよいよ自分の番。
「What would you like to drink ?」
「え?」
ガーン、日本人に、日本人と思われなかった……。
orz ガックシ……
実は、こういうこと、たびたび経験しました。
両親、日本人なんだけどなぁ……。
(T-T)
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ぴょんたの
ひまわり日記
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