富山は、夕方ごろから雨が降り始めました。

さて、前々回の「南無阿弥陀仏」についてが、途中になっていました。


お釈迦さまは、


「南無阿弥陀仏の大功徳は、


 何億年かかっても説き尽くせない」


とおっしゃっています。

南無阿弥陀仏の六字には、私たちを限りない幸福に救う、


ものすごい力があるからです。


「南無阿弥陀仏といっても、ただの文字ではないのですか?」

仏教を聞き始めた当時、私のした質問の一つです。

そう思うのも、科学の進歩した今日、たった六つの文字の


どこがそんなに尊いのかと、分析したくなるからでしょう。

(私は工学部で、バリバリの理系でしたから……)


しかし南無阿弥陀仏の六字の名号(みょうごう)は


阿弥陀仏という仏の心の象徴であり、顕現(けんげん)ですから、


幾ら分析してもその尊さは分かりません。


イギリスの科学者ファラデーは、いつも学生に、

「母親の涙も化学的に分析すれば、


 少量の塩分と水分にすぎない。

 しかし、その涙の中には化学も分析しえない


 深い愛情がこもっていることを知らねばならない」

と教えたといいます。


阿弥陀仏の心のおさまった六字の名号を科学的に分析して、


その尊さを知ろうとするのは、実に愚かなことなのです。


では、南無阿弥陀仏にはどんな働きがあるのでしょうか?

南無阿弥陀仏の名号は、例えるならば、私たちの病を治すです。

その効能書きには、「破闇満願」(はあんまんがん)と書かれています。

破闇満願とは

"闇を破り、願いを満たす"

ということです。


これだけ物が豊かになり、生活が便利になっても、


「ああ、幸せだ」という実感がわかないのはなぜでしょう。


その原因は「己の暗い心にある」と、お釈迦さまは教えられています。

熱病の人は、どんな山海の珍味も味わえないように、


心の暗い人は、どんな幸福も味わえません。

苦しみの元である心の闇を破り、


無上の幸福を与える働き


が、南無阿弥陀仏にはあるのです。


では、


その南無阿弥陀仏によって救われるとは、


  どういうことでしょう?

今回の本題ですね。

先ほどの例えでいえば、名号(南無阿弥陀仏の六字)の薬をのんで、


私たちの心の病が全快したことをいいます。

南無阿弥陀仏の名号を、私が頂いて、


仏心(阿弥陀仏の御心)と凡心(私の心)が一体となった時、


心の闇が破られ、限りない幸福に生かされるのです。

これを「信心獲得」(しんじんぎゃくとく)といわれます。

身も心も南無阿弥陀仏と一体となった、


焼けもせず、流されも、盗まれもしない、


いつも満ちている無上の幸せを、親鸞聖人は、

「不可称・不可説・不可思議の


 功徳は親鸞の身にみてり」

と、うたい上げられています。


ですから、信心獲得とは、とても大切なことなんです。

信心獲得する(南無阿弥陀仏の名号を頂く)ことが、


私たちの「人生の目的」であると、親鸞聖人は教えられています。

何のために生まれてきたのか。

生きているのか。

なぜ苦しくても生きていかねばならないのか。

この50年か100年のはかない人生で、


私たちが果たすべき大目的が信心獲得(しんじんぎゃくとく)ということですから、

「聖人一流の御勧化(ごかんけ)の趣は、


 信心をもって本とせられ候」 (御文章)


“親鸞聖人が九十年の生涯、教えていかれたことは、


 「信心獲得しなさいよ」ということ、ただ一つであった”のです。


結論を急いで説明しましたから、


「う~ん、難しいなぁ……」と思われる方も多いでしょう。

でも、それは当然のこと。

「なぜ苦しくとも生きねばならぬのか?」

「なぜ命は大切なのか?」

これらに答えているものが世の中に他にあるでしょうか?

この問いにハッキリ答えた教えが仏教であり、


親鸞聖人の教えですから、深い内容になるのは、当然のことです。


詳しくお知りになりたい方は、お近くの勉強会 に足を運んで頂きたいと思います。

(*^-^)


■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■

新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の致死率は、世界で100万人以上が死亡した1957年のアジアかぜ並みの0.4%で、感染力も季節性のインフルエンザより高いとする分析結果を、世界保健機関(WHO)と英国、メキシコの研究チームがまとめた。

12日、米科学誌サイエンス電子版に緊急報告された。

メキシコ政府は12日現在、感染者数は2059人、死者数56人と公表している。しかし実態は不明。

読売新聞記事 より)


1000万人かかったら、4万人が死亡するという数字。


そう考えると、確かにコワイ。

とりあえず、2週間分の食べ物、マスクは用意しました。

何が起きるかわからない不安の世の中、


親鸞聖人は歎異抄に「火宅無常の世界」と言われていますが、


本当にそうだなぁ、と思わずにおれません。

火宅は、火の付いた家。


自分の家のひさしに火が燃え移ってきたらどんな心境になるでしょう?

「どうしよう!どうしよう!」

不安で不安でならないでしょう。


私たちの人生そのものを「火宅」と言われているのです。

本当の安心とは?

それを仏教に学びましょう。

(*^-^)

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