今日は富山に来ています。

雪が積もってます。

さて、親の大恩十種について紹介しています。

2番目は、「臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩」について。

ものすごい苦しみに耐えて、 生んで下さった御恩です。

陣痛は、大変らしいです(男には永遠にわからない…)。

額には、あぶら汗が流れ、全身がばらばらになるような痛みに耐えながら、お母さんは子どもを産む、と言われます。

戦場に臨む決死の覚悟が必要だから「陣」痛と言われるそうです。

水戸黄門で有名な、水戸光圀は、自分の誕生日には、最も粗末な食事をとっていました。

家臣がその理由を尋ねると、このように答えたとか。

「なるほど、誕生日は、この世に生まれた 祝うべき日であるかもしれない。

 しかし、この日こそ、自分が亡き母を最も苦しめた日だ。

 それを思うと、珍味ずくめで祝う気には、どうしてもなれない。

 母を思い、母の苦労を思えば、せめて一年でこの日だけでも、粗末な料理で母の恩を感謝してみたい」

こんな歌もありあます。

“諸人(もろびと)よ 思い知れかし 己(おの)が身の 誕生の日は 母苦難の日”

ものすごい苦痛に耐えて、自分を産んでくださった御恩、
「臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩」とお釈迦さまは教えておられます。


生まれる、ということ、考えてみれば、すごいことだなぁ、と思います。

“ありがとう”という言葉は、人間に生まれることがいかに難しいかを教えられたお釈迦さまの例え話に由来します。

お釈迦さまが、阿難というお弟子に、

「そなたは人間に生まれたことをどのように思っているか」

と尋ねられました。阿難は、

「はい、大変喜んでおります」

と答えると、お釈迦さまは、次のような話をしておられます。

「果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。
 その亀は、100年に1度、海面に顔を出すのだ。

 広~い海には1本の丸太棒が浮いている。
 その丸太棒の真ん中には、小さな穴がある。
 丸太棒は、風のまにまに、波のまにまに、西へ東へ南へ北へと海を漂っているのだ。

 阿難よ、
 100年に1度浮かびあがるその亀が、
 浮かび上がった拍子に、丸太棒の穴に、ひょいっと 頭を入れることが有ると思うか?」

聞かれた阿難は驚いて、

「そんなことは、とても考えられません」

と答えると、

「絶対にないと言い切れるか?」

お釈迦さまが念を押されると、

「何億年×何億年、何兆年×何兆年の間には、 ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、
 ないと言っても良いくらい難しいことです」

と阿難が答えると、

「ところが、私たちが人間に生まれることは、その亀が、
 丸太棒の穴に首を入れることが有るよりも難しいことなんだ。
 有難いことなんだよ」

と教えておられます。

“有難い”は、“有ることが難しい”ということだから、“めったにない”という意味。

人として生まれてきたことは大変に喜ぶべきことなんだ、

だから、人として生まれてきたことを本当に喜べる真の幸福になれよ、

という深いメッセージが込められている世界的に有名、かつ、 感動的な意味を持つ言葉、これが「ありがとう」なんですね。

たくさん使いたい言葉です☆

(*^-^)

■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■

最近、「赤い糸」が映画やドラマで女子中高生に大人気です☆


「赤い糸」は2006年にケータイ小説として掲載され「恋空」と並ぶ伝説のケータイ小説と言われてます。

2007年に書籍化し、シリーズで180万部も売れています。

特に、中高生の女子に高い人気を得ています。


もともと「赤い糸」の由来は、中国に発し、東アジアで広く信じられている

人と人を結ぶ伝説の存在です。


中国語では「紅線」と呼ばれています。


これによれば、いつか結ばれる男と女は、足首を見えない赤い糸(赤い縄)で結ばれているとされています。


日本では、「足首の赤い縄」から、「手の小指の赤い糸」へと変わっていきました。

この赤い糸に力がある、という考えは世界各地に見られるそうです。


考えてみると、世界に何十億といる男女の中で、お互い好きになり、

一組の夫婦になるというのは、大変不思議なことですよね……。


この世だけのことでは、とても説明がつきません。


仏教では、よほどの因縁がなければ、今生で夫婦になることはできないといわれます。


過去世、仇同士であったものが、この世でバッタリめぐり合い、

ここであったが百年目、もうあなたを離さないわよ!

と結婚してしまう…、と言われるくらい、深い因縁があるらしい。


恋人、夫婦、だけでなく、家族、友人、知人も 皆、過去から深い因縁のあった方々に違いありません。


とても懐かしい皆さんなのです。

そう思うと、今の御縁を一層、大切にせずにおれなくなりますね♪


    ∧ ∧
♪~(^~^ )
┏━━○━○━━┓
┃ぴょんたの  ┃
┃ ひまわり日記┃
┗━━━━━━━┛
[発行人]
Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)

[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれ、5歳で日本へ。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯。
小学生のときは、サッカーに没頭。
高校時代は、陸上部(種目は400mH)でした。
スポーツ系と思いきや意外と美術が得意。
大学は工学部環境工学を専攻してました。
ベイクドチーズケーキと肉ジャガが大好物。
職業は、仏教(浄土真宗)の講師。
法話や勉強会などで話をしています。

▼ よろしければ、お友だちにも紹介してくださいね (^^)/
  配信希望は「ひまわり希望」とメールでお知らせ下さい。
  → h-moriyasu0193@nifty.com

▼ バックナンバーは、ここから見れます☆
  →http://ameblo.jp/go-go-pyonta/

▼ 不定期のプチ勉強会を開いてます。
  日記の内容を、もうちょっと深く学んでみたい、という方は、
  気軽にお声をかけてくださいね☆
  → h-moriyasu0193@nifty.com

▼ 配信停止は「配信停止希望」とメールでお知らせください。
  → h-moriyasu0193@nifty.com

発行部数:93部(目指せ100部!!)