知恩院前で


岡山からレンタカーで出発し、今、京都に来ています。


いい天気です。

画像は知恩院前から。

涼しい風が吹いています。


さて、王舎城の悲劇も、終盤へと向かいます。

わが子のために牢屋に入れられたイダイケ夫人、この後、どうなってしまうのか??


・・・・・・・・・・


(前回のつづき)


「今日は大事を説いて聞かせよう」


と前置きして、『法華経』を説かれている時だった。


大衆はかたずをのんで聞き入っていた。

その真っ最中にイダイケの悲痛な叫びが釈尊の心の中に届いたのだ。


イダイケの心のすべてを見抜かれた釈尊は、直ちに説法を中断し、


王舎城へと降臨されたのである。


よほどのことといわねばならぬ。


岸上にたわむれる子供よりも、濁流におぼれる者の救済が急務。

仏の慈悲のあらわれであろう。


同時に、イダイケ夫人に説かれた弥陀の誓願こそ、


釈尊出世の本懐中の本懐であることを、姿にかけて示されたといえるであろう。


(出世の本懐:この世に生まれ出た目的)


『法華経』を中断してまで、来てくださったのか、と、イダイケは感激の涙を流して


当然なのに、出るのはやはりグチしかなかった。


「私ほど不運な者はありません。


 あんなに苦労して育てたのに、こな虐待を受けるなんて。


 一体私が何をしたというのでしょう。


 悪いのは、みんなあのアジャセじゃないの。


 あんな親不孝者をなぜ、私が持たねばならなかったの」


えんえんとつづくイダイケ夫人の恨みつらみの泣きごとを、


釈尊はジッと聞かれるのみだった。


「本当は、アジャセは素直ないい子だったんです。


 それをあの提婆の悪党が、そそのかしたのよ。一番悪いのはあの提婆。


 あいつさえいなければ、こんなことにはならなかったのに」


さらに、とんでもないところへウラミをとばす。


「それにしてもお釈迦さま。どうしてあんな提婆のいとこなの。


 貴方があまりにも偉大だから、ねたんだ提婆がしくんだこと。


 そのために私たちまでが……」


女性にありがちな超論理というべきか、愚痴を言うだけ言ってイダイケは、


よよと泣き崩れるのである。


「私がこんな目にあったのは、あの子がいたから。あの子がひどい仕打ちを


したのは、提婆のせいよ。


 提婆がとんでもないことを考えたのも、貴方がおられたからです。


 私がこんなに苦しまなければならないのは、本をただせば貴方のせいよ」


イダイケ夫人の本音をいえば、こうなろう。


「どうか助けてください」と言いながら、ウラミのつぶてを投げつけているのだが、


 本人はまったくそのことには気がつかない。

愚かで悲しいグチ話を聞きながら、慈愛あふれる半眼のまなこで釈尊は、


なおも静かに見つめられているだけだった。


・・・・・・・・・・


さて、お釈迦さまは、イダイケをどのように導かれるのか?!


次回が気になるところです。



○~思い出日記~○


風邪もだいぶ良くなってきました。


皆さんからのあたたかい励ましに感謝です。


夏は、暑くて大変なイメージがありますが、私は夏が好きです。


少年のころは、真っ黒になってサッカーをやってました。


高校時代は、やはり炎天下で陸上部で走ってました。


熱帯夜と言われる夜も、私は無理なく寝れてしまうタイプです。


(もちろん、朝起きたときは、汗ダクダクですけど…)


暑いけど、汗も出るけど、


だけど、何か「生きてるっ!!」って感じがしませんか?


と思うのは、私だけかな…??


暑い日は、やる気が出ます!!


さぁ、夏よ、来い!!!!


(*^-^)


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