私は消費税 派!
このブログネタはどういった切り口で臨むべきか悩みますね。
例えば
今、確定申告の時期ですが、所得税というのはその所得を得るためにかかった経費を控除できるシステムです。
消費税は逆進性といって所得の低い人ほど多くの割合を負担しなければならないシステムです。
自民党は消費税率アップとバランスを取るために所得税の累進税率アップを決めましたが
45%の最高税率になるような人たちは必要経費を申告して控除したり
法人化して法人税の税率一律30%が適用されるようにしたりできます。
所得税の場合は本来払うべき税金を減らす方法は山ほどあるのに
消費税は生活必需品にも税金が掛かる。
当然、可処分所得が減ります。
それ以外だと
会社などの場合、お客さんから預かった仮受消費税と仕入先に払った仮払消費税を相殺して税務署に申告します。
・・・・・で、今起業したとします。
起業したばかりでは輸出などのノウハウは皆無でしょうから自ずと国内で販売することになります。
そうなると全てのベンチャー企業は薄利多売の傾向にならざるを得ません。
しかも、信用が無いので仕入れは先払いになります。
つまり、
販売力が無いので大量仕入れによる仕入れ単価の圧縮ができない=高い価格で仕入れをしなければならない。
信用が無いので長期サイトでの仕入れができない=資金循環が悪化する。
それらのリスクを販売価格に転嫁できない=安売り。
必然的に薄利多売ということです。
国内市場のパイが縮小している。
雇用が少なくワーキングプアが増えている。
などと評論家はほざいてますが
可処分所得減
薄利多売
の産業構造になるしかないのなら当たり前のことです。
その現況が消費税である可能性があるというだけでも一考を要する事態だと思うのです。
「それじゃあどうする?」
消費税も所得税も変えずに税収を増やすにはどうするか?
資産に税金を掛けるのです。
今、日本国中に地権者が定かでない土地や建物がゴロゴロしています。
これを一定期間、固定資産税の滞納があった場合には国や県、市などが収容して構わないという法律を作ります。
さらに、全国民に納税者番号を付与して何にも使っていない金銭(タンス預金とか)に税金を掛けます。
そうするとどうなるか?
手に入れたお金を何でも良いので使わないと税金を取られてしまいますので投資が増えたり支出が増えたりするでしょう。
流通が10億円の時に消費税率が10%なら税収は1億円です。
もし流通が100億円になったら消費税率1%でも税収1億円。
しかも流通が10倍になるのですから雇用も爆発的に増えるはずです。
以前、『好きな戦国武将は?』というブログネタで「六角定頼」と答えました。
六角定頼は滋賀県の南半分という肥沃な土地を領有していましたが、年貢(農産物)に頼らず
岐阜、京都、三重などからの街道を整備して関所の通行料で財政を賄うようにしていました。
織田信長の父親の信秀は港の停泊料を財政の主においていました。
逆に、ルネッサンス期に隆盛を誇ったフィレンツェはトスカーナ州全域を領有した途端に衰退の道を歩み始めました。
流通を増やす。
金の流れを活発にする。
人の流れを活発にする。
それを目指す税制にしていけば六角定頼や織田信秀になり
していかないとフィレンツェのようになってしまいますよ。